和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

しぶとい生命力。

2013-04-10 | 本棚並べ
古本を名前でネット検索すると、
文庫の解説でしかなくとも、対談集の対談相手数人中の一人でしかなくとも、名前で検索すると、その本が表示されるので、何ともありがたいなあ。

ということで、
織田正吉氏の興味から3冊注文。
それが3冊とも、とどきました。

田辺聖子著「大阪弁ちゃらんぽらん」(中公文庫)
その解説を織田正吉氏が書いております。

この古本屋は
いちょう企画 障害者福祉施設 いちょう工房 そら
(八王子市元本郷町)

 文庫定価190円+送料280円=470円

その織田氏の解説文より、すこし引用。

「明治30年代、当時の政府は日本語統一のため『国語』すなわち標準語の普及を国定教科書の制定というかたちで具体化し、方言矯正、方言撲滅に乗りだす。いまでこそ『標準語』といわず『共通語』と称して姿勢はしおらしいが、方言を使うのはよくないこと、軽蔑すべきことであるという当時の思想はいまだに尾を引いて、かならずしも払拭されていない。いやしむべき一方言に落魄していた大阪弁が、しぶとい生命力をもって全国を席捲し、しばしば標準語をおびやかすのは、『夫婦善哉』『王将』に限らず、主として大衆芸能や娯楽の面からであった。その功労者として、われわれは漫才の横山エンタツ・花菱アチャコの名を記憶している。」(p206)

宮本輝対談集「道行く人たちと」(文藝春秋)
こちらは、古本センター飯塚店(福岡県飯塚市)
 古本400円+送料240円=640円

対談の相手はというと、
田辺聖子・織田正吉・村田幸子・西阪廣・水上勉・中上健次・山直子・吉田善哉・桂三枝・森南海子。

織田正吉著「絢爛たる暗号 百人一首の謎をとく」(集英社)
こちらは、永楽屋(えいらくや)(尾張旭市吉岡町)
 古本700円+送料290円=990円

以上古本3冊購入しました。
コメント
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