後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

20世紀は大戦争の世紀(1)第一次世界大戦

2012年08月17日 | 日記・エッセイ・コラム

戦争の事を考える時、日本人の犠牲者数や、失った日本の領土のことばかり考えた新聞記事や論調ばかりが多すぎると私はかねがね思っていました。

もっと世界的な視野で20世紀に起きた大戦争の実態を総合的に見て、それに比較して日本の戦没者数や失った領土のことを考えた方が戦争の悲劇をもっと深く、そして客観的に理解することが出来ると信じています。

その観点からみると「我が家のホームページ」(http://www.max.hi-ho.ne.jp/nvcc/TR7.HTM)は卓越した作品です。これを作っていらっしゃる方とメールの交換もしました。きちんとしたお考えと信念を持った中年の男性の方です。

先のこのブログの記事、全国戦没者追悼式典と千鳥ヶ淵戦没者墓苑と靖国神社 では第二次世界大戦の戦没者数の統計をしめしました。全世界で6000万人もの戦没者が出ました。

そこで今回は第一次世界大戦の兵員の死亡者数や負傷者数を以下にしめします。

当時は民間人の戦没者数が正確な調査が無かったようで、その数は不明です。

しかし地上戦の行われた東ヨーロッパ諸国、ロシア、そしてフランス、イタリーでは民間人も戦いに巻き込まれて多数死んだのです。

兵員と民間人の戦没者数の合計は2000万人とも3000万人とも言われています。

第二次大戦の6000万に較べると少ない数ですが、それにしても2000万人とは想像以上の数です。

こんな大戦争の後、僅か20年後に人類は第二次世界戦争を始めたのです。

20世紀は、人類が狂ってしまった世紀のようです。

第一次世界大戦と第二次世界大戦の各国の犠牲者数を比べながら戦争の悲劇の大きさを世界的な視野でお考え頂きたいと思います。

そしてその大きな悲劇に中で日本が行った役割をお考え下さい。そうすると太平洋戦争で受けた犠牲と失った領土のことが客観的に分かるような気がいたします。

それが分かっても仕方がありません。どうしようも有りません。悲しみが一層深くなるばかりです。

しかし将来、再び日本が戦争に巻き込まれそうになった場合の取るべき決断が分かります。その決断は日本に再び惨禍が起きないような方向でなければなりません。

その方向は中国や韓国と絶対に戦端を開かない事です。小さな領土問題から戦端を開くべきでは無いのです。冷静に対処すべきなのです。

「20世紀は大戦争の世紀」という連載記事においては、いろいろな視点から戦争とそれにまつわる事実を可能な限り世界的な視点で考えて行きたいと思っています。

どうぞ宜しくお願い致します。そして建設的なコメントを頂けるようにお願い申し上げます。

(続く)

===以下の出典は、「我が家のホームページ」です。===========

第一次世界大戦での主な国の犠牲者数

   国  名     兵 員 (単位 人)
           死  亡  負  傷
   アメリカ    126,000   234,000
   イギリス    908,000  2,090,000
   フランス   1,363,000  4,266,000
   ロ シ ア   1,700,000  4,950,000
   イタリア    650,000   947,000
   ド イ ツ   1,774,000  4,216,000
    オーストリア    1,200,000  3,620,000
   日  本      300     907
         (アメリカ陸軍省調べなど)


===============================

第一次世界大戦における動員兵力と人的損害
  国    別   動員兵力   死  者    負 傷 者  捕虜など  人的損害の合計
                                             

 連合国側
  ロ  シ  ア  12,000,000  1,700,000  4,950,000  2,500,000    9,150,000  
  フ ラ ン ス   8,410,000  1,357,800  4,266,000   537,000     6,160,800   
  イ ギ リ ス   8,904,467   908,371  2,090,212   191,652     3,190,235   
  イ タ リ ア  5,615,000   650,000   947,000   600,000     2,197,000  
  アメリカ合衆国   4,355,000   116,516   204,002    4,500     325,018   
  日     本    800,000     300     907      3          1,210   
  ル ー マ ニ ア    750,000   335,706   120,000   80,000      535,706   
  セ ル ビ ア    707,343   45,000   133,148   152,958      331,106   
  ベ ル ギ ー    267,000   13,716   44,686   34,659       93,061   
  ギ リ シ ア    230,000    5,000   21,000    1,000         27,000   
  ポ ル ト ガ ル    100,000    7,222   13,751   12,319         33,291   
  モンテネグロ     50,000    3,000   10,000    7,000         20,000   
   小    計   42,188.810  5,142,631 12,800,706  4,121,090    22,064,427   

 同盟国側
  ド  イ  ツ  11,000,000  1,773,700  4,216,058   1,152,800      7,142,558  
  オーストリア=ハンガリー   7,800,000  1,200,000  3,620,000  2,200,000   7,020,000   
  ト  ル  コ   2,850,000   325,000   400,000   250,000       975,000   
  ブ ル ガ リ ア   1,200,000   87,500   152,390   27,029      266,919   
   小    計   22,850,000  3,386,200  8,388,448  3,629,829    15,404,477   

 合      計  65,038,810  8,528,831 21,189,154  7,750,919 37,468,904   
 
〈アメリカ合衆国陸軍省の報告(1924年2月)による。ただし、アメリカ合衆国分については1957年11月に国防省の修正を受けている。                         《『ブリタニカ国際大百科事典』から》


心やすらぐ昔の風景をお送りいたします・・・尾張徳川家のお鷹の道

2012年08月17日 | 写真

現在の東京都国分寺市の武蔵国分寺近辺は尾張徳川家のお鷹場でした。1747年に指定され明治維新まで存続したお鷹場でした。

そのお鷹場へ通う道がいつの頃からか「お鷹の道」と呼ばれるようになります。

現在の武蔵国分寺から湧水の流れに沿って東の方向へ延びる道が「お鷹の道」です。

現在は遊歩道になっています。昔の「お鷹の道」をそのまま遊歩道にしたのです。

その近辺には古い農家が江戸時代のたたずまいのまま残っています。先程、散歩をしながら写真を撮って来ました。

皆様のお心がやすまりますように、以下にお送りいたします。

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あなたへ四葉のクローバーを差し上げます

2012年08月17日 | 日記・エッセイ・コラム

何年か前に那須高原で四葉のクローバーを栽培している女性のブログを見たことがあります。そのブログを見ると何故か幸運がやって来るような気分がします。楽しいブログです。それ以来、この私のブログも見た方々へ幸せが来るようにと祈りつつ書いています。

今朝はその四葉のクローバーの写真をあなたへお送りいたします。

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(写真の出典は「四葉のクローバー画像集」です。)

実は昨日、四葉のクローバーを探しに武蔵野公園へ行ったのです。公園のあちこちを見まわしたが、クローバーなど何処にも見えません。そう言えば昔は野原にクロ-バーがよく生えていたものですが、最近はさっぱり見かけなくなりました。昔はクローバーの花を茎ごと採って、それを編んで白い花輪を作ったことなど思い出しました。

その白い花も見えなくなりました。野原の草にも流行があるのでしょうか?

それにしても昨日は猛暑でした。あまり暑いので早々に帰ってきました。夏真っ盛りの公園の写真をお送りいたします。

今日は皆様へ四葉のクローバーを贈ったつもりで、あなたに幸せが来るようにお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)

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