イヌノフグリの大株を見た後、まだ天気が持ちそうだったので千代田湖に移動し、八王子山周辺のカイイワカガミを見に行ってみる。例年ならば見ごろを迎えている頃であろうが今年は開花が遅れていると予想され、まだ咲いていないかも知れない。

センボンヤリが満開

林の中はまだ若葉が出ておらず殺風景な感じがする。

予想していた通り、カイイワカガミはまだ蕾である。

斜面に群生するカイイワカガミ

たくさんあるが花は見当たらない。まだ咲いていないようである。

探してみるとまだ蕾の花が付いている。

見ごろになるのは1週間くらい先になりそうだ。

ミツバツツジが咲いている。

雄しべが5本、普通の道葉ツツジであろう。

薄黄色いヒカゲツツジが満開になっていた。

満開にヒカゲツツジ。華奢で傷み易い感じがする。

ウグイスカグラはもうすぐ満開

マツグミ

果実はまだ青くて赤みがついていない。

桜も見て回る。これはソメイヨシノというのはすぐに分かる。しかし、細かいところまではあまり観察したことが無い。

花付きが良くて枝先にたくさん花を咲かせる。

花柄と萼に毛が生えている。画像では見えないが萼片に鋸歯がある。

湖のほとりに咲くシダレザクラ。これはエドヒガンザクラである。

花柄と萼は有毛で、萼筒はつぼ型に膨れるのが特徴。

林の中に咲いていた白い桜

花柄と萼は有毛で画像では分かりにくいが萼片は鋸歯がある。

湖のほとりに咲いているものとはだいぶ感じが違うが、これはソメイヨシノではないかと思う。

桜色のサクラが咲いている。

花柄と萼は無毛で、萼片は鋸歯が無く全縁である。これはオオヤマザクラであろう。

折角の桜満開なのに天気が悪くて色が映えない。
桜はまだ同定に全く自信が無い。葉の形にも特徴があって覚えることがたくさんある。花の観察を終えて車に戻る頃に小雨が降り出してきた。半日ではあるが、なんとか天気が持ってくれて花観察をすることが出来た。