何だか思うんですが、新刊で買った本は読まずに、
安く買った古本は、これが読んでいるんですよね。
これは何なのだろう。と思うわけなんです。
新刊単行本値段で、古本は10冊ほど買えるのでついまとめ買い。
そうすると、古本を1冊読んで、あとの古本を読まないとしても、
何だか価格的な罪悪感とでもいいましょうか? そいつがない。
古本を10冊ならべて、豪華にパラパラとめくって、
そのうちの数冊を読めれば、これはこれで当たり。
新刊ならば、読みたいと思って買ったはずなのに、
何だか読めなかったりすることが多かった私です。
それはそれとして、最近、古本で買って読んだ本に
田中泰延著『読みたいことを、書けばいい。』ダイヤモンド社・2019年
その後半をパラパラとめくっていると、こんな箇所。
「 そもそも、ネット時代は、
書きたい人が多くて、読みたい人が少ないので・・ 」(p236)
はい。この本の題名もそうなんですが、この文句も分かりやすい。
ということで、引用をつづけてみます。
「 あなたは世界のどこかに、
小さな穴を掘るように、
小さな旗を立てるように、書けばいい。
すると、だれかがいつか、そこを通る。
書くことは世界を狭くすることだ。
しかし、その小さななにかが、
あくまで結果として、あなたの世界を広くしてくれる。 」(p234~235)
「 そんなとき、わたしは、
『 文字がここへ連れて来た 』と思う。 」(p242)
うん。また引用ばかりになっちゃった。
最後の引用はこの箇所。
「 自分が読みたくて、自分のために調べる。
それを書き記すことが人生をおもしろくしてくれるし、
自分の思い込みから解放してくれる。
・・・・・・
学ぶということ以上の幸せなんてないと、わたしは思う。 」(p247)