山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

カイイワカガミはまだ蕾 甲府市八王子山 令和6年4月5日

2024年04月10日 | 山に咲く花
 イヌノフグリの大株を見た後、まだ天気が持ちそうだったので千代田湖に移動し、八王子山周辺のカイイワカガミを見に行ってみる。例年ならば見ごろを迎えている頃であろうが今年は開花が遅れていると予想され、まだ咲いていないかも知れない。

    センボンヤリが満開

    林の中はまだ若葉が出ておらず殺風景な感じがする。

    予想していた通り、カイイワカガミはまだ蕾である。

    斜面に群生するカイイワカガミ

    たくさんあるが花は見当たらない。まだ咲いていないようである。

    探してみるとまだ蕾の花が付いている。

    見ごろになるのは1週間くらい先になりそうだ。

    ミツバツツジが咲いている。

    雄しべが5本、普通の道葉ツツジであろう。

    薄黄色いヒカゲツツジが満開になっていた。

    満開にヒカゲツツジ。華奢で傷み易い感じがする。

    ウグイスカグラはもうすぐ満開

    マツグミ

    果実はまだ青くて赤みがついていない。

    桜も見て回る。これはソメイヨシノというのはすぐに分かる。しかし、細かいところまではあまり観察したことが無い。

    花付きが良くて枝先にたくさん花を咲かせる。

    花柄と萼に毛が生えている。画像では見えないが萼片に鋸歯がある。

    湖のほとりに咲くシダレザクラ。これはエドヒガンザクラである。

    花柄と萼は有毛で、萼筒はつぼ型に膨れるのが特徴。

    林の中に咲いていた白い桜

    花柄と萼は有毛で画像では分かりにくいが萼片は鋸歯がある。

    湖のほとりに咲いているものとはだいぶ感じが違うが、これはソメイヨシノではないかと思う。

    桜色のサクラが咲いている。

    花柄と萼は無毛で、萼片は鋸歯が無く全縁である。これはオオヤマザクラであろう。

    折角の桜満開なのに天気が悪くて色が映えない。

 桜はまだ同定に全く自信が無い。葉の形にも特徴があって覚えることがたくさんある。花の観察を終えて車に戻る頃に小雨が降り出してきた。半日ではあるが、なんとか天気が持ってくれて花観察をすることが出来た。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大株のイヌノフグリを発見 甲府市 令和6年4月5日

2024年04月07日 | 甲斐百山
 曇りの予報だったが想定していたよりも天気が悪い。カイコバイモに会いに行くか、それとも近場の山を散策するか迷ったが、まだ咲いたところを見たことが無い花を探して近場の山を散策しようと入り口まで車で移動する。しかし、今にも雨が降り出しそうな空を見て入山するのを止めて、イヌノフグリが生育している甲府市内の石垣のところを見に行くことにする。2年ほど前から株数が減少して昨年は1株しか確認出来ていない。今年はどうだろうか?

    桜の花も凍えそうなひんやりした空気と曇り空である。

    お寺のしだれ桜はもうすぐ満開である。

    石垣の隙間から生えていたスズメノエンドウ

    小さな地味な花

    こちらはカラスノエンドウ

    花が派手で大きい。スズメもカラスも普通に見かける花である。

    ホトケノザ

    普通に生えている雑草だがそれなりに可愛らしい顔をしている。

    ヒメウズが生えていた。

    ヒメウズの花。それほど珍しいものでは無いが出会えると嬉しい。

    目的地の石垣に到着。念入りに探してみる。

    石垣の隙間にキランソウが咲いていた。

    キランソウの花。それなりに綺麗である。

    探していたイヌノフグリは今年も1株だけ。しかも小さい。

    花はもう散っていた。

    周辺を散策してみる。これはイヌノフグリに似ているが別の花。

    こっちは本物のようである。

    天気が悪くて花が開いていないが、この小さなピンク色の花弁はイヌノフグリで間違いないであろう。

    石垣の隙間から数株顔を出していた。

    こちらもそれなりに大株である。花はほとんど終わっていた。

    さらにこんな巨大な株にも出会えた。おそらく山梨県最大の株ではないだろうか。

    これは桃の花か?想定外の良い花散策が出来た。

 ほとんど期待していなかったイヌノフグリであるが、歩いてみないと分からないものである。昨年も一昨年も同じ場所を歩いてイヌノフグリを探したはずであるが気がつかなかったようである。今まで出会ったことが無いような大株のイヌノフグリに出会えて想定外の良い花散策が出来た。


コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

満開のアズマイチゲとミチノクフクジュソウ 北杜市 令和6年4月2日

2024年04月03日 | 里に咲く花
 明日からしばらくは天気が崩れて曇りと雨の日が続きそうである。貴重な晴れのこの日、どこに行こうかと迷ったのだが、天気が良く無いと花を開いてくれないアズマイチゲとミチノクフクジュソウを見に行ってみることとした。午前の仕事は予定通りに12時前に片付き、高速を使って北杜市に移動し、昼食は途中のコンビニで買って済ませる。陽が陰ってしまうとこの2つの花は閉じてしまうので、早く行かないと良い時間を過ぎてしまう。

    春爛漫、草地の花がたくさん咲いている。

    アズマイチゲも満開で、春の陽を浴びて全開である。

    土手にたくさん咲いていたアズマイチゲ

    ミチノクフクジュソウも満開である。

    純白のアズマイチゲ

    黄色が鮮やかなミチノクフクジュソウ

    アマナは葉がたくさんあるものの花は少ない。

    アマナの花

    見つかったのはこの2輪だけだった。

    ミチノクフクジュソウの花園

    満開で全開状態のアズマイチゲ

 天気が良くて暖かかったことがあり、アズマイチゲもミチノクフクジュソウも満開でちょうど良い時期に花を楽しむことが出来た。

 まだ時間があるので、もう1ヶ所アズマイチゲが咲く場所に立ち寄ってみる。

    こちらはまだ咲き始めといった感じで花数が少なく若葉が見えていない。

    ご機嫌に咲いているアズマイチゲ

    別の場所はきわめて花数が少なくなっていた。


    周辺の低木が伐り払われていて斜面が乾燥してしまっていた。この場所はピンチである。

 スミレの花も見た回ったのであるがまだ全く咲いておらず、だいぶ開花が遅れそうである。カタクリもまだ葉っぱだけだった。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

満開のコシノコバイモ 令和6年4月1日

2024年04月03日 | 山に咲く花
 武田神社の桜がようやく咲いて見ごろを迎えた。この場所の桜と同じ時期に咲くのがカイコバイモとコシノコバイモである。午後から恒例のコシノコバイモに会いに行ってみる。

    ヤマエンゴサクはまだ咲き始めたばかり

    まだ開いていないヤマエンゴサクの花

    ニッコウネコノメソウも咲き始めたばかりでまだ数が少ない。

    葯が黄色か黒で花が平開している。

    ミヤマエンレイソウはまだ蕾である。

    アズマイチゲが咲く場所はまたまたイノシシの掘り返しに遭って酷いことになっている。

    今年は葉も花もひとつも見当たらない。

    お目当てのコシノコバイモが咲いている。

    2つ並んで咲いていたコシノコバイモ

    谷を望む斜面に咲いた花

    岩の隙間から咲いた花

    今年は当たり年のようで例年に無くたくさん咲いている。

    逆光のコシノコバイモ

    お顔を拝見


    たくさんの花を咲かせてくれて存分に楽しませてもらったコシノコバイモ

    ハヤザキヒョウタンボクの花がまだ咲いていた。

    満開で全開である。

    白いハヤザキヒョウタンボクの花

    ダンコウバイが満開。アブラチャンの花もほぼ満開だった。

 穏やかに晴れた春の1日、たくさん咲いてくれたコシノコバイモを満喫させてもらった。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

微かに写ったポン・ブルックス彗星 御坂ふるさと公園 令和6年3月29日

2024年04月02日 | 星空
 1週間前に中央市農村公園から撮影を試みたポン・ブルックス彗星であるが、雲に阻まれて全く写らなかった。運動場に灯るナイターの明かりもかなり邪魔である。今回は場所を変えて御坂ふるさと公園に出かけてみる。ここにはナイターの明かりは無いはずである。午前中は雨が降っていたがお昼頃に雨が上がり、午後からは青空が広がった。御坂ふるさと公園からだと甲斐駒ケ岳の上空を舞うポン・ブルックス彗星が見えるはずなのだが、甲斐駒ケ岳の周辺にはうっすらと霞んだ雲がかかっている。さて、これで見えてくれるかどうか?

    ナイターの明かりではないが桜のライトアップの明かりが灯っていた。

    一見桜が咲いているのかと思ったのだが・・・

    ライトアップの明かりで木の枝が白く見えているようである。

    南アルプスとライトアップの桜。桜が満開の時に訪問出来れば良いが、天候が難しそうである。

    御坂ふるさと公園から見下ろす甲府盆地の町灯りと南アルプス。

    ポン・ブルックス彗星は甲斐駒ケ岳の上空を舞うはずだが、微妙に雲がかかっている。

    ズームをかけて甲斐駒ケ岳を狙うが、ほとんど甲斐駒ケ岳が写ってこない。

    右上にうっすらとボヤけて現れた光がポン・ブルックス彗星だと思う。


    わずかに写ったポン・ブルックス彗星

    薄雲と甲府盆地の町灯りも邪魔しているようである。

    解像度が悪いが、200㎜ズームレンズで簡易赤道儀に載せて撮影した画像。

    トリーミング画像。うっすらとボヤけた光が見えるが彗星の尾まではとても写らない。

    同じレンズで撮影してみたオリオン座大星雲

    トリーミング画像。思っていたよりも良く写っていた。

    彗星が写らなくなった頃に撮影。町灯りと霞の影響で南アルプスの山々は全く写らない。

 それなりに空気が澄んだと思ったのでポン・ブルックス彗星の撮影を試みてみたが、山と一緒に写すには霞が多かったようである。それと、甲府盆地越しの景色だと町灯りの光害が著しく、よほど条件が良く無ければ撮影は難しそうである。光度もまだ5等級までは上がっていないのではないかと思う。天候を見ながらもう少し追いかけてみたいと思っている。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする