山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

薄雲に昇るダイヤモンド富士 懲りずにまたまた高下へ  平成28年12月19日

2016年12月19日 | 番外編
 この日の高下も白山岳で割れるダイヤの撮影にはポジションが悪いことは承知だったが、翌日からの天候があまり思わしくないこともあって再訪することに決めた。家を出るときは空がまだ真っ暗なのでどんな空模様なのかわからないが、増穂町に入ったあたりで空が明るくなってようやく雲の様子がわかるようになってくる。この日は広範囲の薄雲が出ている。飛行機雲もかなり目立っており、これはいまいちだ。たぶん割れないだろうと思いつつも、現地にダイヤの40分前に到着してスタンバイする。一旦は三脚を柵際の位置に立てたが、GPSで座標を確認するとどう見ても少し左寄りだ。しかしそこから右に寄ると植林に阻まれて富士山が見えない。道を渡って向こう側の畑(らしきもの)に行くと座標点上でなんとか視野が確保できる。そこに三脚2本立てて太陽が現れるのを待つが・・・この雲では・・・。


    本日も撮影場所は眺望がいまいちの場所。富士山の下のほうは植林帯に隠れ、上には桜の木の枝が出てしまう。しかしズームレンズならばこの程度のスペースがあればなんとかなる。


    しかし今日は富士山の裏に薄雲が出てしまっている。おそらくチカッとは光らないだろうと思いつつも、ひょっとしたらと期待しつつ時を待つ。


    左側が光って来た。


    時間的にはもう太陽が現れているはずだが・・・わずかに右から漏れるだけ。


    もう完全に出ているはず。


    やはりこの雲では割れるダイヤには無理がある。


    しかし、こんな雲を通して出るダイヤモンド富士も悪くない。


    満足・・・とは言えないが


    こんなダイヤモンド富士も有りだと思う。

 現地に到着した時にもはや無理だと思って真ん中から太陽が現れる位置に移動することも考えたが、うまくすればこの霞んだ雲のおかげで円い太陽が富士山頂に現れるのではないかとあえて移動せずに撮影に臨んだ。肉眼では円い太陽が見えたのだが、カメラで撮影すると太陽は吹き飛んでしまった。しかし、これはこれで写真で見ている以上に美しいダイヤモンド富士が見られたと思っている。まだまだ通います。
コメント
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