後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

白雲湧きたつ今日の河口湖の風景をお楽しみ下さい

2012年08月27日 | 写真

久しぶりに河口湖へ家内と一緒に行ってきました。

富士山は雲に隠れていましたが、河口湖は青く輝き、その上に白い雲が湧きあがりながら流れていました。

行く夏を惜しむように若者達が水上スキーやモーターボートで遊んでいました。

川口湖畔は涼しくて冷房無しで車を走らせました。富士ビューホテルの6階にあるパノラマ展望台からも河口湖の写真を撮ってきました。

どうぞ白雲湧きたつ今日の河口湖の風景をお楽しみ下さい。

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パラオ諸島にある太平洋戦争の戦争遺跡の写真

2012年08月27日 | 日記・エッセイ・コラム

先週、高校一年生の男の孫がパラオに一家で遊びに行きました。写真のメモリーチップに下のような太平洋戦争の戦争遺跡の写真がありました。

パラオのロックアイランド・エリアは世界遺産に登録されました。シーカヤックで孫の一家はその石灰岩で出来た島々を巡って来ました。

そこから50km離れたペリリュー島は14000人余の日本兵が玉砕した島です。

日本軍が南洋で建設した一番大きな飛行場があった島だったのでアメリカ軍が一番始めに攻略した島です。アメリカ軍がペリリュー島を取れば、サイパン、グアム、硫黄島、と攻め上げる一番重要な場所だったのです。

パラオでの戦争について私は勿論知っていましたが、その事情を簡明に記述したブログを探してみましたら、「コージの小部屋」というブログに感動的な報告記が掲載してあるのを見つけました。

写真の下にその報告記の冒頭部分を掲載してあります。

写真とともにご覧頂ければ嬉しく思います。

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上は道路端です。下は海中です。

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そして現在のパラオは下の写真のように平和に静まりかえっています。

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コージの小部屋 スペシャル:http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Sumire/8209/Peleliu.htm

======玉砕の島 ペリリュー島=========
パラオ共和国ペリリュー島は、知る人ぞ知る大東亜戦争末期に於ける日本軍玉砕の島です。

休暇を利用してパラオにダイビング&スノーケリングツアーに行って参りましたが、その際、このペリリュー島も訪れました。
ガイドの中川さんよりお聞きしたお話を元に、この島における日本軍玉砕について簡単に纏めてみました。
ちょっと判りにくいかもしれませんが、私の見学した順番に掲載しておりますので、ご容赦ください。
=======*ガイドの中川さんについて===========
数えで73歳になられる四国ご出身の中川さんという方にペリリュー島観光のガイドをお願い致しました。
中川さんは、若い頃ペリリュー島で育ちましたが戦争と共に徴兵で日本に戻り、そのまま敗戦後も日本で自営業を営まれていたそうです。その後、かつてご自身が住んでいたペリリュー島で亡くなった多くの日本兵を慰霊したいと考え、日本のバブルが崩壊した頃(10年ほど前)にペリリュー島へ再渡航され、日々慰霊とガイドをされていらっしゃるとのこと。
パラワン(パラオ現地人)のお子さんを引き取られて養父をされているそうです。また、中川さんのお姉さんが中村前大統領のお姉さんと同級生だったつてで、ペリリュー島に家を持って住んでいるとのことでした。
中川さんは日本政府要人や各遺族会がペリリューを訪問された際にもガイドをされており、またテレビでも中川さんの生活振りが紹介されたことがあるそうです。

以下は省略しましたが、http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Sumire/8209/Peleliu.htmをクリックして是非お読み下さい。(終り)


歴史的ものの見方の訓練をすると趣味が広がる・・・老後が一段と楽しくなる

2012年08月27日 | 日記・エッセイ・コラム

若い頃アメリカに留学して驚いた事が沢山ありました。

日本ではスポーツには毎日の訓練が重要ですと教わりました。

職人になるためには10年、20年の修業時代の「わざ」の訓練が無ければ一人前の職人になれないという話を聞いていました。訓練は体の動かし方の反復練習だけだと思ってアメリカへ留学しました。

ところが欧米では訓練とは知的な訓練も非常に重要視しているのです。

知的訓練にもいろいろ種類があって、科学的思考訓練、哲学的思考訓練、歴史的思考訓練、藝術観賞訓練などから宗教的訓練まで実に多種多様な知的訓練があるのです。

今日は歴史的思考訓練の方法を少しご説明いたします。すると、趣味の世界が急に広がる話をご紹介いたします。老後の生活が一段と楽しくなるのです。

訓練方法の第一歩は歴史的なことが書いてある本を多数読むことから始めます。

そのとき重要な事が一つあります。

ただ漫然と興味本位に読み飛ばすのではなく、自分で問題や疑問を持って読むのです。ここに書いてある歴史は真実か?何故こんな事が起きたのか?歴史は書く人の立場によって逆の書き方がなるのではないか?事実を美化しすぎていないか?他の文書にも同じことが書いてあるか?

こんな問題意識を持って本を読むことが歴史的思考訓練なのです。

問題意識を持って読めば、自然に自分の歴史解釈が生まれて来ます。

そうすればそれが正しいか否かを調べはじめます。そこまで進めばそれは立派な、そして愉快な趣味へとなります。暇な老後が急に楽しくなるのです。

実例として、ささやかな私の歴史趣味をご紹介します。

何年も前に埼玉県の秩父へドライブへ行ったことがあります。道に迷って日高市の郊外をウロウロしていたら下のような異国的な魔除けの2本の門柱を偶然見つけました。

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歴史的思考訓練のお陰で、ピンと来ました。ウン、これは昔の朝鮮と交流があった証拠と感じたのです。日をあらためて再度、調査の為に訪問しました。

朝鮮半島の高句麗が新羅と唐によって滅ぼされたとき日本へ亡命したきた王族と家来たちが埼玉県西部に住みついたのです。勝手に住みつく訳には行きませんから当時の天皇から「高麗王」という称号を貰って武蔵国の領地を分譲してもらい移住したのです。

下の写真が示すように、その「高麗王」の廟所が現在でも存在しています。

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その歴史的いきさつは下の写真にある看板に書いてあります。

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これが歴史趣味の実例です。しかし、この趣味の面白さはその先にあります。自分で見つけた説明は本当に正しいのでしょうか?そして自分でいろいろな仮説を立てて楽しむ事にあります。

当時の天皇から立派な称号や領地を貰うために何をしたのでしょうか?持参した金銀や宝石を出したのでしょうか?

それだけでは充分ではない筈です。もっと重要なおみやげは「先進的な農業技術」や「金属の精錬技術」の提供だったと想像しています。高句麗王の家来の中に優れた農業や工業の技術者が居たようです。

この仮説の回答を調べて行くと大和朝廷が朝鮮からいろいろな先進技術を学んだ様子が分かってくるのです。

歴史的ものの見方の一つの例を示しました。ご興味を持って頂ければ嬉しく思います。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。

後藤和弘(藤山杜人)