和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

余談ながら本談。

2016-02-16 | 本棚並べ
近所の本屋さんへ
注文してあった週刊MOOK
「没後20年司馬遼太郎の言葉」が
昨日届く。
磯田道史氏へのインタビューが
10頁もある。うん。読めてよかった。


たとえば、

「司馬さんはよく『余談ながら』と書きますが、
あれは余談ではない。『確信ながら』という本談です。
本心はいちばん言いたいわけです。」


「歴史学で最初にやるのは史実を列挙すること。
次にどうしてこうなったのか因果関係を追い求める。
難しいけれどもやらなくてはいけないのは、
史実からきちっとした世界観や人生観を
打ち立てることです。それを打ち立てたら、
その本を読むことでひとにも打ち立てさせること。
これはいちばん困難だけど一生をかけてやるに足る、
素晴しい仕事だと読みながら感じました。」(p97)


うん。この磯田道史氏の文は、
内容がてんこ盛り
あなたは、きっと読み直し、
繰り返し味読するでしょう(笑)。
コメント
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