昨日、昭和記念公園へコスモスの丘の写真を撮りに行きました。広い丘一面にコスモスが今を盛りと咲き乱れていました。その様子は、昭和記念公園はコスモス祭りをしています という記事でご紹介いたしました。
一方、公園の中を注意深く足元を見ながら歩いていると小さな花々が咲いていました。秋の花々です。その写真を以下にお送りします。お楽しみ頂ければ嬉しく思います。
昨日、昭和記念公園へコスモスの丘の写真を撮りに行きました。広い丘一面にコスモスが今を盛りと咲き乱れていました。その様子は、昭和記念公園はコスモス祭りをしています という記事でご紹介いたしました。
一方、公園の中を注意深く足元を見ながら歩いていると小さな花々が咲いていました。秋の花々です。その写真を以下にお送りします。お楽しみ頂ければ嬉しく思います。
この記事のすぐ前に、もう経済成長の無い日本・・・大不況へ向けての新しい生きがいの構築をという記事を掲載しました。
あまりにも漠然とした内容ですねと家内が一言感想をくれました。
そうです。精神論を書いたので仕方がありません。
そこでもっと具体的な事を書いて前の記事の補足とします。
現在の日本の経済力は下がる一方です。円高で輸出産業が大打撃を受けています。日本の金融界は外国の国債、公社債、や株へ投資して稼ごうとしていますが元金が下がる一方です。
高齢者の人々も貯金だけでなく株券や投資信託にして老後の生活資金を得ようとしています。投資信託の元金が下がる一方で、今後10年は上がらないだろうとも言われています。この状況は老後の生活に不安を与え、暗い気持ちにさせます。
解決方法は2つです。
(1)この時点で半分くらいに価値の下がった株券や投資信託を全て売りはらい現金を回収するのが一つの方法です。
(2)もう一つは配当金の相当ある株券や投資信託はそのまま保持して、配当の極端に少ないものは損を覚悟で売りはらう方法です。
上の(1)に関して覚悟すべき事があります。本来、株や投資信託は元金保証の無いのが原則です。ですから損するのは覚悟の上で投資した筈です。
ですからこそ損をしても綺麗さっぱりと忘れるのが人生を楽しく生きるコツです。
次の(2)に関して覚悟すべきことは、整理しなかった株券や投資信託は、「金のなる木」と信じて、いつまでも大切にする事です。元金がドンドン下がっても仕方ないと諦めることが肝心です。しかるべき配当金が定期的に入る限り、それは「金のなる木」です。大切にする心があれば豊かな気分になれます。
さて敗戦後の貧困な時代を思い出せば明快に分かることがあります。一番つらいのは食費が無いことです。ですから食費に困るようなら考える必要はありません。株券も投資信託も全て売りはらい食費を確保すべきです。
結論を言えば、衣食住に必要なお金は用意し、健康維持が肝心です。
そして株や投資信託で損した金額は綺麗さっぱりと忘れて楽しい毎日を送ります。
そうした後で、もう経済成長の無い日本・・・大不況へ向けての新しい生きがいの構築をという記事をお読み頂くと、必ずや同感して頂けると信じています。
ご意見をコメントとして頂ければ嬉しく思います。(終り)
上の写真は昭和記念公園です。昨日この写真を撮りながら「昭和」という時代を思い出していました。63年間の昭和天皇の時代は激動の時代でした。その時代を振り返りながら広い公園の中を歩きまわって来ました。
昭和6年の満州事変の勃発。昭和12年の支那事変。昭和16年12月8日の真珠湾攻撃と第二次世界大戦への参戦。
昭和20年8月15日の敗戦。塗炭の苦しみを乗り越えた復興期。そして昭和39年の東京オリンピック。昭和45年の大阪万博。そしてそれに続く日本の経済の高度成長。その高度成長も昭和時代が終わるとともに終焉へ向かいました。
平成時代になって23年。日本にはもう経済成長はありません。
外国へ目を向けると先進国の金融危機が長期に続き不況が改善する可能性が見えません。アイスランドは国家破産し、ギリシャも国家破産しそうです。
このような世界経済の推移を観察すると日本に再び経済成長があるとは考えられません。
自分の収入が増え、生活が良くなることを体験して来た多くの人々が居ました。この経済成長だけを生きがいにして来た多くの人々が暗い気持ちになるのはごく自然なことです。その上、今年の3月11日には東日本が大地震と大津波に襲われました。大津波が原因で福島の原発が4つも爆発したのです。
世の中全体が意気消沈しています。
このような時にどのような生きがいがあるのでしょうか?明るい希望はあるのでしょうか?日本人は不幸な将来に向かってゆっくり階段を下りて行くのです。階段の下は暗い闇が広がっているだけです。
しかし私自身はは明るい希望を持っています。多分、自分の経済生活はもっと悪くなるでしょう。しかし何時かは日本の経済も少しずつもち直すと信じています。
日本には経済成長のお陰で大きな蓄積があります。新幹線も高速道路もあります。美しい都市も豊かな農村もあります。ほんの少しずつ耐乏生活をしながら自分に与えらた仕事に励んで行くことが社会の雰囲気を明るいものに変えて行きます。
自分の生きがいとは今も昔も変わりません。日本も外国も同じです。
自分に与えられた境遇に満足し、感謝して、前向きに努力する事以外に生きがいは無いのです。急いだり、高望みをしてはいけません。世界的な大不況が来るならそれも与えられた境遇として静かに受け入れます。
第二次大戦に完全に負けてしまった日本には何も残りませんでした。蓄積も徹底的に使いはたしました。個人が所有した貴金属や鉄製の道具類など全てを供出してしまったのです。多額の戦時国債が紙くずになったのです。戦時国債は軍艦や戦闘機を精密に印刷した美しいものでした。それが紙くずになった事を私は覚えています。
食料も家もありませんでした。それでも美しい自然だけは残ったのです。
そんな状態から日本は現在のような豊かな国になったのです。
人間の生きがいは与えられた状況を静かに受け入れ、将来に希望を失わずに自分のなすべき事を熱い気持ちで努力することです。それ以外には無いのです。それを根気よく続けていれば日本の経済も少しずつ、必ず上の方向に向かいます。
それでは引退した高齢者の生きがいは何でしょう?
生きがいは、与えられた状況を静かに受け入れ、将来に希望を失わずに自分の健康に注意をし、毎日を明るく生きる事です。家族へ笑顔を見せながら、ささやかな遊びを続けることです。自分の状況がどんなに悪い方向になても、それを受け入れ、周囲に人々へ感謝することです。そうする事こそ高齢者の生きがいなのです。
この心がまえさえ出来てしまえば、やがてやってくる大不況も怖くはありません。そんなものは敗戦後の日本の状況に較べれば、ちょっとした木枯らしのようなものに過ぎません。その木枯らしの来る前に、昭和記念公園の静かな風景写真を下にもう一枚お送りします。
毎日、明るく、楽しく過ごしましょう。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。
藤山杜人