例年、お盆のころに山林の中の別荘地の管理組合の総会があります。今年は8月12日で独りで一泊しました。
この別荘地の管理組合は1974年につくり、ました。その時、この別荘地を清流園という名前で呼ぶことにしたのです。
組合のメンバーは亡くなった方も多く、次第に子供の時代へ引き継ぎながら、連綿と続いています。
清流園は、町を離れ、林の中の道の奥にあります。
林はやがて昼なお暗い森となって何処までも続いています。
1974年に完成したので、既に35年通い続けたことになります。
下に清流園の近所の写真をお送りいたします。
清流園は下の写真の牧草地の西側の谷地が少し平になった所にあります。
下の写真のような人気のない淋しい道を2Kmも登って行ったところに清流園別荘地が有ります。
道を登りきると平地になっていて質素な別荘が10棟ほど建っています。そこが清流園です。
その一番低い所に小川が流れています。
回りは大きな松林や、クヌギやコナラの雑木林です。「陸の絶海の孤島」のような場所です。別荘が10棟あって、お盆の時以外はあまり誰も泊まりにきません。夜は人家の灯も見えず漆黒の闇です。
昨日はあいにくの小雨なので、下の写真のような小川を小屋の中から見てビールを飲みました。
遠方の林でヒグラシ蝉が淋しげに鳴いています。
静かな夜には、林の方で野鳥の叫び声が聞こえたり、枝の折れる音が響いたりします。
次の日、朝日が明るく射してくるのを見たときほど嬉しいことはありません。生き返ったような気分なのです。顔を洗って、すぐ熱いコーヒーを淹れます。コーヒーの香りが漂い、気持ちの良い朝でした。
小屋に独りで泊まるのが怖いとは変だと思います。しかし私は生まれつき怖がり屋でした。その癖、怖い思いをするのが好きなのです。
時々、家内と一緒にに泊まりますが、怖さには変わりません。何が怖いのかは分かりませんが怖いのです。家内は怖くないと平気です。
管理組合の総会には11人が参加しました。午後2時頃終わりましたので、すぐに帰ってきました。早い時間だったせいか渋滞がありませんでした。
また来年の8月の総会にも出席出来るように健康に注意する決心です。(終わり)