山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

武田神社のハスが見ごろを迎えた  令和5年7月10日

2023年07月11日 | 番外編
 武田神社界隈を良く散歩している妻から神社の東側にある湿地のハスが綺麗に咲いているという話を聞いた。午後から内科の受診があるのだが、30分ほどお昼の時間が空いたので炎天下の中を見に行ってみる。クーラーを効かせた車から降りると熱風が体にまとわりついてくるような猛暑である。大月や勝沼ではこの日38℃を越える猛暑となり、この日の日本で最も暑い場所になっていた。甲府も軽く35℃を越えているだろう。


    武田神社。訪れる人たち皆暑そうにしている。


    神社の東側にある草地。かつては遺跡の発掘が行われていた。


    その向こうにある高台になった先に小さな湿地がある。


    たぶんこれはガマの葉


    これはスイレンのようである。


    セリの葉と思われる。


    ハスの花が咲いている。


    ちょうど満開の見頃。夕方になると散ってしまうか、あるいは閉じてしまうらしい。


    満開のハスの花


    別角度から見るハスの咲く湿地


    白いハスの花


    ピンク色のハスの花


    これはノカンゾウか?


    花が八重咲きになっている。どうやらヤブカンゾウのほうらしい。


    大型のヒレアザミ

 暑すぎて30分の散策でも大汗をかいた。見ごろのハスに出会えたのは良かったが、とにかく暑過ぎる。

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富士北麓の草原を探索  令和5年7月9日

2023年07月11日 | 山に咲く花
 久しぶりの富士北麓草原の探索である。本日はこのあたりを知り尽くした心強い花仲間が同行してくれ、午後からの探索だったが効率良く花探しが出来た。


    もうすぐ花が咲きそうなオオバギボウシ


    チダケサシは咲き始めたばかり


    道沿いにたくさん茂っているこのマメ科の植物


    これはクララという名の植物のようだ。別名クサエンジュ、キツネノササゲ。


    これはバアソブの葉のはずである。小さな蕾が付いている。


    こちらは蕾が膨らんでもうすぐ咲きそうなバアソブ


    探し物の前にちょっとヨモギの仲間を勉強する。これは普通のヨモギのはず。山中湖湖畔に生育しているのはこれである。


    葉は深く切れ込み、先端は尖っている。


    こちらはイヌヨモギという別のヨモギのはずである。葉の幅が広く切れ込みが浅い。


    こちらはオトコヨモギのはずである。


    葉は全体的に細くて先端部が切れ込む。このオトコヨモギに本日の探し物が寄生しているはずである。


    先行した花仲間が見事に探し当ててくれた。左側にオトコヨモギが生えている。


    少し時期が遅かったが、これはオトコヨモギに寄生する菌従属栄養植物オカウツボである。


    花や茎に毛が生えているが、これでもハマウツボに比べると毛が少ないらしい。


    もう1本あったが、こちらはもう枯れていた。左側にオトコヨモギが生えている。


    場所を移動して別のところを訪れてみる。こちらにはオニノヤガラが多く生えている。


    アオテンマに近いやや緑色がかったオニノヤガラ


    枯れてしまっているが、圧巻の5本並んで生えていたもの。


    シデシャジンが咲いていた。


    まだ咲き始めたばかりである。他にもたくさん見かけたがほとんどが蕾だった。


    ヤブツバキが咲いていた。何本も並んで生えており、植栽のものであろう。


    野生のものに比べるとひとまわり大きな花を咲かせていた。


    これはハシバミの木であろう。


    葉の辺縁がギザギザしていて先端部は亀の尻尾のような尖りがある。


    幸運なことに実が付いていた。なかなか実を付けてくれず、昨年別の場所を探したがひとつも実が見つからなかった。


    トゲトゲしい葉状の果苞に包まれて中に実が入っている。

 山中湖湖畔で探していたのはハマウツボという種類のものだが、こちらの草原ではほぼ同じものと思われるオカウツボが生育していた。最近この2種類は同一のものという扱いになったはずである。生育している様子から見て、これは普通のヨモギには寄生せずにオトコヨモギに寄生するようである。探索している山中湖周辺は普通のヨモギばかりなので、おそらくハマウツボを発見するのは困難なのではないかと思えてきた。探すならばオトコヨモギ、ないしはカワラヨモギが生育している場所を探す必要があるのだろう。

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