後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

居酒屋、「あぶりや三日月亭」を絶賛する

2010年05月19日 | インポート

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002_2 居酒屋は駅前商店街に沢山あります。しかし住宅街にはありません。それが最近、「あぶりや三日月亭」という店が近所に開店しました。

好奇心満々で早速行ってきました。

焼き鳥は上質な鶏の肉を串刺しにし醤油味か塩味でじっくり焼き上げてものとつみれの2種類だけです。

それが絶品なのです。既に噂が広がっているのか外には焼き鳥を買うお客が行列をしています。

私はカウンターで焼き鳥を肴に、生ビールのジョッキを傾けています。

驚いたのは美味しさだけではありません。

板前さんをはじめ従業員の接客態度が洗練されていて心地良いのです。店には夕食を食べに来た家族連もいます。お酒を飲みに来たお客もいます

相手の動きに合わせて素早く対応します。過不足なくスマートにサービスをするのです。

板前さんはフランス料理と日本料理の両方の修業をしたそうです。自分で作った料理を酒の肴として出してくれるのです。それが絶妙な味です。すっかり嬉しくなり熱燗を注文しました。

高清水という秋田の酒です。辛口で、懐かしい昔の日本酒の味がします。

理想的な居酒屋があるとすれば、それはこの店です。そんな感想を言いました。目の前の板前さんが嬉しそうに笑います。「そうです。この店のオーナーが自分が考えている理想的な居酒屋を作ったのです」と答えます。

あぶりものには、種々の魚の干物もあります。夕食を食べに来る家族連れの為に定食もいろいろあります。兎に角、絶賛したくなるような居酒屋です。料理が美味で接客態度が洗練されているのです。ほんの少しだけ高価ですが、絶対にそれだけの満足が得られます。是非一度お出かけ下さい。

営業時間は午後5時からです。家族連れで行くときは是非電話で予約をしたほうが良いと思います。

場所は小金井郵便局のある「北大通り」を西にむかい、京王ストア前の「本町団地入口交差点」を左に曲がり、50m程行った、本町小学校西交差点にあります。駐車場もあります。郵便番号184-0004小金井市本町5-28-10、電話:042-316-4105 です。


野火止塚の不可思議さ・・・昔の人々のロマン

2010年05月19日 | 写真

埼玉県の新座市に野火止という地名があります。何かいわくありげな地名です。そこに平林寺を建てる時、水が必要になり玉川上水から分岐して野火止用水を堀ったのです。江戸時代の初期のことです。下には現在の野火止用水から分岐した平林寺掘の現在の様子です。

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この平林寺掘の西側の林の中に野火止塚があります。平林寺が出来るずっと以前からありました。このような小高い塚があちこちに有ったそうです。何の目的でこのような塚を作ったかは全く分かりません。昔の人々の考えが分かりません。しかしこの塚の上に登って夕日を楽しんだり、満月を見上げたりしていた人々も多かったと想像できます。平原に散在する林の風景も楽しんだに違いありません。野火を見張ることもしたでしょう。なにかロマンチックな存在なので、平林寺へ行くたびに見ては考え込んでしまいます。

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人間が手を入れない自然の雑木林の素晴らしさ

2010年05月19日 | 写真

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普通見ることの出来る森や林は人間が植林した人工林です。材木が貴重な時代が何百年も続いたのです。人間の入れる山々は全て植林をしました。下枝を払い、下草を刈って手入れを欠かせませんでした。同じ木を等間隔で植えたので整然としています。そのような森や林は美しいものです。

一方、広大な平林寺の境内には手つかずの武蔵野の林があります。全くの自然林です。色々な木が混じって活き活きと成長しています。現在の天皇陛下も皇太子の頃にこの自然林を観察しに来たそうです。ここに示した写真が自然林なのです。人間の歩く道だけが中を通っています。

下枝を切ったり、林の中の雑草、雑木を刈り取ったりしていません。全てが自然のままの調和が保たれています。その様子を丁寧に観察すると何故か素晴らしい存在のような気がしてきます。樹木も伸び放題に成長しています。普通には見られないクヌギやエゴノキの大木が空に向かって新緑の梢を伸ばしています。

昔の武蔵野はきっとこのような森や林があったのでしょう。武蔵野にかぎらず、全国に自然林があったのでしょう。しかしそれらは消えてしまいました。

武蔵野の自然林を保存しているところはもう一か所あります。神代植物公園です。

自然な林の素晴らしさをこの写真でお届け出来れば嬉しく思います。

今日も皆様のご健康と平和をお祈り致します。藤山杜人