今朝、華やかで平和なスポーツの祭典、オリンピック開催に想う という題目の記事を書きました。
この記事の中に1896年第一回オリンピック以来の開催地の一覧表をご紹介いたしました。
今朝からこの一覧表を睨んで、考え込んでいます。
オリンピックは全体的には素晴らしい人類の財産です。快挙です。
世界の平和に大きな貢献をしています。
しかし改善すべき点があると思います。企画し、運営するオリンピック委員会の委員の考え方に問題があるのです。
次の2つの点を改めるべきと信じています。
(1)開催地はお金のある所を選んで実行しています。お金が無ければいけないという拝金主義を当然と思っているのです。
その結果、インドやアフリカ諸国では開催しないのです。お金による差別が当然として、多くの日本人もその方針を支持しているのです。
スポーツの大会に豪華な開会式や閉会式は必要ないのです。豪華な設備も不要です。
古代オリンピック程度の設備で充分です。選手はみな裸に近い恰好で出場すれば高価なスポーツウエアーも要りません。
貧しいアフリカやインドでも最小の予算で開催すべきです。
要するにオリンピックは贅沢になる一方で歯止めがかかっていません。今回のロンドンはその点を考え、少し質素になっているとのことですが。
オリンピック委員会の深い反省を祈っています。
(2)オリンピックの開催地はキリスト教国に偏り過ぎています。
いろいろな国際事情の結果、日本、韓国、中国の3国では開催されました。この3国は非キリスト教国です。佛教国です。しかし残りの全ての開催地はキリスト教国なのです。近代化したトルコでも一度も開催されていません。ユダヤ教のイスラエルも開催されていません。
キリスト教国に限り開催し、イスラム教国を始めから度外視しているのです。
お金の問題ではありません。お金ならバーレーンやアラブ首長国連邦などはいくらでも持っています。そのようなく国々にオリンピック委員会は働きかけて、オリンピックを開催すれば良いのです。
いきなり私事で恐縮ですが、私はカトリックです。キリスト教が良いと信じています。
しかしイスラム教国をはじめから締め出すという考え方は何かイエス様の教えに反しているような気がします。「汝の敵を愛せ」という教えに反しているような気がします。オリンピック委員会の委員は本物のクリスチャンならもっと深く考えてみるべきと思っています。
皆様のご意見をお聞かせ下されば幸いと思います。(終り)