最近になってタカサゴキジノオという南方系のシダが南部町で発見された。これも地球温暖化の影響なのかもしれないが、先日確認に行ってきたものの、それが本当にタカサゴキジノオなのか、それともキジノオシダなのか私の目では判別が出来ず、保留になっている。では本物のキジノオシダはどんな感じだっただろうか?一昨年発見したキジノオシダとオオキジノオを確認に行ってみる。

だいぶ葉が大きくなって成長したクリハラン

キジノオシダの前にヤブソテツを見て回る。これは普通のヤブソテツで、光沢があるタイプ。テリハヤブソテツとも呼ぶようだ。

こちらはさらに光沢が強く、濃い緑色が鮮やかなナガバヤブソテツ。

辺縁は波打つ程度で細かい鋸歯は無い。

ソーラスは葉の裏側全体に散在する。

こちらはメヤブソテツ。光沢はあまり目立たず、上品な黄緑色の美しいシダ。

この場所では用水路の周辺を好んで生育している。

葉の先端は尖り、葉の辺縁に細かい鋭鋸歯がある。羽片の基部上側に尖った耳状の突起がある。

問題のキジノオシダ。2年前に比べると数が増えたように見受けられる。

胞子葉が枯れ残っていた。

先端部にある頂羽片がしっかりしており、これはキジノオシダで良いのではないかと思う。

羽片を見てみると、上側に羽片の付け根が軸に流れて付着している。

こちらはオオキジノオ。

羽片の付け根部分には柄があって羽片は軸に流れない。
これがキジノオシダで間違いないのであれば、先日見てきた個体もおそらくはキジノオシダで良いのではないかと思う。冬期で少し葉が傷んでいることがあり、もっと状態の良い時に再訪して確認してみたいと思っている。

南部町から見る残照の富士山と月

残照富士
この日は早めにシダの観察を終えて富士宮市の白糸の滝あたりでパール富士を撮る予定だったが、なかなか思ったようにシダの撮影と同定が進まず時間がかかってしまい、パール富士には間に合わなくなってしまった。残照の紅富士と月を眺めることが出来たのでこれで良しとしたい。シダはまだまだ勉強不足である。

だいぶ葉が大きくなって成長したクリハラン

キジノオシダの前にヤブソテツを見て回る。これは普通のヤブソテツで、光沢があるタイプ。テリハヤブソテツとも呼ぶようだ。

こちらはさらに光沢が強く、濃い緑色が鮮やかなナガバヤブソテツ。

辺縁は波打つ程度で細かい鋸歯は無い。

ソーラスは葉の裏側全体に散在する。

こちらはメヤブソテツ。光沢はあまり目立たず、上品な黄緑色の美しいシダ。

この場所では用水路の周辺を好んで生育している。

葉の先端は尖り、葉の辺縁に細かい鋭鋸歯がある。羽片の基部上側に尖った耳状の突起がある。

問題のキジノオシダ。2年前に比べると数が増えたように見受けられる。

胞子葉が枯れ残っていた。

先端部にある頂羽片がしっかりしており、これはキジノオシダで良いのではないかと思う。

羽片を見てみると、上側に羽片の付け根が軸に流れて付着している。

こちらはオオキジノオ。

羽片の付け根部分には柄があって羽片は軸に流れない。
これがキジノオシダで間違いないのであれば、先日見てきた個体もおそらくはキジノオシダで良いのではないかと思う。冬期で少し葉が傷んでいることがあり、もっと状態の良い時に再訪して確認してみたいと思っている。

南部町から見る残照の富士山と月

残照富士
この日は早めにシダの観察を終えて富士宮市の白糸の滝あたりでパール富士を撮る予定だったが、なかなか思ったようにシダの撮影と同定が進まず時間がかかってしまい、パール富士には間に合わなくなってしまった。残照の紅富士と月を眺めることが出来たのでこれで良しとしたい。シダはまだまだ勉強不足である。