おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

今の「核」議論のおかしさ

2006-11-11 23:52:17 | つぶやき
核武装論議。中川さん。麻生さん。
自民党や内閣の重要ポストの方々が、しきりに核論議を行おうと発言。
核の論議すら許さないのは、言論の自由へ圧力だ。
核を持つか、持たないかの議論こそ大事だ。
アベさん。非核三原則は堅持する方針には変更はない。
が、核に対する議論は自由にやっていい。・・・。

でも、様々な議論の結果、やはり核兵器保持は国策に反する。
今まで通り核を持たないことにしよう!
こうなったら、議論をしかけた中川さんや麻生さんは納得するのか。
もともと核兵器は持たないという日本の方針をこの際変更して、
核武装の道を開く議論をしていこうというのが本音。
これは国民はほとんど承知している。

だから参院選を来年に控えて、
自民党も公明党でも無理に議論することは、やめようというのが建前。
参院選が終わって勝利したら、本格的に核武装「是」でいこう!
「北朝鮮核武装脅威論」のなかで、ひょっとしたら核武装を
「是」とする方向になってくるかも知れないから。

それならば、今、堂々と(回りくどく言わずに)核武装すべきだ、
と発言すべきではないか、たとえ役職をクビになったとしても。
二人は、アベは俺たちをクビに出来ない、とたかをくくっている感じ。
なぜなら、アベさん。もともと、「非核3原則」否定論者だから。

このへんをごまかして、ホンネを隠したママ、
言論問題にすり替えていくのが作戦なのか。

日本が核武装することは、日本の将来にけっしてプラスをもたらさない。
今、日本が北朝鮮との対抗で、核抑止論の立場で、
つまり核攻撃をしたら、こっちも核攻撃するよ、脅しでなく本気だよ。
だから、北朝鮮よ、日本を核攻撃するなどと思い、行動してはいけないよ!
一方、・・・。
今、日本は、アメリカの核の傘の下にいるのは事実である。
日本の安全が、アメリカの核によって守られているのは、
独立国家・日本としては許せない!
この際、独自に核開発を行い(すぐにでも、核兵器製造に入れるだけの核物質を保存しているし、技術も有しているのだから)
日本の安全を自らの核兵器で守っていこう!
こういう立場の人もいる。

いずれにせよ、こういう選択をしたとき、
当事者は、北朝鮮だけではなく、アメリカもになる。
独自の核開発に、アメリカは絶対にNO!
という圧力をかけ、経済制裁に踏み切り、
中国もロシアも経済封鎖、
おそらくは、イランなどの石油国も原油輸出ストップに踏み切るだろう。
まさに、かつてのABCD包囲網という幻想の再現である。
その操作された脅えの中で、軍部は「国家的威信」をかけて、
アジアへ侵略戦争を仕掛け、そして、敗北した。国民は圧倒的に支持した酔ったように、負けるまで。

今。北朝鮮が核実験をした。標的は日本だ!
としたら、北朝鮮の核攻撃にどう対応するか。
核には核で対抗する事も、手段の一つ。
核攻撃を仕掛けてきても、こちらも核攻撃で対応する。
核兵器が飛んできて、それを未然に(人間を殺すほどの核物質が地上や大気中に大量に拡散されないように迎撃して)破壊する兵器がない以上、
そのための抑止力としての核兵器開発。

しかし、その道に踏み切ることは、日本の自殺行為である。
コメント (1)
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