今年のスミレはハズレ年のようで、どのスミレもあまり花を付けておらず個体数も少ない。しかも暖かくなってきたかと思うと春を通り過ぎてあっという間に初夏のような気温となり、スミレの花はあっという間に終わってしまったようである。センダイタイゲキが生育する敷島カタクリロードの一角で昨年多数のゲンジスミレが咲いている場所を発見した。今年はどうだろうか?

カタクリが花全開

盛期を過ぎてしまっていたが、今年は花も葉も少ない。

アズマイチゲはもう花が終わっている。

周囲の木が伐採されて日当たりが良くなり過ぎた場所のアズマイチゲはだいぶ減ってしまっていた。

アスファルトの隙間に咲いたアカネスミレ

アカネスミレは小型のものが多く花数が少ない。

満開のアケボノスミレ

マルバスミレも例年に比べると数が少ない。

一株だけヒゴスミレ

ここが昨年ゲンジスミレがたくさん咲いていた草地。イノシシの掘り返しが凄まじく、今年は一株も見つからなかった。

センダイタイゲキはさらに生育域を広げてたくさん生えている。

センダイタイゲキの花

まだ咲き始めたばかりだが、今年もたくさん生えてくれた。

たくさん生育するのは良いことだが、他の花がこの植物に侵襲されてしまうのではないかというほどの勢いである。
期待していたゲンジスミレは周辺も探してみたが一株も見つからなかった。どこかで生きていてくれることを期待したい。