後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

何故か淋しさが身に沁みる秋の夕暮れ

2011年10月09日 | 日記・エッセイ・コラム

一昨日に夕暮れの山里を歩いていたら急に淋しさが身に沁みて来ました。家内も一緒に散歩しているので淋しい筈はありません。でも秋の夕暮れは何故か淋しさが身に沁みてきます。そんな心情で撮った写真をお送りします。あなたは秋になると訳も無く寂寥感をおぼえませんか?

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アメリカの栄光を担ったセーモア・クレイとビル・ゲイツそしてスティーブ・ジョブズ

2011年10月09日 | 日記・エッセイ・コラム

最近、マスコミが56歳の若さでガンで亡くなったスティーブ・ジョブズ氏を悼み、褒めあげています。

いかにもアメリカ的なベンチャー企業を起こし、新しい発想のコンピューターを次から次へと開発し売り出し、大成功を収めた技術者でした。

このような天才的な働きが出来、大成功出来る社会はアメリカだけです。イギリスもドイツもフランスでもコンピューター産業だけはアメリカには絶対に追いつけません。

その社会的背景の決定的な違いはアメリカのベンチャー企業中心の技術開発体制にあります。それは伝統や古い文化を大切にしようとする国々とはあまりにも違う社会なのです。

勿論日本も日本電気や日立や富士通がいくら頑張ってもコンピューター産業だけはアメリカにかないません。

スティーブ・ジョブズさんが亡くなったので何か記事を書いてはどうですかとある友人が言ってくれました。そこで私はアメリカのコンピューターの栄光を担った3人のアメリカ人を選び、この3人の役割を比較しながらスティーブ・ジョブズさんに関する記事を書くことにしました。

私が選んだのはセーモア・クレイとビル・ゲイツそしてスティーブ・ジョブズの3人です。セーモア・クレイは1925年生まれ、71歳で亡くなりました。ビル・ゲイツとスティーブ・ジョブずは共に1955年の生まれで、ビル・ゲイツは元気に活躍しています。

下にセーモア・クレイとスティーブ・ジョブズの写真を並べて示し、その下にビル・ゲイツがスティーブ・ジョブズと対談している時の写真を示します。

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この3人の役割を一言で言えば、

(1)セーモア・クレイは軍事用、先進技術用、基礎科学用のスーパーコンピューターを世界で初めて開発し、市場へ送り出したのです。

(2)ビル・ゲイツは一般の大衆が個人の家で簡単に使えるようなソフトを開発してマイクロソフト社から売りだした人です。

(3)そしてスティーブ・ジョブズは一般の人々が簡単にコンピューターを操作出来るようにマウスを発明したのです。マウスだけでなく液晶の画面をタッチするだけでいろいろな機能を呼び出して、コンピューターを操作出来るようにしたのです。

そのお陰で私もこうして毎日ブログを書いたり、メールを交換したり、いろいろな問題を検索して調べることが出来るのです。

このようにコンピューターのことを何も知らない私でもコンピューターを日常手軽に使えるようにしてくれたのです。

また、その技術革新のお陰で携帯電話で写真が撮れたりメールの交換が出来るようになったのです。その上最近ではiPod、iPhoneやiPadが開発され安価に売りだされているのです。

結論的に言えばビル・ゲイツは個人向けの小型コンピューターのソフトの開発の天才であり、スティーブ・ジョブズは小型コンピューターのハードの開発の天才でした。

しかしその前駆者にセーモア・クレイが居たことを忘れてはいけません。セーモア・クレイの作ったクレイ社は日本にも支社があり、そこで働いていた人々から彼の人柄などについていろいろ聞いています。その事については別記事でご紹介したいと思います。

今回は、スティーブ・ジョブズさんのご冥福をお祈りして終りといたします。(続く)


全米デモはアメリカ経済の崩壊の予兆か?・・・日本も大不況に襲われる?

2011年10月09日 | 日記・エッセイ・コラム

ものの見方はいろいろです。

ベトナム反戦デモは、1966年以降に世界中に激しく繰り広げられました。

2003年のイラク戦争の時にはヨーロッパ諸国で100万人以上の反戦デモがありました。

しかしベトナム戦争は1976年まで10年間続き数百万人のベトナム人が死に、5万人以上のアメリカ兵が戦死しました。

2003年にイラクはアメリカ軍の短期決戦でアッという間に占領されサダム・フセイン大統領も捕まり死刑にされました。

このような歴史的事実をかえりみると、「デモは何の役にもたたなかった!」という無力感が心の中に広がります。

下の写真はベトナム戦争に反対す大学生の群れへ対して取り締まりの兵隊が銃をかまえている様子です。

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このような過去のデモと比較しながら考えると、最近のアメリカで起きている経済格差反対のデモの性格や、社会へ与える衝撃が少し分かってきます。

まず今回の経済格差解消を目的にしたデモは、アメリカの国内の経済システムの崩壊をもたらす可能性があります。その結果はアメリカ一国だけの問題ではすまなくなります。

世界で一番経済格差が大きいのはアメリカです。その一般大衆が長引く不況で格差反対に立ちあがってのです。自由と平等の国アメリカは決して平等な社会では無かったのです。

しかしデモで「金融重視」のアメリカの経済システムは変化するでしょうか?デモでは何も変わりません。と見過ごして良い現象でしょうか?

私個人は今回のアメリカのデモを非常に恐ろしい気持ちで見ています。

アメリカの自由経済がかげり始めるキッカケになるかも知れません。アメリカ経済がこれ以上悪化すると日本は大打撃を受ける筈です。

現在の安い株価はますます安くなり、円高はますます進行します。日本へ大不況がやって来る可能性を秘めたデモなのです。

ベトナムの反戦デモの頃は丁度、日本の経済の高度成長期でした。反戦デモの一方で日本は空前の経済成長で湧いていたのです。

2003年のイラク戦争の時も日本は1990年代の長い経済不況を脱して経済成長をしていた期間でした。

世の中の事を全て経済的な観点から見るのは間違っています。しかし人々の心を暗くするのも明るくするのも経済状況に影響されます。それを認めた上でこれからどのような心の準備が必要なのでしょうか?

そのような問題を考えさせるアメリカの経済格差反対のデモです。

皆様はどのようにお考えでしょうか?

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。

藤山杜人