おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

マスコミの責任

2006-11-01 22:49:19 | つぶやき
卒業単位偽装問題。私立の名門高校もごまかしが。
でも、たぶん知らぬ存ぜぬで、報告しない私立も多いはず。
明らかに「総合」や「情報」、「家庭」をやっていない
有名私立の名前がでてきていないし・・・。
ばれそうなので、仕方なく、・・・。正直者が損をした、
などと思っているのでは。それとも、完全に居直っているか。

救済策も政治的決着に。
違反した私立には、補助金をカットするくらいの
ペナルティを課すという見せしめも必要だが。
でも、そうなったら、私立関係者とそれにからむ政治家に火の粉がかかる。
実にあいまい、いい加減収拾策。

これからどう処分が出されるのか。
こういうときになると、カリキュラムの編成権は、学校長にある。
だから責任は校長に、となるのか。
実際は、届け出のカリキュラムに、
あれこれ指導助言をするのが役所の仕事。
そこになると、自分たちの責任を不問にして、
またまた現場に責任を押しつける、といういつもやり方。
これじゃ、現場もやってられないのではないか。

それにしても、マスコミには責任はないのか?
鬼の首でも取ったかのように単位偽装問題を取り上げるマスコミに。

どこかの私立の校長が話すように、
大学受験の合格率、それも東大など難関国立大、
早稲田、慶応などの難関私立大学合格者の数がものをいう業界。
私立存続のカギを握るのが難関大学合格者数。
公立高校もその競争から逃れられず、
一人でも多く他校より合格者を出すことが至上命令。

それを煽るマスコミ。特に新聞社系の週刊誌。
「サンデー毎日」「読売」「朝日」。
受験シーズンになると、毎週合格者数を大学別、高校別に発表。
誰が読むのか知らないが、競争を煽り立てる。それも、たんなる数比べ。
何校も受かる優秀な受験生を抱える高校、生徒数の多い高校が断然有利になる。

パイの大きさが決まっているところへ、
如何に他をけ落として自分の学校の生徒を受からせるか。
ブランド志向の生徒や保護者の意向にもそって、必死の受験教育体制。
それをまたまた煽る週刊誌。「アエラ」なんかも加わって過熱させていく。
最近ではビジネス雑誌まで興味本位に扱う。頭のいい子になるためには・・・。
特に、我が子を東大に入れた家庭教育、環境。
親の姿勢、収入の差、塾の比較・・・。

なかでも「朝日」は、中高一貫校を取り上げ、
小学4年生くらいからの受験戦争を煽っている。
所詮、新聞社マスコミは、受験エリート、難関大学の出身者。
おそらく、多くは、偽装卒業だったのではないか。
それを棚に上げての報道合戦。
今回の事態の本質をどのようにとらえているのか。
識者のコメントの前に、きちんとした社説を載せるべきだ。

難関大学合格は、かのエベレストに登るようなモノ。
中学のゆとり手抜き授業で、高校に入ってきた生徒。
それをキャラバンを組んで、
千mにみたない場所から登らねばならない、
はるかかなたの高い山に向かって。

ゆっくり、自発的に登って行かせるなんて、出来ない相談。
なにしろ3年の2学期までで、高校の教育課程を終了しなければ、
大学入試まで間に合わない!
「世界史」、「日本史」なんか、もう近現代まで届きようもない。
自学自習で頑張るか、予備校に行くかしかない。
そうでないと、重箱の隅をつつく問題には答えられない。
英語も、ものすごい量をクリヤーしなければ、
数学も、古典も、理科も・・・。

中学3年、高校3年のぶつ切り学校教育。
中高一貫も、所詮は、受験対策のため。
ゆとりを持って、じっくりと人間教育を、
なんて言っているのはごく一部の私立。
大半が受験のための中高一貫。
それを煽るマスコミ、特に朝日新聞。

諸悪の根源は、こうした朝日を筆頭に、部数のばしのために、
大学受験への興味本位記事を載せる週刊誌。
合格者数、数、数・・・。
どうせなら、文春や新潮、現代やポスト、アサヒ芸能、
実話なんかも大学合格者数を載せてみたら面白いのに。
そうすれば、そうした競争煽る記事がいかにくだらなく、
低俗な記事であるかがよく分かるから。
他の記事に比べて、けっして高尚とはいえないことがはっきりする。

この際だから、新聞社系の週刊誌不買運動でも起こしたい気分だ。
マッチ・ポンプとは、君たち週刊誌マスコミ連中だ!
責任感も罪悪感もない連中が、きれいごとを言うな!
コメント
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