後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

国家の崩壊(4)戦後の日教組の反戦教育が日本人から愛国心を奪った

2010年05月23日 | 日記・エッセイ・コラム

日教組は戦後の小学校や中学、高校の教員組織です。共産主義の影響を深く受けた組織でした。学校の教育方針から教員の管理にわたる全てのことに大きな力を発揮して来ました。その教育は反戦という美名のもとに国旗掲揚反対や君が代斉唱拒否などに及び、生徒児童へ国家意識は全て邪悪であるという固定観念を強く植えついけて来たのです。その影響は現在でも強く残っています。

愛国心には良い愛国心と、悪い愛国心があります。武力で他国を侵略して日本を豊かにしようという愛国心は邪悪な愛国心です。一方、日本へ土足で上がって来る敵を武力で追い出すのは良い愛国心です。

日教組の教えはこの両方の愛国心を否定し、完全に排除して来たのです。

国家意識にも良い国家意識と邪悪な国家意識があります。日本に自由と平等が行き渡るように祈りながら上げる日の丸は、良い国家意識の表れです。他国を武力で日本の属国にしようと祈りながら上げる日の丸は邪悪な国家意識なのです。

日教組は愚かにもそのどちらも否定し、排除しました。その結果は大成功です。日本人から愛国心や国家意識が完全に無くなりました。善いもの、良いもの全てを消してしまったのです。

鳩山さんの昨今の挙動を見ていると日教組の忠実な教え子のように見えます。愚かな考えで右往左往しているのです。

さて何故日教組がそのような教え方をしたのでしょうか?それはソ連の共産党の言いなりになって、日本の利益よりソ連の利益になるように運動したからです。ソ連が日本を攻撃してもヒツジのように大人しく言うことを聞く。間違っても武力で反抗しない。そのようにしたのです。そして自衛隊が出撃しても、戦意が低くなるようにしたのです。

ドイツには強大な日教組のようなものはありませんでした。共産主義の東ドイツが隣に存在していたので、共産国の侵略へたいして即刻、武力で追いだす覚悟が必要だったのです。これは韓国でも同様の事情でした。

従ってドイツにも韓国にも米軍基地が存在していましたが基地反対運動は日本のように盛んではありませんでした。皆様は立川基地拡張へ熾烈に反対した「砂川事件」をまだ覚えていると思います。全国各地で同じような基地反対運動が起きたのです。反戦運動や平和運動という心地よい標語を叫んでいましたが、日本の共産主義者がソ連の影響で、ソ連の利益の為に繰り広げた一大運動なのでした。

米軍基地反対運動をすると何故か利益を手に入れる政治団体や一群のグループが必ず存在するのです。もっと言えばそれで利益を得る国が存在するのです。

社民党や共産党のことはさて置き、沖縄の米軍基地反対で利益を得る国は明白です。北朝鮮と中国です。社民党の利益と北朝鮮や中国の得る利益の大小を鳩山さんは比較検討したことがあるのでしょうか?社民党という弱小政党と連合を維持し自分の権力を維持する行為が日本を安く他国へ売り渡すことにならないように祈るばかりです。

下に示す写真は駿河湾にあるヨットの泊地です。こんなに美しく平和な風景は、日本が安定して豊かな国だから見ることが出来るのです。この日本を素朴に好きになりましょう。それが愛国心の出発点です。

皆様は日本人の愛国心の欠如についてどのようにお考えでしょうか?ご意見を頂ければ嬉しく思います。(終り)

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カトリック小金井教会にある聖餅の入ってる立派な箱の写真を撮って来ました

2010年05月23日 | 写真

赤い置電灯の向こうにある重そうな金属の戸棚には聖餅が常時保管してあります。ミサの間に神父様が信者の一人一人へ分け与えるキリストの体です。

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この聖餅の保管庫は祭壇の右側に位置しています。下の写真がその様子を示しています。棚の下には洗礼の時使う水盤が蓋をして置いてあります。右手には十字架のイエス像が飾ってあります。最近のカトリックは神秘主義を排除する傾向にあり、このような祭具は非常に簡素化されています。赤い電灯は、昔は天井から吊り下げた大げさなものでした。ヨーロッパ諸国へ旅をされる折には教会へ気軽に入って見て下さい。教会はいつでも旅人を歓迎し、休ませてくれます。内部の飾りの時代考証などを考えてぼんやり一休みなさって下さい。(終り)

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教養としてのキリスト教・・・聖霊とは何ですか?

2010年05月23日 | 日記・エッセイ・コラム

キリスト教で一番理解が困難なものに「聖霊」があります。カトリックでは「父(神)と子(キリスト)の聖霊のみ名によって、アーメン!」と何度も祈ります。この父と子と聖霊を三位一体と言います。

聖霊と神とイエスの三位が一体になっているのです。そして聖霊の赤い炎の玉は人間界へ送られ、善い事だけをしてくれます。例えば聖霊がマリア様に飛んで来て、イエスを身ごもりました。

それだけではありません。初期のイエス信者の所へ飛んで来て、多くの国々の言葉を喋れるようにしたのです。イスラエルに住んでいた信心深いイエスの信奉者へ聖霊の赤い炎の玉が飛んで来て次のような地方の言葉を流暢に喋るようになったのです。パルティア、メディア、エラムから、さらにメソポタミア、ユダヤ、カパドキア、ポントス、アジア、フリギア、パンフィリア、エジプト、キレネのリビア地方。その上、ローマ帝国から来てイスラエルに住んでいるローマ人、クレア、アラビアの人々。

これらの地方の名前は、東は現在のイランから西はローマ迄、さらに北アフリカの国々の名前です。(聖書は当時の地理情報も詳しく記録しています。)

日本にいる宣教師は日本語が流暢なのはこの記述に従おうと努力しているからです。先のローマ法王のヨハネ・パウロ2世は世界中の国々を周りましたが、訪問先での説教はその国の言葉でしました。日本にも1981年に来ましたが、説教は日本語でしました。その為の日本語の特訓には1年近い期間をかけて、日本人の枢機卿が教えたそうです。

聖霊は人間にいろいろな善いことをしてくれます。いきなり卑近な例で恐縮ですが、このような小文を私に書かせているのが聖霊です。今日のミサの間に飛んで来て、こんな記事を書きなさいと言ったのです。

下の祭壇は長崎県のある島にあった古い木造教会のものです。明治村で撮影してきました。きっと聖霊がこの木造の教会を守ってくれたのでしょう。そのお陰で明治村へ移築されたのでしょう。挿絵かわりに写真を付けました。(終り)

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あなたは気楽に他人へ話しかけられますか?

2010年05月23日 | 日記・エッセイ・コラム

はじめから方言の話で恐縮ですが、私は仙台弁が恥ずかしくて長い間、東京の人へ話しかけられませんでした。特に他人に会うと話しかけられるのが怖くて顔をそむけてきました。

しかし、そんな態度がガラリと変わってしまったのです。毎日こうして稚拙な文章を書いていると、読んで下さる方々へ心の中で有難うと言います。それが自然になってしまうと、他人へ気楽に挨拶が出来るようになります。

特に、下の写真のように人の居ないところで偶然、他人と会うと大切な人に会ったような気分になります。挨拶をして、少し話をします。この近所に質素な山小屋があります。そんなわけでこの山里の人々とは皆仲良くなりました。きっかけは気楽に挨拶し、話しかける事です。

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ブログを書いていると毎日何百人もの方々が見て下さいます。感謝しています。何か贈り物をしたいと思います。そこで、この「感謝の思い」に金色の羽根をつけ、目に見えない矢として一人一人へ飛ばしているのです。一人一人は皆違う境遇です。幸多い人、悲しんでいる人、病気の人、高齢な人、忙しい人、暇な人、みんな事情があります。千差万別です。その一人一人へ金の羽根の矢を送っているのです。まあ、想像だけの世界ですが、受け取って下さっているでしょうか?

インターネットの世界に入ると見に見えない他人を大切にするようになります。

「貴方を大切に思っていますよ」という心は容易に持つことが出来ます。思うだけです。損得はありません。他人を大切に思う心を大げさな言い方で表せば愛です。

西洋人の言う愛は恋愛という意味と他人を大切に思う心を意味しています。そうと分かれば仏教を信じる我々と変わりません。仏教では他人だけでなく生きているもの全てを大切にします。殺生を禁じています。

今日は皆様へ金の羽根のついた矢を送ります。今日一日楽しい気分で過ごせますようにお祈りいたします。藤山杜人