曇りの予報だったが想定していたよりも天気が悪い。カイコバイモに会いに行くか、それとも近場の山を散策するか迷ったが、まだ咲いたところを見たことが無い花を探して近場の山を散策しようと入り口まで車で移動する。しかし、今にも雨が降り出しそうな空を見て入山するのを止めて、イヌノフグリが生育している甲府市内の石垣のところを見に行くことにする。2年ほど前から株数が減少して昨年は1株しか確認出来ていない。今年はどうだろうか?

桜の花も凍えそうなひんやりした空気と曇り空である。

お寺のしだれ桜はもうすぐ満開である。

石垣の隙間から生えていたスズメノエンドウ

小さな地味な花

こちらはカラスノエンドウ

花が派手で大きい。スズメもカラスも普通に見かける花である。

ホトケノザ

普通に生えている雑草だがそれなりに可愛らしい顔をしている。

ヒメウズが生えていた。

ヒメウズの花。それほど珍しいものでは無いが出会えると嬉しい。

目的地の石垣に到着。念入りに探してみる。

石垣の隙間にキランソウが咲いていた。

キランソウの花。それなりに綺麗である。

探していたイヌノフグリは今年も1株だけ。しかも小さい。

花はもう散っていた。

周辺を散策してみる。これはイヌノフグリに似ているが別の花。

こっちは本物のようである。

天気が悪くて花が開いていないが、この小さなピンク色の花弁はイヌノフグリで間違いないであろう。

石垣の隙間から数株顔を出していた。

こちらもそれなりに大株である。花はほとんど終わっていた。

さらにこんな巨大な株にも出会えた。おそらく山梨県最大の株ではないだろうか。

これは桃の花か?想定外の良い花散策が出来た。
ほとんど期待していなかったイヌノフグリであるが、歩いてみないと分からないものである。昨年も一昨年も同じ場所を歩いてイヌノフグリを探したはずであるが気がつかなかったようである。今まで出会ったことが無いような大株のイヌノフグリに出会えて想定外の良い花散策が出来た。