和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

そいつはいい。

2016-02-08 | 本棚並べ
本棚整理をしていたら、
河上徹太郎著「史伝と文芸批評」(作品社)がある。
そこに「座右の書」という2頁の文。
一読、印象深い箇所があるので、
あらためて引用することに。

「いつか女房連れで福原麟太郎氏に会つた時、
氏は御愛想に『河上さんはうちでよく本を御読みでせうね』
といはれたら、女房が『ええ、ところが何かと思つて見ると、
自分で書いたものを一生懸命で読んでるんですよ』と答へた。
福原さんは、『そいつはいい』とわが意を得たやうに
笑つて下さつた。」(p123)


う~ん。
この、私のブログも数年たつのに、
ちっとも、私自身読み直さない。
うん。そいつはよくない。
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前後二列は止めたい。

2016-02-08 | 本棚並べ
本を読まないので、
せめてと、本棚の整理をはじめる。
はい、高齢(じゃなかった)恒例。
それで、読んだ気分になる。

本棚では、
棚の本の前のスペースに本を置いてしまう。
ついつい、やります。
今回は、その前後二列を解消する作業。
これをやっていると、
何だか本を読んだ気分になれる。
少ない本でも再会するよろこび。

遅読と本棚整理の結びつき。
そういえば、本を読んでいて、
引用されている本が出てくると、
ついつい、読むのをやめて、
ネット古本を検索する。
もうこれは、常習化してます。

勉強が嫌で、本に手を出す、学生時代。
本を読み通せず、本棚整理をする現在。
脱線を、本をたよりに修正する心がけ。
はい、それだけ。


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