後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

年をとるとつまらないものまで美しく見える・・・これが老境の輝き

2010年05月12日 | 写真

ばかばかしい話です。老境になると目に見えるもの全てに感動するようになります。つまらない植物でも小さな虫けらでも命あるものを見ると特に感心します。先程、小金井公園を散歩し感激しながら写真を撮ってきました。後から家に帰って見ると何の変哲もない写真です。しかし同じように老境の方々にはご興味を持って頂けるかも知れないと4枚程お送りします。

006 007_2 009 010


美しい写真をお送りいたします

2010年05月12日 | 写真

この数日天気が悪くて気分が晴れません。こういう時は色々な方の美しい写真を沢山見ます。元気が出て来ます。今日は Director_ヒロさんの『時・空 写真館』http://www.toki-sora.com/ をご紹介いたします。北海道へ何回も、10日間も滞在し撮影した多数の傑作があります。何時も感動して見ています。以前にも何度かこのブログへ転載してご紹介いたしました。

今回も転載の許しをお願いしましたところ早朝に返事がありました。「これから羽田に行って、10日間くらい北海道の写真を撮って来ます。写真はどうぞお使い下さい」というご返事でした。『時・空 写真館』の中から3枚の写真をお送りいたします。お楽しみ頂ければ嬉しく思います。

========ご本人の自己紹介=========

鹿児島生まれの下関育ち、現在 単身赴任で東京(豊島区)に住んでいます。写真が好きで、カメラは毎日持ち歩いています。今はホームページ(アドレスは下記に記載)も開設し、仕事の合間の写真三昧です。写真の好きな方、仲良くしてください。
『時・空 写真館』http://www.toki-sora.com/  お気軽にお立ち寄りください。

1192_11 1310_11 1651_11


船橋聖一も遠藤周作も、そして井上ひさしもいなくなった・・・

2010年05月12日 | 日記・エッセイ・コラム

002

船橋聖一も遠藤周作も、そして井上ひさしもいなくなった・・・戦後から小説の隆盛時代が続いた。まだテレビも普及していない時代だったので本を読む楽しみしかなかった時代です。当時よく読んだ小説の作家が次々と旅立って行くと本を読むということが次第に少なくなり、最近はめったに読まない。特に最近の小説は読んでも何を書いているか理解できない。

太宰治、石坂洋次郎、船橋聖一、三島由紀夫、吉行淳之介、柴田連三郎、五味康祐、今東光、有吉佐和子、遠藤周作、石川達三、井上靖、山本周五郎、新田二郎、開高健、そして井上ひさしも みんな死んでしまったのです。上の挿絵の白い塀の彼方へ行ってしまったのです。

もう本なんか読む気がしません。高齢の皆様はいかがでしょうか?

脈絡も無く名前をあげましたが船橋聖一さんは個人的に忘れられません。1960年頃、仙台の河北新聞で毎週日曜日に短編小説賞の公募がありその選者が船橋聖一さんでした。何故か急に応募したくなり短編を数回送りました。ところがそのうちの2回が選ばれ日曜日の紙面1ページを使って全文掲載されました。そして選者の批評として船橋聖一さんが構成が良いとか、いろいろ褒めてくれたのです。

まあ、それだけの話ですが。それと井上ひさしさんは仙台一高の先輩です。「青葉繁れる」は彼が仙台のことを想いながら書いた小説です。同じ仙台出身という事もあり彼の作品はよく読みました。

他の作家の作品もみんな印象深いものでしたが、遠藤周作にだけは特別な影響を受けました。彼のカトリックの信仰にもとづいた小説は日本人のキリスト教の受け入れ方を力強く教えてくれました。私がカトリックになったのは彼の影響も大きかったと思っています。

本を手に取らなくなって何年も過ぎました。しかし昨日、「のだめカンタービレ」という映画を見てその構成の確実さ、クラシック音楽への造詣の深さ、ストーリー展開の面白さに衝撃を受けました。家内に聞くとマンガを映画化したのもので、原作者は二ノ宮知子さんというそうです。興味が出たのでいろいろ検索して調べて見ました。

埼玉県の秩父郡に生まれた方で、父上は私の好きな業種の精密金属加工の会社をしています。

Wikipideaの「二ノ宮知子」の項目には彼女が描いた漫画の作品名が全て紹介してあります。沢山あります。

それで思い出しました。日本人の描くマンガの質が良くて世界中で広く読まれているそうです。特にテレビや映画を通して日本のマンガやアニメが国際的に愛されているのです。外国の若い人々が日本に親しみと尊敬を感じるのはマンガのせいが大きいのです。日本の経済力だけのせいではありません。現在のグローバル化現象はもっともっと多種多様で奥が深いのです。「のだめカンタービレ」という映画を見ると一瞬にしてそれが理解できます。(終り)

今日も皆様のご健康と平和をお祈り致します。藤山杜人