山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

山中湖湖畔を探索  令和5年7月4日

2023年07月08日 | 番外編
 富士吉田方面に出張があったので山中湖に立ち寄ってみる。午後になると空模様が怪しくなり、真っ黒な雲が空に広がってきた。夕立が来るかも知れず、少し急ぎ足での探索となる。


    山中湖湖畔で植物を探してみる。既に何度か訪れているのだが全く手ごたえが無い。


    山中湖遊覧船


    水陸両用車のKABAちゃんがちょうど湖に入って行くところだった。一度乗ってみたいと思っている。


    ムシトリナデシコがたくさん咲いている。


    探しているのはヨモギ類に寄生する菌従属栄養植物。


    湖畔にはヨモギがたくさん生えている。砂地でヨモギの生えているところに生えるらしいので、山中湖が最も条件に適していると思うのだが・・・。


    別の場所に移動する。ネジバナがちらほらと咲いていた。


    これはナツツバキの木であろう。


    花が咲いている。自生のものは木が高くてなかなか花の写真がとれないが、植栽のものは容易に撮影出来る。


    ジョウロウスゲの群生。テキリスゲも混ざっているようである。


    もうそろそろ終盤で少し茶色くなっていた。


    こちらにもムシトリナデシコの群生


    オナモミは湖畔のあちらこちらで見かける。いずれは増水すると水没してしまう場所である。


    これは園芸種の植物か?


    こんなところに植えても良いものなのか?花壇になっている場所では無いので植生への影響が心配である。


    この辺りにもヨモギはたくさん生えている。しかし探し物は全く見つかる気配が無い。


    大物のジョウロウスゲ

 車に戻る途中で雨が降り出したかと思ったら雷鳴が轟き出し、大粒の雨が降り出した。車に到着する頃には土砂降りの雨となった。もっと先のほうまで探索に行っていたら、ずぶ濡れになるところだった。

 探し物はヨモギ類に寄生するハマウツボという植物である。ネットで調べると鳥取砂丘や千葉の海岸沿いの砂地に生育しているらしい。海の無い山梨県では河口湖や山中湖の湖畔が砂地になっており最も生育環境が近いのではないかと思ったのだが、そう簡単には見つからない。目撃情報は聞いていないのでひょっとしたら生育していないかも知れない。もう少し探索を続けてみたいと思う。

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高層池の水草訪問  令和5年7月3日

2023年07月08日 | 水辺に咲く花
 高層池に生育しているイトモの花が見たくて昨年何度か通ってみたが、それらしきものは偶然に1輪だけ写っていたのみでまだ自分の目では見ていない。撮影されたのは確か6月下旬ごろではなかったかと記憶している。昨年は池の水量が異常に少なく、生育条件が悪かったのであまり咲かなかったのではないかと推測している。今年こそは花が見られるだろうか?


    林道脇に生えていたトウダイグサの仲間


    ようやく大きくなって判別できるようになった。これはやはりタカトウダイだ。


    池の水量は普通か、やや少ない程度。昨年に比べるとだいぶ多い。


    ヒメナミキと思わしき草


    山梨県ではさほど珍しいものでは無いようである。


    たくさん生えているこのスゲ


    ずっと何だか分からなかったが、これはシラコスゲのようである。


    イトモが生育している池。湖面が反射して池の中が良く見えない。


    PLフィルターを装着して反射を和らげて見てみると、沼底に水草がたくさん茂っている。


    イトモの群落。今年もたくさん生えてくれている。昨年はあの場所まで水が無かったのだから、かなり水量が少なかったことが分かる。


    沼底一面がイトモだらけのようである。


    さて、花は咲いているだろうか?


    200㎜ズームレンズにPLフィルター装着して覗き込んでみる。


    トリーミング画像。茎の先端部に穂を出して水面近くに花の蕾のようなものを出している。


    別のもの


    トリーミング画像。まだ蕾のようだが、花で間違い無さそうである。たくさん付いているのが見える。

 ようやく見ることが出来たイトモの花であるが、まだ蕾のようで、観察には200㎜望遠では距離が足りず570㎜天体望遠レンズを持って行く必要がありそうである。PLフィルターがうまく装着できるのかどうか、ちょっと不安がある。いずれまた再訪してみたいと思っている。


    こちらはたくさん生育しているミズハコベ。これもあまり見かける草では無い。


    花は咲いているのだろうか?


    いちばん左側の葉とその隣の葉の先端部に角のようなものが2本見える。たぶんこれが雄しべであろう。その下の葉腋に白っぽい花のようなものがあり、これが雌花であろう。


    タヌキモの仲間を見に行ってみる。草や葉に囲まれていて見つけずらい。昨年よりはだいぶ少ないように思う。


    花を見てみたいのだがそれらしきものは見当たらず、咲きそうも無い気がする。


    コカモメヅルと思わしき草は順調に育っている。


    まだ固い蕾がたくさん付いている。7月下旬か8月初旬には咲きそうである。

 コカモメヅルを含めて7月下旬か8月初旬に再訪してみたいと思っている。9月になったらタヌキモと思わしき水草の沈水芽を調べるためにまた訪れるであろう。今年も何度も訪れることになりそうである。

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