鳳凰山に咲く花と言ったら何といってもタカネビランジとホウオウシャジンだろう。例年ならばタカネビランジは8月中旬ごろ、ホウオウシャジンは9月初旬が見ごろになる。時期的にホウオウシャジンが見ごろを迎えている頃だが、今年は花が遅かったのが幸いしたのか、咲き残っていたタカネビランジも見ることが出来た。

今が盛りのホウオウシャジン。

北岳とホウオウシャジン。

花崗岩のこんな岩の隙間に好んで咲く。

イワシャジンの変種であるが、葉が細いのが特徴。

痛んでしまっているが、咲き残っていたタカネビランジ。

茎と苞には毛が生えている。ビランジの変種である。

ヒメコゴメグサと北岳。朝日が昇ったばかりで暗かったのでフラッシュ発光させて撮影。
苔の生した樹林帯の中ではコフタバランを良く見かけるが、そのほかのフタバラン属の花があるのではないかと覗き込みながら歩いたのだが、とうとう発見できなかった。コイチヨウランがありそうな感じだがそれも見当たらず、イチヨウランの葉も発見できず。黒戸尾根と似たような環境に見えるのだが植生は違うように見受けられた。

良く見かけるコフタバラン。

花はもう終わっている。

同じような場所にコバノイチヤクソウ。

2回3出複葉の葉、おそらくコセリバオウレンと思われる。
もっと標高の低いところでは鹿の食害が著しく、危機的な状況に陥りつつある花も見受けられた。

フシグロセンノウ。もう花は終わりかけている。だいぶ数が減ったように見える。

小さな白い花、コフウロは登山道脇にたくさん咲いている。

よほど食べ物が無いのか、バイケイソウがずいぶん食べられていた。こんなもの食って腹を壊さないのか?

フユハナノワラビ。前日もっと大株を発見したが帰りには消滅していた。この株もちぎれていて食べられているようだ。

危険な状況にあるのがこの猫招きの花。株が小さいうえに花付きも悪い。

それもそのはず。大株の上部は徹底的に鹿に食われており、数も減ってしまっている。保護するにも簡単に保護柵で囲えるような場所では無い。
ここから先は自分自身の勉強のための記事である。おそらくは間違っていることが多々あると思うのでご指摘いただければと思う。

標高1,800m付近で見かけたアザミの仲間。密に細い葉を付けている。

茎と総苞に毛が生えておらず、総苞片(花の基部の鱗状の葉)は開出している。これはホソエノアザミ。

標高2,000m付近で見かけたアザミの仲間。葉茎に翼のある浅い鋸歯の葉。

茎に毛が生えている。総苞のクモ毛は少なく、総苞片は開出しない。

別の場所で見たものだが、これも同じものだろう。ヤハズヒゴタイ。

観音岳直下、標高2,700m付近で見たもの。背が低く総苞片は黒い。

葉が細くて切れ込みが深いがおそらく同じもの。ヤハズヒゴタイの高山型、タカネヒゴタイ。

風化花崗岩の中に咲いていた株は少し葉の形が違っている。頭花は花茎の先に1個だけ付いている。おそらくはタカネヒゴタイの変種シラネヒゴタイになるのだろう。
ほとんどまだ手探り状態にあるアザミとヒゴタイの仲間であるが、鳳凰山の中腹より上で見かけたものはほとんどがヤハズヒゴタイとタカネヒゴタイになり、時にシラネヒゴタイが混ざっているのだと思う。御坂山塊でもこの仲間が咲いている頃だろうから見に行かなければならない。今年はコウシュウヒゴタイとタカオヒゴタイの区別をしっかりと付けるのが課題である。

今が盛りのホウオウシャジン。

北岳とホウオウシャジン。

花崗岩のこんな岩の隙間に好んで咲く。

イワシャジンの変種であるが、葉が細いのが特徴。

痛んでしまっているが、咲き残っていたタカネビランジ。

茎と苞には毛が生えている。ビランジの変種である。

ヒメコゴメグサと北岳。朝日が昇ったばかりで暗かったのでフラッシュ発光させて撮影。
苔の生した樹林帯の中ではコフタバランを良く見かけるが、そのほかのフタバラン属の花があるのではないかと覗き込みながら歩いたのだが、とうとう発見できなかった。コイチヨウランがありそうな感じだがそれも見当たらず、イチヨウランの葉も発見できず。黒戸尾根と似たような環境に見えるのだが植生は違うように見受けられた。

良く見かけるコフタバラン。

花はもう終わっている。

同じような場所にコバノイチヤクソウ。

2回3出複葉の葉、おそらくコセリバオウレンと思われる。
もっと標高の低いところでは鹿の食害が著しく、危機的な状況に陥りつつある花も見受けられた。

フシグロセンノウ。もう花は終わりかけている。だいぶ数が減ったように見える。

小さな白い花、コフウロは登山道脇にたくさん咲いている。

よほど食べ物が無いのか、バイケイソウがずいぶん食べられていた。こんなもの食って腹を壊さないのか?

フユハナノワラビ。前日もっと大株を発見したが帰りには消滅していた。この株もちぎれていて食べられているようだ。

危険な状況にあるのがこの猫招きの花。株が小さいうえに花付きも悪い。

それもそのはず。大株の上部は徹底的に鹿に食われており、数も減ってしまっている。保護するにも簡単に保護柵で囲えるような場所では無い。
ここから先は自分自身の勉強のための記事である。おそらくは間違っていることが多々あると思うのでご指摘いただければと思う。

標高1,800m付近で見かけたアザミの仲間。密に細い葉を付けている。

茎と総苞に毛が生えておらず、総苞片(花の基部の鱗状の葉)は開出している。これはホソエノアザミ。

標高2,000m付近で見かけたアザミの仲間。葉茎に翼のある浅い鋸歯の葉。

茎に毛が生えている。総苞のクモ毛は少なく、総苞片は開出しない。

別の場所で見たものだが、これも同じものだろう。ヤハズヒゴタイ。

観音岳直下、標高2,700m付近で見たもの。背が低く総苞片は黒い。

葉が細くて切れ込みが深いがおそらく同じもの。ヤハズヒゴタイの高山型、タカネヒゴタイ。

風化花崗岩の中に咲いていた株は少し葉の形が違っている。頭花は花茎の先に1個だけ付いている。おそらくはタカネヒゴタイの変種シラネヒゴタイになるのだろう。
ほとんどまだ手探り状態にあるアザミとヒゴタイの仲間であるが、鳳凰山の中腹より上で見かけたものはほとんどがヤハズヒゴタイとタカネヒゴタイになり、時にシラネヒゴタイが混ざっているのだと思う。御坂山塊でもこの仲間が咲いている頃だろうから見に行かなければならない。今年はコウシュウヒゴタイとタカオヒゴタイの区別をしっかりと付けるのが課題である。