山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

富士山撮影地の下見に出かける 増穂町界隈  平成28年12月4日

2016年12月07日 | 番外編
 昨日は竜ヶ岳に登って白山岳で割れる三ツ星ダイヤモンド富士の撮影に成功したが、さらに距離を離して増穂町界隈まで行くと富士山に対して太陽の大きさが大きくなり、理論的には割れるダイヤモンド富士は撮影し易くなるはずだ。実際に増穂町から白山岳で3つに割れるダイヤモンド富士の撮影に成功した人がおり、写真を拝見したことがある。過去に1度か2度その界隈を訪れたことがあるが、7~8年昔のことでほとんど覚えていないうえに、写真が残っていないということは富士山が出ていなかったのであろう。割れるダイヤモンド富士を撮影するには撮影場所の正確なGPS座標があったほうが圧倒的に有利である。撮影地の下見とGPSログ記録のために現地を訪れてみた。

 まず向かったのは増穂町の高下集落である。ここは正月にダイヤモンド富士になることが有名で、「日出ずる里農村公園」という東屋の立つ小さな公園があり、年末年始はこのダイヤモンド富士を見ようという人でごったがえすため、とても近付けない場所である。しかし年末のまだ早い時期で、かつ白山岳の角から昇るダイヤを狙うのであれば、おそらく場所を確保できるであろうと目論んでいる。


    増穂町高下から見る景色。


    高下から見る富士山。年末年始はダイヤモンド富士のお客様で大渋滞が起こる。


    日出ずる里農村公園の高村光太郎記念碑。


    柿の木と富士山。この場所だと12月17日の7時21分ごろに白山岳から朝日が昇るはずだが・・・。ちょっとネタばらし。


    200㎜望遠レンズで捉えた高下の富士山。


    白山岳は突起が2つ出ているのが見え、太陽軌道が合えば3つか4つに割ることが可能だろう。


    剣ヶ峰も中央寄りの突起が明瞭で2つに割るのはさほど難しくないと思われるが、剣ヶ峰左側の凹凸は竜ヶ岳ほど明瞭では無く、多重分割は難しいように思う。

 1時間ほど下見してログを記録し、また地元の方からダイヤモンド富士の様子やその先の林道情報などを聞き、さらに上に行く林道を進んでみた。


    高下から十谷に向かう林道を右折して進み、さらに集落に出たところで左折すると公園があった。ここを訪れるのは2度目。


    展望地があったはずなので行ってみると、立派な東屋が立っていた。その下にはログハウスが立っていたが、あまり使われている様子は無かった。


    展望東屋はベンチが設置されている。


    東屋から見る富士山。なかなかの眺望だが、残念ながらここからはダイヤモンド富士にはならない。

 さらにその先の林道を進む。高下の上に抜群に眺望が良い場所があると複数の方から情報をいただき、この林道も一度見に来たことがあるが、写真が残っていないところを見るとやはり富士山が見えなかったのであろう。途中から左に下りる細い林道を下りたところ、とんでもない悪路で生きた心地がしなかったのを良く覚えている。


    ここが高下の上にあるという富士山展望地。標高は1,100m近い。


    レンズ雲が出た。


    林道展望地の右端から見る富士山。


    林道ゲートに突き当たる。死ぬかと思った悪路はこの左手の林道では無かったと思うが・・・怖いのでここから引き返す。


    ゲートの先に伐採地があり登ってみると・・・


    保護ネットに囲まれていて中には入れなかった。


    ネットから離れれば富士山は撮影出来るが・・・そこまでしなくとも良いのでは?いずれまたもっと上のほうまで登ってみよう。

 林道沿いは何ヶ所か富士山の眺望が得られるものの、最初の場所の展望地以外は林の中の隙間から垣間見る富士山であまり良い眺望とは言えなかった。

 林道を戻って、今度は平林集落に至る林道を走ってみた。悪路かと思いきや、以外にもこの林道は全面舗装だった。途中には富士山の大展望台あり、さらには赤石温泉ありと、なかなか楽しめる林道だった。しかし、この林道沿いもダイヤモンド富士にはならない。


    平林に至る林道沿いにこんな展望台があったとは知らなかった。


    かなりのカメラマンが来ても十分な広さがある。


    展望台から見る富士山。なかなかの眺望。


    赤石温泉


    その近くの富士見台展望地


    平林の集落と富士山

 さて、展望地のデータ収集は完了。そして良さそうな日をカシミール3Dで計算してみると・・・年内中はどの場所も良い日はほとんど平日ばかり。さあ、どうしましょうか??
コメント
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