山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

花は咲いたか?  湯村山  令和2年6月26日

2020年06月29日 | 山に咲く花
 今年の春にエビネを散策している時に発見したトンボソウの仲間らしき植物はそろそろ咲いているのではないかと見に行ってみた。仕事を終えて夕方出かけた上に天候が悪く空が暗いため森の中は薄暗く花が探しにくい。斜面を登って行くとこの日は暑かったこともあるのだが汗だくになる。ところが・・・ただの暑いだけではなく急斜面の途中で失速、膝がガクガクして力が入らなくなる。低血糖症状を起こしてしまった。ちょっと散策のつもりだったのでおやつも水も何も持って来ておらず食べ物無し。GPSで見ると目的地まであと50mほど、目と鼻の先である。ここは少し休憩して・・・と思ったのだが、、森の中は藪蚊だらけで、目の前を10匹くらいブンブンと藪蚊が飛んでいてとても座って休憩などしていられない。顔と手にヤマヒル退治用のアルコールスプレーを散布して防御しつつ、ピッチを下げてなんとか目的地に到着した。しかし・・・その場所は登山道の中だったため、マークしていた花は踏まれたらしく消滅していた。折り返して藪の中を探しながら歩くとなんとか2株出会うことが出来たが、まだ咲いていなかった。


    暗い森の中、藪蚊に追われながらやっと発見したトンボソウの仲間はまだ蕾だった。


    2株目。これも蕾。


    尻尾(距)が少し伸び始めている。


    全体的な形はオオヤマサギソウに似ているがいちばん下の葉の先端部が尖っている。おそらくこれはオオバノトンボソウ。


    葉の柔らかいハシゴシダ


    葉が硬めのシケシダ

 脇道から本来の登山道に戻った。もう1ヶ所マークしているところをGPSで見てみると、あと200mほど先である。さてどうしようか?症状は少し良くなって来ていて緩斜面をゆっくり歩くならばなんとかなりそうなので行ってみることにする。


    本日一番の大株。この株は知っている人がいるらしく周辺の笹が一部折れて倒れており踏み跡もあった。


    長い距が伸びている。


    咲くのはあと2週間後くらいだろう。

 今度はおやつを持って再訪してみたいと思う。


    帰り際に見かけたイワガネソウの新緑の葉
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする