山梨の森100選の中のひとつ、嵯峨塩の広葉樹林は同時に山梨県の自然記念物に指定されている。この場所には探しているオオバボダイジュが確実に生育しているはずである。笛吹市方面に出張があったので午後から嵯峨塩の森を訪れてみる。

嵯峨塩の広葉樹林の看板

自然記念物の看板。オオバボダイジュ、モイワボダイジュ、ハルニレが生育している、はずである。

ハルニレは看板が立っていて大きな木なのですぐに見つかる。

ハルニレの幹。主に縦方向にひび割れる。

下から見上げるハルニレの大木。葉はだいぶ散っている。

ハルニレの葉

地面にハート形の葉がたくさん落ちていたので木に近付いてみる。これがオオバボダイジュ??

木を見上げる。もうだいぶ葉が散ってしまっている。

楕円形、ないしはハート形をした葉のようである。

地面に落ちた葉はハート形。だが大きさが小さい。

裏側を見てみる。葉脈にも葉裏にも毛が生えておらず、これはおそらくカツラであろう。

これはブナの木と思われる。

紅葉目前のブナの木の葉だが、色付かずに散ってしまいそうである。

黄色く黄葉している木があった。葉の形はハート形に見える。

幹は先ほどのカツラの木に似ている。

葉はハート形に近いが・・・

葉裏にはやはり毛が無く、これもカツラであろう。
木を見上げて思うことは、まだ全く力不足でオオバボダイジュを探すだけの能力が付いていないということである。幹を見ても葉を見てもほとんど分からない木ばかりである。もう少し森の中に入り込んで探せばオオバボダイジュが見つかったかも知れないのだが、あまりに力不足を感じたのでもう少し勉強してから再訪してみようと思っている。