山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

夕暮れの矢木羽湖の桜 甲斐市  令和5年4月3日

2023年04月07日 | 番外編
 もう日没ギリギリである。急いで矢木羽湖に移動してきたが手前の桜の木はもう陽が陰ってしまっていた。大急ぎでカメラを取り出して撮影する。


    ネコが出迎えてくれたが・・・ゆっくり撮っている場合ではない。


    桜は満開を少し過ぎているがまだ見ごたえ十分である。


    わずかに時間が間に合わず、桜は陽が陰ってしまった。


    湖の端にはまだ陽が射している。


    夕暮れの矢木羽湖の桜。富士山は少し霞んでしまっていたが、この季節にこれだけ見えれば上出来である。


    湖の端に桜の花びらが流れ着いている。


    桜の花びら流れる矢木羽湖


    対岸の桜はまだ見頃である。


    桜の花びら舞う道


    タンポポが咲いている。


    総苞が丸みを帯びていて総苞片が反転せず、これはシナノタンポポであろう。

 本日3ヶ所目の訪問地であるが、さすがに時間が遅く桜は陽が陰ってしまっていた。それでも、この時間になっても富士山が見えていて、春の景色は十分に楽しむことが出来た。

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白いスミレを訪問する  令和5年4月3日

2023年04月07日 | 里に咲く花
 花仲間から連絡があり、さらに仲間のブログを見て白いスミレが見ごろになっているようである。日没までまだ時間があったので立ち寄ってみる。


    アカネスミレが満開になっていた。


    小さなアカネスミレ


    たくさん咲いているアカネスミレ


    ゲンジスミレの葉に似たこのタイプのアカネスミレは結構あることが分かってきた。これは交雑では無くて普通のアカネだと思う。


    ゲンジスミレはほとんど見かけない。


    半開きのゲンジスミレ


    葉はたくさん見かけるが花が無く、もう終わっているのかも知れない。


    一株だけニオイタチツボスミレ


    こちらが目的の白いスミレ


    アカネスミレの白花、コボトケスミレ。


    ほんの一画でしか咲いていないが、今年もそれなりの個体数が咲いてくれた。


    コボトケスミレの花


    心配なのは、だいぶ普通のアカネスミレが入り込んできていること。交雑して普通の色に戻ってしまうのではないだろうか?

 今年もそれなりの数が咲いてくれたコボトケスミレであるが、突然変異種だけにいつ無くなるか分からず、毎年心配になるスミレである。

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満開のアズマイチゲとミチノクフクジュソウ 北杜市  令和5年4月3日

2023年04月06日 | 里に咲く花
 毎年のように訪れているミチノクフクジュソウとアズマイチゲの花園だが、午前中の仕事を終わらせてから訪問するといつも訪問時間が遅くなってしまい、陽が陰ってしまって既に花が閉じてしまっていることが多かった。本日は青空が広がって陽がたっぷりと降りそそいでいる。この日差しならば、少し遅くなっても十分に花は開いているはずである。昼食はコンビニのパンを車中食べて済ませ、中央道を使って急いで北杜市に移動する。


    たっぷりと陽が降りそそぎ、春爛漫の花園が広がる。


    アズマイチゲも元気に花を開いている。


    少し遅いかと思っていたミチノクフクジュソウもまだ元気である。


    たくさん咲いているアズマイチゲ


    ミチノクフクジュソウも満開


    今までに無くたくさん咲いているミチノクフクジュソウ


    素晴らしい花園を楽しませていただいた。


    ヒメニラの群生


    たくさん花が咲いている。


    雄花と雌花があるはずだが、これは雌花か?このタイプの花しか見つからなかった。


    これはアマナの葉ではないかと思うが・・・?


    周辺を探してみると花が咲いていた。


    アマナの花。見るのは7~8年ぶりではないかと思う。


    側面から見るアマナの花


    あたりを探してみると10数輪咲いているのが確認出来た。


    別の場所のアズマイチゲとミチノクフクジュソウ


    桜とミチノクフクジュソウ


    石碑とミチノクフクジュソウ


    桜とヤドリギ

 アズマイチゲとミチノクフクジュソウがこんなに咲いている花園に出会ったのは初めてである。3~4年通っていると思うが、今年が最高だった。さらには探していたアマナにも出会うことが出来て、最高の花散策となった。
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トウゴクサバノオは咲いたか? 朝霧高原  令和5年4月2日

2023年04月05日 | 里に咲く花
 武田神社の桜が早くも散り始めている。そろそろ忍野や河口湖のあたりでは桜が咲き始めた頃ではないだろうか。この日は朝から富士吉田に出張があり自宅を6時半に出発したので寝不足である。仕事は12時半を過ぎた頃に終わった。忍野か、山中湖か、それとも河口湖か、どこに立ち寄って行くか迷ったのだが、昼食と休憩を兼ねて河口湖の大石公園に立ち寄ってみる。小休憩のつもりだったのだが睡魔に襲われて1時間ほど眠ってしまい、時刻は午後2時を過ぎてしまった。日曜日だったので大石公園は人が多く、あまり散策する気になれず朝霧高原に移動することにする。時刻は3時を過ぎてもう陽が西に傾いており、林の中には陽が当たらないかも知れない。


    午前中は雲隠れしていた富士山が見えてきた。この白い花はコブシか、タムシバか?


    花の裏側を見ると葉が付いていない。これはタムシバであろう。


    湿地帯に生えている草。ヤチボウズになっている。


    このヤチボウズの正体が何なのかはまだ知らない。調べないといけないだろう。


    林の林床に生えていたハナネコノメ。


    ユリワサビがほぼ満開


    トウゴクサバノオもほぼ満開・・・のはずだが。


    訪問時間が遅く、陽が陰ってしまっているため花が開いていない。


    折角の花だったが、この花は晴れて陽が注ぐ時間帯でないと花が開いてくれない。


    少しだけ開いているトウゴクサバノオ


    ハナネコノメとトウゴクサバノオ


    やや花数が少ない印象はあるが、それなりに咲いてくれたトウゴクサバノオ。

 予想はしていたのだが、曇り空だったうえに時間が遅かったため残念ながら開いた花には出会えなかった。

 急いで移動して黄色いスミレを見に行ってみる。


    まだ柴焼きが行われていない草原。スミレが咲くには早そうである。


    色の濃いホトケノザ


    幸運にも少しだけ咲き出していたスミレ。


    黄色が鮮やかなキスミレ。本格的に咲くには1~2週間先になりそうである。

 いよいよ春めいてきていろいろと花が咲き出し、どこに行ってもそれなりに楽しめる季節になった。

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身延山のシダとスミレを訪れる  令和5年3月31日

2023年04月05日 | 里に咲く花
 キバナノハナネコノメを訪問して時刻は午後3時を過ぎた。私用のため午後6時半には甲府に戻らなけらばならないが、あまり歩かない場所ならばもう1ヶ所立ち寄れそうである。身延町の寺院に生育しているチャセンシダを見に行ってみる。


    身延山久遠寺の桜は大部分散っている。残っていたシダレザクラ。


    こちらの桜はほぼ終わりである。


    川に架かる橋


    手洗い場


    お寺


    この古いお寺の周辺には様々なシダが生育している。これはハカタシダ


    ノキシノブと一緒に別のシダが生えていた。


    葉に毛が生えている。これはビロードシダ。


    枯れかけているカタヒバ


    見たかったのはこのシダ。チャセンシダ。


    このお寺では岩の上や石垣の隙間に多く生育している。


    葉の辺縁が丸みを帯びておりこれはフユノハナワラビであろう。


    すぐ近くにあったこれもフユノハナワラビか?辺縁がギザギザしており別物のように見える。


    見たかった小さなスミレ。


    山梨県ではレアなヒメスミレであろう。


    お寺の一角に少しだけ生育している。


    小さくて紫色が鮮やかなヒメスミレ


    山梨県では今のところこの場所でしか出会ったことが無い。

 いちばん見たかったのがこのヒメスミレだったが、ちょうど良い時期に訪問出来たと思う。カイコバイモも見に行きたかったが時間が足りず、今年は会えずに終わってしまいそうだ。

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キバナノハナネコノメを訪問  令和5年3月31日

2023年04月04日 | 山に咲く花
 花期の早い今年はもうそろそろ満開になっている頃ではないかと思う。ぶつけた新車がまだ修理から戻らず、ETCカードが入っていない代車は高速道路に乗るのが面倒なので避けていたのだが、ここを逃すと今年は見られなくなってしまうかも知れない。


    今年もキバナノハナネコノメが咲く渓谷を訪れてみる。


    林道の法面にはイワタバコの葉がたくさん出ている。苔が剥げ落ちてしまっている場所もあるが、そんなのお構いなしといった勢いだ。


    キバナノハナネコノメが咲いている。


    キバナノハナネコノメの花


    これは薄黄緑色のキバナノハナネコノメ


    シロバナと言っても良いのではないかと思う。


    たぶんシロバナノキバナノハナネコノメ


    少し違うタイプの花があった。


    まだ花が開き切っていないが、雄しべの長さが短い。これは普通のハナネコノメソウなのではないかと思う。


    これが花が開いたものであろう。雄しべの長さが短くて赤い葯が混じっている。たぶんハナネコノメソウ。


    ではこれはどうなのか?見れば見るほどに分からない。たぶんハナネコノメソウなのではないかと思う。


    なかなか見分けるのが難しい。もう少し検討が必要であろう。


    ウチワゴケが生えていた。


    ツルデンダの群生


    苔の中に生えた小さなシダを発見。


    葉に毛が生えている。これはカラクサシダであろう、とこの時は思った。


    ところが、林道の法面の苔の中にも全く同じシダが生えている。


    これも拡大して見ると毛が生えている。これはカラクサシダでは無くてイワトラノオか?混乱して自信が無くなる。


    周辺を良く調べてみると良く似た別のシダがあった。


    形は良く似ているがこちらは毛が生えていない。これがイワトラノオであろう。


    林道脇の法面にはカラクサシダとイワトラノオが混在しているということであろう。


    ヤマエンゴサクらしき花を発見した。しかし、良く見るとちょっと違うように見える。


    花が少し大きくてゴージャスである。


    そして注目すべきは托葉である。


    ヤマエンゴサクは3裂のはずだがこれはもっと多く切れ込んでいる。これはミチノクエンゴサクではないかと思う。


    渓谷にはヒナスミレが咲いていよいよ春らしくなってきた。

 キバナノハナネコノメの白い品種は普通のハナネコノメとの区別が非常に難しい。印象としてはキバナノハナネコノメのほうが雄しべが長くて突出しており、ケバケバしい感じがするといったところだろうか。定量的に計測しているわけでは無いので、あくまでも印象である。もう少し数を見ないと区別は難しいであろう。ミチノクエンゴサクは先日勉強したばかりだったのである程度区別が出来たが、山梨県では他の場所にも結構生育している可能性がある。托葉を良く調べてみる必要があるだろう。

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満開のハナネコノメ 黒富士農園  令和5年3月30日

2023年04月02日 | 里に咲く花
 眼の痛みと充血は完全に回復し、リンパ節腫脹も目に見えて改善してきた。もう抗生物質の内服も必要なさそうである。武田通りの桜が満開で気温も暖かく、おそらく毎年訪れているハナネコノメの咲く沢沿いも見ごろを迎えている頃ではないかと思う。少し出発時間が遅くなってしまったが、黒富士農園を訪れてみる。その前に、ちょっとだけ昇仙峡近傍に咲くハヤザキヒョウタンボクに立ち寄ってみる。


    今年もたくさん花を付けてくれたハヤザキヒョウタンボク


    しかしさすがに訪問時期が遅く、大部分がしおれている。


    咲き残りのハヤザキヒョウタンボク


    終わりかけではあるがそれでも美しい。


    黒富士農園はスイセンが満開になっていた。


    沢筋ではワサビの花が咲いていた。


    ハナネコノメが咲いている。


    今年もたくさん咲いてくれている。


    ハナネコノメの群れ


    コガネネコノメソウも咲き出していた。


    例年よりも早い開花である。


    ハナネコノメソウはほぼ満開


    岩の上に群生していたハナネコノメ


    たくさん咲いている


    陽を浴びるハナネコノメ


    渓谷の流れとハナネコノメ


    赤い葯のハナネコノメ


    側面から見るハナネコノメ


    陽が西に傾き、渓谷の中は陽が陰ってきた。ここまでで撤退。


    これはタムシバだと思う。


    花の裏側には葉が付いていないが、微妙に小さな葉が付いているものもある。

 今年のハナネコノメは花付きが良いようである。ずっと上流まで咲いているはずだが今回も時間切れとなってしまったが、十分に楽しめた。

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