アヤメにはまだ少し早いが自然保護の仲間たちと櫛形山を訪れてみた。復活してきた花が咲いているのをうまくすれば見られるかも知れない。遊歩道から離れた場所で咲いている花を想定して、100㎜マクロレンズの他に200㎜ズームレンズも持って行く。

池の茶屋の保護柵内でさっそく現れたヒメムヨウラン。満開。

シラネワラビに混じって生えているこのシダは?後日別記事で掲載する。

バイケイソウが茂る登山道。その先には設置されて2年目の保護柵。

保護柵内はシロバナノヘビイチゴがだいぶ増えているが、まだ目立った変化は現れていない。

櫛形山山頂で小休憩。

その先にもヒメムヨウランの群生。

これはユモトマムシグサだと思っていたが・・・後述。

樹齢300年の天然カラマツ。しかし櫛形山を知る人の話だと50年前から樹齢300年と書かれているとか・・・。

裸山到着。毎度撮影している定点からの撮影だが、アヤメはまだ咲いていない。

茂っているシダはヒメシダと思われる。

裸山山頂付近のアヤメは少しだけ咲き出していた。
予想はしていたが、裸山のアヤメはまだ早く、一部が少し咲き出しているだけだった。テガタチドリもまだほとんど見当たらない。裸山山頂で小休止してアヤメ平に向かう。

シラネワラビが群生する斜面。ありふれたシダだがこれはこれで美しい。

タカネフタバラン群生

小さな花芽が出ている。

保護柵の外と中でさらに明らかな違いが出てきた。

保護柵の中のヤマドリゼンマイ。生き生きしている。

かつてはキンポウゲがたくさん咲いて黄色い絨毯になっていた場所だが、クガイソウやハンゴンソウに変わっている。熾烈な自然界の覇権争い。

そんな草地の中に復活してきた花がある。

遊歩道から見える位置にも復活してきた花。マクロ100㎜で撮影。観察には要双眼鏡、撮影には100㎜以上のレンズが必用である。
登山規制が解除されてまだあまり日が経っていない山梨の山は、登山者はさほど多くは無かった。その登山者の多くがこの花の復活を聞きつけてやって来た人たちだった。アヤメ平の休憩所では久しぶりに会う花の恩師の先生や、著名な花の写真愛好家の方たちともお会いした。昼食後、尾根道を使ってほこら小屋方面に進み、あまり使われていない管理歩道を歩いて池の茶屋に戻った。

管理歩道を歩くが、いきなりの倒木。ところどころ歩道が崩れている場所があった。

クサタチバナのお花畑

サルオガゼ

ナツトウダイは結実していた。
予定時間よりもやや早く、3時半に池の茶屋に到着して解散となった。足が遅いうえに撮影で時間がかかる私が足を引っ張らなければ、あと1時間は早く到着出来たのであろうが、これは止む無し、と思う。
さて、今回見たかったのは復活した花のこともあるのだが、この山域に生育しているユモトマムシグサを点検したかった。ネットのマムシグサの詳細を載せているサイトを見てみると、ユモトマムシグサの変種でヤマナシテンナンショウというものがあるらしい。これは北岳の大樺沢あたりに生育しているものだと思っていたのだが、そのサイトの記事を見ると撮影地が富士川町と記されていた。ということは、この櫛形山に生育しているのはヤマナシテンナンショウなのでは?他の場所のユモトマムシグサとどこが違うのか?ということになって来る。

いわゆる普通のマムシグサ

櫛形山バラボタン平付近で見かけたユモトマムシグサ。背が低くて小ぶりである。

もっと小型でヤマナシテンナンショウらしいのがこの株。葉と同じ高さか、それより低い位置に仏炎苞が出ている。

これも仏炎苞の位置が低いがやや大型。そして帰って来てから黒岳で見たものと比べると、根元の茎の長さがこちらのほうが短いか、無いところが違うのが分かった。
ヤマナシテンナンショウは小型であると書かれているがそのひとつがこの茎の短さにあるのではないかと思う。北岳大樺沢のものを見に行きたいが、残念ながら今年はバスが動かず大樺沢は渡渉する橋が撤去されていて入山できないようである。
さて、もう1種類見ておきたいものがある。

年々勢いが無くなって来ているように見えるこの貴重な植物。

日本では櫛形山だけに生育するホザキツキヌキソウ。もう結実している。
最初に見た時は10数枚の大きな葉を出していたが今年は8枚で葉の大きさは元気だったころの半分くらいしか無い。周辺の草は昨年刈ってくれたようだがあっという間に伸びてまたこの花が隠れてしまいそうなくらいに茂ってしまっている。ちなみに記録を見ると昨年も8枚で変わっていないようである。この先どうなるのか、心配なこの草である。

この日期待していた部分日食は雲に阻まれ残念ながら見られなかった。

池の茶屋の保護柵内でさっそく現れたヒメムヨウラン。満開。

シラネワラビに混じって生えているこのシダは?後日別記事で掲載する。

バイケイソウが茂る登山道。その先には設置されて2年目の保護柵。

保護柵内はシロバナノヘビイチゴがだいぶ増えているが、まだ目立った変化は現れていない。

櫛形山山頂で小休憩。

その先にもヒメムヨウランの群生。

これはユモトマムシグサだと思っていたが・・・後述。

樹齢300年の天然カラマツ。しかし櫛形山を知る人の話だと50年前から樹齢300年と書かれているとか・・・。

裸山到着。毎度撮影している定点からの撮影だが、アヤメはまだ咲いていない。

茂っているシダはヒメシダと思われる。

裸山山頂付近のアヤメは少しだけ咲き出していた。
予想はしていたが、裸山のアヤメはまだ早く、一部が少し咲き出しているだけだった。テガタチドリもまだほとんど見当たらない。裸山山頂で小休止してアヤメ平に向かう。

シラネワラビが群生する斜面。ありふれたシダだがこれはこれで美しい。

タカネフタバラン群生

小さな花芽が出ている。

保護柵の外と中でさらに明らかな違いが出てきた。

保護柵の中のヤマドリゼンマイ。生き生きしている。

かつてはキンポウゲがたくさん咲いて黄色い絨毯になっていた場所だが、クガイソウやハンゴンソウに変わっている。熾烈な自然界の覇権争い。

そんな草地の中に復活してきた花がある。

遊歩道から見える位置にも復活してきた花。マクロ100㎜で撮影。観察には要双眼鏡、撮影には100㎜以上のレンズが必用である。
登山規制が解除されてまだあまり日が経っていない山梨の山は、登山者はさほど多くは無かった。その登山者の多くがこの花の復活を聞きつけてやって来た人たちだった。アヤメ平の休憩所では久しぶりに会う花の恩師の先生や、著名な花の写真愛好家の方たちともお会いした。昼食後、尾根道を使ってほこら小屋方面に進み、あまり使われていない管理歩道を歩いて池の茶屋に戻った。

管理歩道を歩くが、いきなりの倒木。ところどころ歩道が崩れている場所があった。

クサタチバナのお花畑

サルオガゼ

ナツトウダイは結実していた。
予定時間よりもやや早く、3時半に池の茶屋に到着して解散となった。足が遅いうえに撮影で時間がかかる私が足を引っ張らなければ、あと1時間は早く到着出来たのであろうが、これは止む無し、と思う。
さて、今回見たかったのは復活した花のこともあるのだが、この山域に生育しているユモトマムシグサを点検したかった。ネットのマムシグサの詳細を載せているサイトを見てみると、ユモトマムシグサの変種でヤマナシテンナンショウというものがあるらしい。これは北岳の大樺沢あたりに生育しているものだと思っていたのだが、そのサイトの記事を見ると撮影地が富士川町と記されていた。ということは、この櫛形山に生育しているのはヤマナシテンナンショウなのでは?他の場所のユモトマムシグサとどこが違うのか?ということになって来る。

いわゆる普通のマムシグサ

櫛形山バラボタン平付近で見かけたユモトマムシグサ。背が低くて小ぶりである。

もっと小型でヤマナシテンナンショウらしいのがこの株。葉と同じ高さか、それより低い位置に仏炎苞が出ている。

これも仏炎苞の位置が低いがやや大型。そして帰って来てから黒岳で見たものと比べると、根元の茎の長さがこちらのほうが短いか、無いところが違うのが分かった。
ヤマナシテンナンショウは小型であると書かれているがそのひとつがこの茎の短さにあるのではないかと思う。北岳大樺沢のものを見に行きたいが、残念ながら今年はバスが動かず大樺沢は渡渉する橋が撤去されていて入山できないようである。
さて、もう1種類見ておきたいものがある。

年々勢いが無くなって来ているように見えるこの貴重な植物。

日本では櫛形山だけに生育するホザキツキヌキソウ。もう結実している。
最初に見た時は10数枚の大きな葉を出していたが今年は8枚で葉の大きさは元気だったころの半分くらいしか無い。周辺の草は昨年刈ってくれたようだがあっという間に伸びてまたこの花が隠れてしまいそうなくらいに茂ってしまっている。ちなみに記録を見ると昨年も8枚で変わっていないようである。この先どうなるのか、心配なこの草である。

この日期待していた部分日食は雲に阻まれ残念ながら見られなかった。