保護柵で囲われて4年目となるこの山、そろそろ植生が復活している頃だろう。昨年の秋にも訪れたのだが悪天候と雷に阻まれて撤退となってしまった。今年も行けるかどうか微妙な状況だったので、花見隊メンバーにミッションを託して花探しに行っていただいた。すると今度は・・・大株が咲いているから見に行って来いという逆ミッションが出た。9月3連休は北岳の予定だったのでゆっくり休んでから出掛けたかったのだが残念ながら台風の接近で北岳入山は叶わなそうだ。ならば、台風接近の前にこちらの山を見に行こうということで、午後から出かけてみることとなる。
峠の駐車場に到着したのは午後3時過ぎ、出発は3時半になってしまう。ヘッドライト装着で下山はほぼ確定だろう。保護柵のゲートを開けて中に入ると、昨年以上に植生が復活してさらに草ボウボウになった感じがする。アザミをはじめとする秋の花がいっぱいである。
ゲートを開けて中に入ると、昨年以上に植生が復活し、良い意味で草ボウボウといった感じ。
元気なハナイカリ
登山道にあふれ出ているトモエシオガマ
このアザミは少し遅かった。
ノハラザミ
ノコギリソウも食害無く元気に育っている。
咲き残っていたハクサンフウロ
ハクサンフウロ
コウリンカ。こちらももうほとんど終わっている。
途中のピークで小休止してさらに先の草地まで行ってみる。そこは驚くほどのタムラソウが咲く赤いお花畑になっていた。
タムラソウがいっぱい。
よくぞここまで復活したものだ。素晴らしい!
オヤマボクチ
マツムシソウ
ツリガネニンジン。太い!デカい!
ミッションだった花は少し離れた位置に咲いている。
近くにあったものを探して撮影。こんなに大きくなる花だったのか!
マクロレンズを持って行ったのにコネクターを忘れてカメラと接続できず。カメラに押さえつけて撮影したのでこれが精一杯。
もうひとつ楽しみにしていたのがこれ。
セイタカトウヒレン。茎にヒレがあるのが特徴。
マツムシソウのお花畑をバックにセイタカトウヒレン。
セイタカトウヒレンの総苞片は開出せず、毛の生えた魚のうろこのように見える。
存分に楽しませていただきました。これからも元気にたくさん咲いてください。
時間は5時半になってしまった。夕暮れが迫り空模様も悪くて薄暗くなってきた。ヘッドライトを準備してそろそろ撤退だ。
よくぞここまで復活してくれたものだ。この界隈にはかつてヒメヒゴタイがたくさん咲いていたという記録と写真がネット上に投稿されている。鹿の食害で消滅したのではないかと心配していたのだがまだしっかりと残っていてくれた。ほっと一安心である。この山の広大な草地は全体が柵で囲われているわけでは無くて、核心部が部分的に囲われていると言って良いだろう。しかしそれでも柵で囲われた面積はかなり広く、よくぞここまで予算をかけて囲ったものだと感心させられる。そして囲われた場所と囲われていない場所の植生の違いは明らかで、保護柵の効果がいかに絶大であるか、そしてシカの食害がいかに深刻であるかはこの山を訪れると目の当たりにすることが出来る。自主的に囲った場所もきっと元気に花が咲いてくれると信じて、これからも活動するしか無いと改めて思わされた。
峠の駐車場に到着したのは午後3時過ぎ、出発は3時半になってしまう。ヘッドライト装着で下山はほぼ確定だろう。保護柵のゲートを開けて中に入ると、昨年以上に植生が復活してさらに草ボウボウになった感じがする。アザミをはじめとする秋の花がいっぱいである。
ゲートを開けて中に入ると、昨年以上に植生が復活し、良い意味で草ボウボウといった感じ。
元気なハナイカリ
登山道にあふれ出ているトモエシオガマ
このアザミは少し遅かった。
ノハラザミ
ノコギリソウも食害無く元気に育っている。
咲き残っていたハクサンフウロ
ハクサンフウロ
コウリンカ。こちらももうほとんど終わっている。
途中のピークで小休止してさらに先の草地まで行ってみる。そこは驚くほどのタムラソウが咲く赤いお花畑になっていた。
タムラソウがいっぱい。
よくぞここまで復活したものだ。素晴らしい!
オヤマボクチ
マツムシソウ
ツリガネニンジン。太い!デカい!
ミッションだった花は少し離れた位置に咲いている。
近くにあったものを探して撮影。こんなに大きくなる花だったのか!
マクロレンズを持って行ったのにコネクターを忘れてカメラと接続できず。カメラに押さえつけて撮影したのでこれが精一杯。
もうひとつ楽しみにしていたのがこれ。
セイタカトウヒレン。茎にヒレがあるのが特徴。
マツムシソウのお花畑をバックにセイタカトウヒレン。
セイタカトウヒレンの総苞片は開出せず、毛の生えた魚のうろこのように見える。
存分に楽しませていただきました。これからも元気にたくさん咲いてください。
時間は5時半になってしまった。夕暮れが迫り空模様も悪くて薄暗くなってきた。ヘッドライトを準備してそろそろ撤退だ。
よくぞここまで復活してくれたものだ。この界隈にはかつてヒメヒゴタイがたくさん咲いていたという記録と写真がネット上に投稿されている。鹿の食害で消滅したのではないかと心配していたのだがまだしっかりと残っていてくれた。ほっと一安心である。この山の広大な草地は全体が柵で囲われているわけでは無くて、核心部が部分的に囲われていると言って良いだろう。しかしそれでも柵で囲われた面積はかなり広く、よくぞここまで予算をかけて囲ったものだと感心させられる。そして囲われた場所と囲われていない場所の植生の違いは明らかで、保護柵の効果がいかに絶大であるか、そしてシカの食害がいかに深刻であるかはこの山を訪れると目の当たりにすることが出来る。自主的に囲った場所もきっと元気に花が咲いてくれると信じて、これからも活動するしか無いと改めて思わされた。