空海は天才的な学僧であり、中国から密教を持ち帰り高野山に真言宗を開いた人です。
その空海が後に全国を行脚して泉や温泉を発見したという伝説があります。また四国の八十八ケ所の四国遍路の霊場を決めたという話もあります。
私はこのような事を疑っていました。空海は遣唐使として西安に2年滞在していた頃の日本の仏教は天皇や貴族の為の佛教でした。一般民衆の為の仏教は鎌倉時代になってから急速に発展したのです。
弘法大師の称号は空海の死後、しばらくしてから醍醐天皇から贈られた尊称です。
空海は晩年には高野山の真言宗のお寺に住んでいました。全国を歩いて温泉を発見したという記録は一切ありません。
私は空海を尊敬しています。日本の佛教を発展させた大偉人です。
しかし空海が全国を回って泉や温泉を発見したという伝説は全く根拠がありません。それなのに何故空海が発見したと信じられているのでしょうか?これは日本文化の底に流れる大きな謎です。民族学者がいろいろな説をとなえています。
この謎を今後少し考えて行きたいと思います。今日は問題の提起だけをしたいと思います。
上の写真は中国の西安の郊外にある青龍寺境内にある空海の紀念堂です。日本の真言宗の諸派が寄付を集めて1984年に建設したものです。下の写真は同じ境内にある空海の記念碑です。
なお、下に弘法大師が発見したと言われている温泉の一覧表を示します。
弘法大師が発見したとされる温泉は、日本各地に存在する。以下にそれを記す。
ただし、これらのなかには、後年、開湯伝説を作った際に名前が使われただけの場合もある。高野聖のうちには、その離農的な性格から、いわゆる山師的なものもおり、それらが温泉を探り当てた際に宗祖たる空海の名を借用したともいわれる。
夏です。海へ出て、ヨットに乗ってみましょう!以下をクリックすると素人歓迎の体験プログラムが沢山あります。
小田急ヨットクラブ:http://www.odakyu-yc.com/sailing/index.html 青木ヨットスクール:http://www.aokiyacht.com/ ヤマハヨットスクール:http://www.marinebox.co.jp/yacht/school/ 江の島ヨットスクール:http://www.chotto-yacht.com/school ISPAクルーザースクール:http://www.ybmarina.com/ispa/index.html ヨットには小型ヨットとキャビンの付いたクルーザーと2種類あります。 小型ヨットはディンギーと呼びます。上の体験プログラムを見る場合、そのプログラムに使うヨットはディンギーなのかクルザーなのかをしっかりと見分けなければいけません。 ディンギーは突風で転覆します。泳げる人でないと危険です。どちらかというと若者向きの船です。 クルーザーは船底に重いキールが付いているのでまず絶対に転覆しません。泳げない人や中高年向きに良い船です。 写真で説明します。下の写真は素人向きの少し大きめのディンギーです。
ディンギーには1人乗りの小さなものもあります。2人乗りが普通です。上のは4人乗っていますので大き目のディンギーです。
マストの前と後ろに三角形の帆を上げます。ジブセイルとメインセイルです。
下はキャビンのついたクルーザーの写真です。左は私が昨秋まで乗っていたクルーザーです。右は真鶴港の係留していたクルーザーの写真です。
ディンギーでもクルーザーでも体験する場合、ヨットの部分品の名前を覚えて置くと指導してくれる人が喜んで、親切になります。
マスト、ジブセイル、メインセイルを覚えたら舵をラダーと覚えます。梶棒はテラーです。メインセイルとマストのてっぺんまで引き上げるワイヤーはメインハリヤード(メインハリ)と言います。ジブセイルを引き上げるワイヤーはジブハリヤード(ジブハリ)です。
メインセイルの下を固定している棒をブームと呼びます。そのブームを左右に動かすロープをメインシートと言います。ジブの裾を左右に動かすロープはジブシートです。ヨットではロープという名前は船上では絶対に使ってはいけません。
係留用のロープは舫いロープと呼んでも良いです。ついでに言えば、ヨットの前の方をバウ、うしろの方をスターンと言います。ヨットの進行方向に向かって右側をスターボードと言い、左側をポートサイドと言います。
このように方向や船の部分品のに特別な名前が付いているのは大航海時代からの伝統です。ヨットというスポーツはその伝統をひきついでいるのです。
ですからその伝統を尊重し、体験セイリングをする前に本を見て、名称くらいは憶えて置くと全て楽しい思いをいたします。
最後に2009年5月2日に体験した沼津沖の駿河湾でセイリングの時の写真を送りいたします。
Hoota船長指揮のもと、女性2名を含めた総勢6人で4時間程、烈風の中を豪快なセイリングを楽しんで来ました。
爽快な海風を想像しながら写真をお楽しみ頂ければ嬉しく思います。 それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。 後藤和弘(藤山杜人))
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