後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

他人を差別し、軽蔑する気持ちはこうして生まれます・・・恥かしながら自分の気持ちを実例にします

2012年07月11日 | 日記・エッセイ・コラム

どの国の人々でも自分と違う人を差別し、そして軽蔑する傾向があります。人間の「さが(業)」なのです。

見かけによって黒人を差別したりします。そして理由にも無く軽蔑するようになります。それは人間として恥かしいことです。非常にいけない事です。

近年は流石に、そのような人種差別は無くりましたが、つい数十年前まであったのです。アフリカからの奴隷貿易の時代から、それを当然として、全然、恥ていませんでした。恐ろしい事です。

しかし、人間の差別心や軽蔑心が消えてしまったと考えたら、それは大間違いです。

欧米人や日本人はイスラム教国の人々を差別していませんでしょうか?軽蔑していませんでしょうか?

こような民族間の差別ばかりではありません。

正社員は派遣社員やアルバイト社員を差別しているかも知れません。人間が他人を差別する理由は浜の真砂の数ほどあるのです。

その一つの実例です。ヨットをしている人は、モーターボート趣味の人を差別し、軽蔑している場合があります。内心そのように思っていても決して口には出しません。

はっきり言えば、私はモーターボートを趣味にしている人々を差別し、軽蔑していました。していましたと過去形で書いたのは、現在はそんな恥かしい心を克服したからです。全くバカバカしい差別と軽蔑です。その理由を写真で説明いたします。

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上の3枚はヨットの写真です。江東区の夢の島にある東京マリーナで一昨日撮って来ました。下の写真も同じところで撮ったモーターボートの写真です。

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ヨットには高いマストが立っています。モーターボートにはマストがありません。ですから写真を見るとどれがヨットで、どれがモーターボートかが簡単に区別出来ます。

ヨットもモーターボートも同じ船舶操縦士免許で航海できます。海上に出れば同じ規則と法律に従います。法律の上では全く平等なのです。

そこで何故、ヨット趣味の人がモーターボート趣味の人を差別し、軽蔑する傾向になるか理由を書きます。

(1)ヨットは帆を上げて、その形を微妙に調整して風を掴んで走ります。大変高度なテクニックを必要とします。しかしモーターボートはオートマッチックの自動車と同じようにアクセルのコントロールだけで走れます。高度な訓練が必要でないのです。

(2)ヨットは港への出入りの時だけエンジンを使います。ガソリンがほんの少ししか使いません。モーターボートは常時ガソリンを湯水のように消費します。燃料代が馬鹿馬鹿しいほどかかります。ボートに乗っている人の愚かさを見ているようで優越感を持ってしまいます。

(3)もっと本質的な理由はヨット趣味の人は風や波と静かに遊んでいます。自然を大切にしています。それは高尚な趣味です。モーターボート趣味の人は強力なエンジンで力任せに海面を滑って行きます。風が吹こうが波があろうが一向に気にかけません。自然を征服しようという趣味なのです。とても高尚な趣味とは言えません。つい軽蔑したくなります。

私は以前上のように考えてモーターボート趣味の人を軽蔑していまいた。水の上ですれ違ってもモーターボートは無視です。ヨットの人には帽子を取って挨拶をしていました。

こんな理由にもならない理由で軽蔑していた人に座礁したとき牽引して貰って助け出されたのです。救助の信号を上げて助けを求めたとき助けに来てくれたのはモーターボート趣味の人でした。ニッコリ笑って、「今、引っ張り出してあげるから安心しなさい」と言われた時には心底ホットしたものです。

それ以来、私はモーターボート趣味の人へも丁重に挨拶をするようにりました。

恥かしい、馬鹿馬鹿しいお話で失礼しました。(終り)


暑い日、眺めるだけで涼しくなる風景写真をお楽しみ下さい

2012年07月11日 | 日記・エッセイ・コラム

今朝は暑い陽射しが、目の前の窓の外のムクゲの花に照りつけています。

こんな時に無宗教がいけないとか、仏教徒とキリスト教を比較するとこうなるとかという面倒な議論は止めにしました。そんな事はどうでも良いことなのです。

涼しげな風景写真を見て、今日も一日静かな気持ちで過ごすのが一番良いのです。議論よりも心の平安が大切です。

下の写真は「永平寺の画像検索」からお借りしました。

永平寺は曹洞宗の本山で福井県の山の中にあります。私も3回ほど訪問しました。好きなお寺です。

建物が壮大ということも好きな理由ですが、もっと感心な事は何時でも修業僧が掃除をしたりしているのです。要するに生きているお寺なのです。そうです。今日の写真集のテーマは、「生きているお寺の風景」とします。

人間の姿も含めて以下の写真をお楽しみ下さい。

今日も皆様の心が平安でありますようにお祈り申し上げます。

後藤和弘(藤山杜人)

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