和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

放棄してくれるとは限らない。

2016-02-12 | 短文紹介
読売新聞2月11日「編集手帳」。
そこに、こんな箇所。

「日本が戦争を放棄しても、
戦争が日本を放棄してくれるとは
限らないからである。」

その前には

「『戦争放棄』をうたった憲法9条は
限りなく尊いが、それだけで
悲惨な戦禍が避けられる保証はない。」

ちなみに、
この一面コラムの最後は


「国の姿かたちに思いを致す日である。
〈あせ水をながしてならふ剣術の
やくにもたたぬ御代(みよ)ぞめでたき〉
(江戸狂歌)。
平和のおかげで現在の繁栄を築き、
『めでたき』心が骨の髄まで徹した国
だからこそ、胸を張って汗水を流すことができる。」


産経新聞の2月11日。
「阿比留瑠比の極言御免」。
その最後を引用。

「・・社民党も又市征治幹事長名で7日に
『ロケットの発射』と題する談話を発表し、
こう主張した。
『いたずらに「北朝鮮の脅威」をあおり、
ミサイル防衛システムの整備・強化や
『南西諸島防衛』名目の自衛隊の沖縄展開に
利用することは、北東アジアの緊張関係を
かえって増幅しかねない』
だが、北朝鮮の脅威は別に『あおる』までもなく
今そこに厳然としてある。社民党が、
砂に頭を突っ込んで身に迫る危機を見ないように
して安心する『ダチョウの平和』に安住するのは
勝手だが、国民を道連れにしようとしないでほしい。
民主党の保守系議員は、ここで執行部の社民党化路線に
歯止めをかけられないようでは、存在価値が疑われても
仕方あるまい。」


当日の産経抄は
自民党の宮崎謙介衆院議員(35)を取り上げています
(この名前忘れないように覚えておくことに)。
え~と。この宮崎謙介は
「昨年、男性の国会議員として初めての
『育児休暇』取得を宣言すると、たちまち
『時の人』となった。普段は自民党に手厳しい、
朝日新聞や毎日新聞も応援団に加わった」
という例の人。
一面コラムの最後も引用

「『小人閑居して不善をなす』ともいう。
器量の小さい人が世事を離れて暇をもてあますと、
ついよくないことをしてしまう。
宮崎議員は育児休暇の間、一体何をするつもり
だったのだろう。」

ちなみに、2月10日の産経新聞「正論」は
古田博司氏でした。
そのはじまりだけ引用。

「ここ最近の韓国と北朝鮮のドタバタ劇を見ていて、
日本の国民はうんざりしているのではないだろうか。
その庶民の常識は正しい。庶民から遊離した一部の
マスコミですら、『北朝鮮のネライは』とは、
あまり言わなくなった。以上は朝鮮半島問題が、
もはや分析段階ではなく、周りの諸国がどうすべきかという、
政略段階に入ったことを意味している。」

うん。この文は切り抜いておきたい。
切り抜きといえば、
その前の段階の古新聞が溜まって、
即、廃品回収へだしたい見苦しさ。

産経歌壇(2月10日)の
伊藤一彦選の2首目に

 古本市遠くなりたり書斎から
 まづは読むべし処分するべし
    東京・練馬 吉竹純

うん。私の場合、まづは古新聞の整理。
コメント
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