平成22年1月1日 天候晴れ
今年の正月は、当初は千葉の実家か、小湊の叔父の家で海釣りでもしてのんびり過ごす予定だったのだが、都合で行けなくなり自宅で寝正月になるかと思っていたのだが・・・。
年末、あの方から電話があった。「初日の出はどこに行きますか?」「全く予定なし」「じゃあ蛾ヶ岳あたりはどうですか?」「3年くらい前に行ったな~・・・。」そういえば、12月初めに甲府市の広報誌「かわせみ」編集部の方から電話があり、初日の出の良い場所はないかと聞かれたので蛾ヶ岳を写真付きで紹介したところ、新聞記事に取り上げていただいた。ちょっと年始の様子が気になる山でもあったので、行ってみることにした。
前日は未明から竜ヶ岳のダイヤモンド富士を見に行って寝不足、この夜は大晦日ということで、家族で紅白歌合戦をウトウトしながら見たりしてまたしても寝不足。眠い目をこすりながら3時に起床し準備して出発するが、準備に手こずって出発が遅れてしまう。高速を使って増穂まで行くと10分くらい早く到着できるので、高速を使うが、増穂のインター出口あたりで異変に気付く。いつも車の助手席にあるはずのカメラが・・・無い!そういえば昨日竜ヶ岳から下山後、病院に背負ってゆくリュックに入れ換えてそのままになっており、自宅に置いてきてしまったのだ。今から取りに帰ると、日の出には間に合わない。アサヨ峰の時といい、最近気合が入ってない。まあいいか、たまには(といっても登山歴4年半でカメラ持たずに山に登ったのは茅ヶ岳のセメント荷揚げ以来2度目)カメラ持たずに山に行くのも。
駐車場に到着すると、下側の駐車場に車が2~3台、そこにはあの方はおらず、上の駐車場に行くと愛車タントの横でバーナーを焚いてお湯を沸かしているところだった。冷えた朝だったが、風が無かったので思ったよりも暖かい。お湯が沸いたところで、5時ごろだったか、出発。他に登って行く人は全く見かけず、新聞の効果は全く無かったようだ。山頂は-10℃前後を想定していたのであの方は思い切り衣服を着込んでおり、あっという間に汗だくになってしまった。途中で休みながら2枚3枚とウェアを脱いでゆく。それにしても、カメラと三脚と換えレンズを持たないと、ザックはこんなに軽いものなのだろうか。物足りなさを感じてしまう。
南アルプスに沈んでゆく十五夜の月 雲におおわれて北岳山塊は見えない。
日の出前の空が明るんだ頃の富士山
南アルプスに朝日が差し込む
富士の裾野から昇る初日の出
こちらは一眼レフカメラの画像。こっちのほうが断然きれいで味がある。
6時半、山頂到着。ちょうど月が南アルプスに沈んで行くところだったが、この日の部分月食はもう終わっていた。山頂にいた人は3人ほどだったが、一人は月を撮影に来た人らしく、日の出前に下山していった。南アルプスには雲がかかって山頂が見えず、おそらくは満足行く写真にはならなかったことだろう。空が紫色からやがて赤く染まり、7時、日の出が始まる。あの方は三脚を立てて愛用の一眼レフであちらこちらを撮影している。
三脚を立てて撮影に熱中している「あの方」
正体は「のぞむの富士」の望君でした。
コンパクトデジカメも持っていたので、そちらを貸してもらい、私も撮らせてもらった。撮影を頼まれた時意外はほとんど持ったことのないコンパクトデジカメ、確かに楽に写せるし、それなりに写るのだが・・・これはカメラというよりもほとんどおもちゃに近い感じがする。あの方が激写している後ろ姿もこっそりと撮影。あの方とは・・・そう、あの富士山大好きな「のぞむの富士」の望君だ。秋に茅ヶ岳観音峠側ルートを登ろうと約束していたのだが、とうとう果たせずに終わってしまっていた。
裏側には影蛾ヶ岳(右の黒い影)と影富士(左の形が崩れている影)が見える。
この日山頂に集まった人は十数人ほど。新聞を見て来たらしい人は残念ながらいなかった。
山頂の気温は私の(あてにならない)温度計で見ると-7℃だった。じっとしていると寒く、足先が冷える。すっかり日が昇った7時半、撤収して下山する。帰りは望君とカズ君が以前蛾ヶ岳から三方分山まで大縦走した時に宿泊した水明荘に立ち寄り、お茶をご馳走になった。そして、寒い時の食べ物はこれに限る!(詳細は「のぞむの富士」をご覧ください。)望君のおかげで、年始を無駄なく、退屈することなく過ごすことができた。
今年の正月は、当初は千葉の実家か、小湊の叔父の家で海釣りでもしてのんびり過ごす予定だったのだが、都合で行けなくなり自宅で寝正月になるかと思っていたのだが・・・。
年末、あの方から電話があった。「初日の出はどこに行きますか?」「全く予定なし」「じゃあ蛾ヶ岳あたりはどうですか?」「3年くらい前に行ったな~・・・。」そういえば、12月初めに甲府市の広報誌「かわせみ」編集部の方から電話があり、初日の出の良い場所はないかと聞かれたので蛾ヶ岳を写真付きで紹介したところ、新聞記事に取り上げていただいた。ちょっと年始の様子が気になる山でもあったので、行ってみることにした。
前日は未明から竜ヶ岳のダイヤモンド富士を見に行って寝不足、この夜は大晦日ということで、家族で紅白歌合戦をウトウトしながら見たりしてまたしても寝不足。眠い目をこすりながら3時に起床し準備して出発するが、準備に手こずって出発が遅れてしまう。高速を使って増穂まで行くと10分くらい早く到着できるので、高速を使うが、増穂のインター出口あたりで異変に気付く。いつも車の助手席にあるはずのカメラが・・・無い!そういえば昨日竜ヶ岳から下山後、病院に背負ってゆくリュックに入れ換えてそのままになっており、自宅に置いてきてしまったのだ。今から取りに帰ると、日の出には間に合わない。アサヨ峰の時といい、最近気合が入ってない。まあいいか、たまには(といっても登山歴4年半でカメラ持たずに山に登ったのは茅ヶ岳のセメント荷揚げ以来2度目)カメラ持たずに山に行くのも。
駐車場に到着すると、下側の駐車場に車が2~3台、そこにはあの方はおらず、上の駐車場に行くと愛車タントの横でバーナーを焚いてお湯を沸かしているところだった。冷えた朝だったが、風が無かったので思ったよりも暖かい。お湯が沸いたところで、5時ごろだったか、出発。他に登って行く人は全く見かけず、新聞の効果は全く無かったようだ。山頂は-10℃前後を想定していたのであの方は思い切り衣服を着込んでおり、あっという間に汗だくになってしまった。途中で休みながら2枚3枚とウェアを脱いでゆく。それにしても、カメラと三脚と換えレンズを持たないと、ザックはこんなに軽いものなのだろうか。物足りなさを感じてしまう。
南アルプスに沈んでゆく十五夜の月 雲におおわれて北岳山塊は見えない。
日の出前の空が明るんだ頃の富士山
南アルプスに朝日が差し込む
富士の裾野から昇る初日の出
こちらは一眼レフカメラの画像。こっちのほうが断然きれいで味がある。
6時半、山頂到着。ちょうど月が南アルプスに沈んで行くところだったが、この日の部分月食はもう終わっていた。山頂にいた人は3人ほどだったが、一人は月を撮影に来た人らしく、日の出前に下山していった。南アルプスには雲がかかって山頂が見えず、おそらくは満足行く写真にはならなかったことだろう。空が紫色からやがて赤く染まり、7時、日の出が始まる。あの方は三脚を立てて愛用の一眼レフであちらこちらを撮影している。
三脚を立てて撮影に熱中している「あの方」
正体は「のぞむの富士」の望君でした。
コンパクトデジカメも持っていたので、そちらを貸してもらい、私も撮らせてもらった。撮影を頼まれた時意外はほとんど持ったことのないコンパクトデジカメ、確かに楽に写せるし、それなりに写るのだが・・・これはカメラというよりもほとんどおもちゃに近い感じがする。あの方が激写している後ろ姿もこっそりと撮影。あの方とは・・・そう、あの富士山大好きな「のぞむの富士」の望君だ。秋に茅ヶ岳観音峠側ルートを登ろうと約束していたのだが、とうとう果たせずに終わってしまっていた。
裏側には影蛾ヶ岳(右の黒い影)と影富士(左の形が崩れている影)が見える。
この日山頂に集まった人は十数人ほど。新聞を見て来たらしい人は残念ながらいなかった。
山頂の気温は私の(あてにならない)温度計で見ると-7℃だった。じっとしていると寒く、足先が冷える。すっかり日が昇った7時半、撤収して下山する。帰りは望君とカズ君が以前蛾ヶ岳から三方分山まで大縦走した時に宿泊した水明荘に立ち寄り、お茶をご馳走になった。そして、寒い時の食べ物はこれに限る!(詳細は「のぞむの富士」をご覧ください。)望君のおかげで、年始を無駄なく、退屈することなく過ごすことができた。
今度はのぞむ軍団(?)のメンバーと一緒に歩けることを楽しみにしております。