昨日の朝は、納豆ご飯でした。けっこう大好物でして、毎日とは言いませんが、一週間で2,3日は朝ご飯に。別にいっときはやった、健康ブームにあやかってとは、無関係。卵ご飯が苦手なモノでして・・・。
いつでしたか、「発掘!あるある大事典」という番組で、納豆の摂取はダイエットに効果があると紹介されたとたん、消費者が納豆を買い求めて、店頭から無くなったことがありましたね。でも、そのときのデータは捏造だったことが後に判明した。(あの番組は、それ以外にも罪作りな番組でしたね。司会者の何とかというコメディアンが、全く反省の色がなかったのも、何となくいいかげんな感じがしました。)
実は、私、「納豆」と名の付く、「甘納豆」も大好きでして、けっこう食べます。
墨田区の南部には私の知っている限りでは2軒、製造販売している店があります。一軒は錦糸町駅の北口を出て錦糸公園に向かう途中にある店。もう一つは、三つ目通り、都営浅草線・本所吾妻橋から南に向かって、本所消防署の近くにある店。どちらもおいしい甘納豆を売っています。色とりどり、大きさも様々で、ホントウにふかふかして、それでいて豆の雰囲気や香りをうまく出しています。
アズキ、エンドウマメ、ソラマメ、クロマメ、ウグイスマメ・・・、中でもおいしいのは、サツマイモの輪切り。香ばしくて食感があって・・・、でもちょっと高いのが残念です。そうそう、ハスの実などもあるようです。
ところで、甘納豆と発酵食品である「納豆」とどういう関連があるのでしょうか。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、1857年(安政4年)に和菓子屋の老舗「榮太樓」が発案したそうで、当初は浜名納豆に似せて甘名納糖と名づけられ、第二次世界大戦後に簡略化されて甘納豆と呼ばれるようになった、とのこと。北海道や山梨県には甘納豆を赤飯に入れる風習があったり、室町時代に甲斐国(山梨県)南部の人たちが移住した青森県の一部でもこの風習が残っているそうです。
浜名納豆とは、別名「塩辛納豆」と呼ばれていた。そこで、「塩」の代わりに砂糖漬けにして乾燥させたので、「甘」納「糖」(豆)とネーミングしたのでしょう。
現在では、「納豆」といえば納豆菌を発酵させたいわゆる糸引納豆を指しますが、糸引納豆が登場したのは中世以降のことであり、正確には「納豆」とは麹菌を使って発酵させたのち乾燥・熟成させたもの、いわゆる塩辛納豆のこと。塩辛納豆は、中国では今なお豆豉(トウチ)と呼ばれ、中華料理の重要な調味料です。日本では奈良時代頃には醤(ひしお)の一種として伝来したのではないかとされ、平安時代には「納豆」という名でも呼ばれるようになった。
室町時代頃になると、日本独自の食品として糸引納豆が登場し、やがて製法の簡単さなどから塩辛納豆よりも広く作られ、日常食として消費されるようになるとともに、「納豆」という言葉もまず糸引納豆を意味するように変化していきました。
同じ頃、北宋・南宋に渡航した僧たちが塩辛納豆を持ち帰り、再度国内に紹介し、寺院内でも盛んに生産したことから、これらは寺納豆とも呼ばれるようになりました。こうした伝統を持つものが今でも京都の大徳寺(大徳寺納豆)、天竜寺、一休寺や浜松の大福寺などで作り続けられており、名物として親しまれています。
以上、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より。
ここで納豆のさまざま。
・ひきわり納豆
砕いた大豆を発酵させることによって作られる納豆。秋田県で古くから作られていた手法で、納豆汁によく用いられる。普通の納豆より発酵が早く、消化が良いとされる。ひきわり納豆に対し、通常の割っていない大豆を使った納豆は「粒納豆」と呼ばれる。
・そぼろ納豆
茨城県特産。おぼろ納豆、しょぼろ納豆とも呼ぶ。納豆に刻んだ切り干し大根を混ぜ込み、醤油等の調味料で味をつけたもの。そのまま酒のつまみとして食べたり、ご飯にかけて食べたりする。
・干し納豆
茨城県特産。納豆を天日干しすることにより長期保存可能にしたもの。なお納豆を乾燥させても、納豆菌は死滅しない。食べ方としてはそのまま食べるほか、湯につけて戻す、お茶漬けにするなどがある。
・揚げ納豆
干し納豆に近いが、これは納豆を油で揚げ、粘り気を取り去ったもの。納豆独特の臭いも目立たない。揚げても納豆菌が死滅しないように、特別な製造技術が用いられている。そのまま酒のつまみとして食べる事が多い。しょうゆ・塩・梅・一味唐辛子などの味がつけられている。
・塩納豆
高知県の一部の地域の郷土料理。納豆に塩と糠をまぶして鉄鍋で炒る。伝統的な製法では、市販の納豆の代わりに蒸した大豆を籾殻の中に入れ、糸を引くようになったものを用いる。
「納豆発祥の地」はどこか。
・「納豆発祥の地」碑秋田県 - 横手市の金沢公園に「納豆発祥の地」の碑がある。また、秋田音頭に「桧山納豆」(能代市桧山地区)が秋田名物の一つとして謳われている。
・茨城県水戸市 - 明治以降、鉄道(水戸線)の開通に伴い、土産品として売られた(天狗納豆が発祥とされる)のをきっかけに、産地としてもっとも知られている。毎年3月10日(水戸の日)に「納豆早食い大会」が開催されている。
・熊本県 - 九州では例外的に古くから普及している。全国規模の納豆製造会社(丸美屋)がありスーパーマーケットで普通に売られていて、消費量も多い。
生産量日本一は茨城県、消費量日本一は福島県である。消費量最下位は和歌山県である。
日本国外では、「世界の臭い食べ物」にもしばしば選出されていて、納豆が持つ臭いとねばねばした食感に対して、欧米人からは「かなり食べにくい」との声が聞かれるが、納豆を好む欧米人も多く、かつ増えつつあり、類似した発酵食品がほとんどないセルビア出身のドラガン・ストイコビッチのような熱烈な納豆ファンも生んでいます。
日系アメリカ人移民の多いハワイ州やカリフォルニア州には豆腐製造業者があり、納豆を製造販売しています。
以下の地域では、納豆と似た大豆発酵食品が製造されている。
・ヒマラヤ麓のネパールなど南アジア、中国雲南省からベトナムをはじめとする東南アジアにかけた地域。タイ・ラオスではトゥア・ナオという食品を作る。
・朝鮮半島:清麹醤。
・インドネシアなど東南アジア諸国:テンペ。大豆などをテンペ菌で発酵させる醗酵食品。
以上、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より。
写真の甘納豆は、京浜急行蒲田駅の北東多摩川堤通りにある「蒲田木村屋・谷口商店」のもの。創業は昭和2年だそうで、隠れた?名店としていつもお客さんが訪れています。私も近くに行ったときには寄ってみます。
いつでしたか、「発掘!あるある大事典」という番組で、納豆の摂取はダイエットに効果があると紹介されたとたん、消費者が納豆を買い求めて、店頭から無くなったことがありましたね。でも、そのときのデータは捏造だったことが後に判明した。(あの番組は、それ以外にも罪作りな番組でしたね。司会者の何とかというコメディアンが、全く反省の色がなかったのも、何となくいいかげんな感じがしました。)
実は、私、「納豆」と名の付く、「甘納豆」も大好きでして、けっこう食べます。
墨田区の南部には私の知っている限りでは2軒、製造販売している店があります。一軒は錦糸町駅の北口を出て錦糸公園に向かう途中にある店。もう一つは、三つ目通り、都営浅草線・本所吾妻橋から南に向かって、本所消防署の近くにある店。どちらもおいしい甘納豆を売っています。色とりどり、大きさも様々で、ホントウにふかふかして、それでいて豆の雰囲気や香りをうまく出しています。
アズキ、エンドウマメ、ソラマメ、クロマメ、ウグイスマメ・・・、中でもおいしいのは、サツマイモの輪切り。香ばしくて食感があって・・・、でもちょっと高いのが残念です。そうそう、ハスの実などもあるようです。
ところで、甘納豆と発酵食品である「納豆」とどういう関連があるのでしょうか。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、1857年(安政4年)に和菓子屋の老舗「榮太樓」が発案したそうで、当初は浜名納豆に似せて甘名納糖と名づけられ、第二次世界大戦後に簡略化されて甘納豆と呼ばれるようになった、とのこと。北海道や山梨県には甘納豆を赤飯に入れる風習があったり、室町時代に甲斐国(山梨県)南部の人たちが移住した青森県の一部でもこの風習が残っているそうです。
浜名納豆とは、別名「塩辛納豆」と呼ばれていた。そこで、「塩」の代わりに砂糖漬けにして乾燥させたので、「甘」納「糖」(豆)とネーミングしたのでしょう。
現在では、「納豆」といえば納豆菌を発酵させたいわゆる糸引納豆を指しますが、糸引納豆が登場したのは中世以降のことであり、正確には「納豆」とは麹菌を使って発酵させたのち乾燥・熟成させたもの、いわゆる塩辛納豆のこと。塩辛納豆は、中国では今なお豆豉(トウチ)と呼ばれ、中華料理の重要な調味料です。日本では奈良時代頃には醤(ひしお)の一種として伝来したのではないかとされ、平安時代には「納豆」という名でも呼ばれるようになった。
室町時代頃になると、日本独自の食品として糸引納豆が登場し、やがて製法の簡単さなどから塩辛納豆よりも広く作られ、日常食として消費されるようになるとともに、「納豆」という言葉もまず糸引納豆を意味するように変化していきました。
同じ頃、北宋・南宋に渡航した僧たちが塩辛納豆を持ち帰り、再度国内に紹介し、寺院内でも盛んに生産したことから、これらは寺納豆とも呼ばれるようになりました。こうした伝統を持つものが今でも京都の大徳寺(大徳寺納豆)、天竜寺、一休寺や浜松の大福寺などで作り続けられており、名物として親しまれています。
以上、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より。
ここで納豆のさまざま。
・ひきわり納豆
砕いた大豆を発酵させることによって作られる納豆。秋田県で古くから作られていた手法で、納豆汁によく用いられる。普通の納豆より発酵が早く、消化が良いとされる。ひきわり納豆に対し、通常の割っていない大豆を使った納豆は「粒納豆」と呼ばれる。
・そぼろ納豆
茨城県特産。おぼろ納豆、しょぼろ納豆とも呼ぶ。納豆に刻んだ切り干し大根を混ぜ込み、醤油等の調味料で味をつけたもの。そのまま酒のつまみとして食べたり、ご飯にかけて食べたりする。
・干し納豆
茨城県特産。納豆を天日干しすることにより長期保存可能にしたもの。なお納豆を乾燥させても、納豆菌は死滅しない。食べ方としてはそのまま食べるほか、湯につけて戻す、お茶漬けにするなどがある。
・揚げ納豆
干し納豆に近いが、これは納豆を油で揚げ、粘り気を取り去ったもの。納豆独特の臭いも目立たない。揚げても納豆菌が死滅しないように、特別な製造技術が用いられている。そのまま酒のつまみとして食べる事が多い。しょうゆ・塩・梅・一味唐辛子などの味がつけられている。
・塩納豆
高知県の一部の地域の郷土料理。納豆に塩と糠をまぶして鉄鍋で炒る。伝統的な製法では、市販の納豆の代わりに蒸した大豆を籾殻の中に入れ、糸を引くようになったものを用いる。
「納豆発祥の地」はどこか。
・「納豆発祥の地」碑秋田県 - 横手市の金沢公園に「納豆発祥の地」の碑がある。また、秋田音頭に「桧山納豆」(能代市桧山地区)が秋田名物の一つとして謳われている。
・茨城県水戸市 - 明治以降、鉄道(水戸線)の開通に伴い、土産品として売られた(天狗納豆が発祥とされる)のをきっかけに、産地としてもっとも知られている。毎年3月10日(水戸の日)に「納豆早食い大会」が開催されている。
・熊本県 - 九州では例外的に古くから普及している。全国規模の納豆製造会社(丸美屋)がありスーパーマーケットで普通に売られていて、消費量も多い。
生産量日本一は茨城県、消費量日本一は福島県である。消費量最下位は和歌山県である。
日本国外では、「世界の臭い食べ物」にもしばしば選出されていて、納豆が持つ臭いとねばねばした食感に対して、欧米人からは「かなり食べにくい」との声が聞かれるが、納豆を好む欧米人も多く、かつ増えつつあり、類似した発酵食品がほとんどないセルビア出身のドラガン・ストイコビッチのような熱烈な納豆ファンも生んでいます。
日系アメリカ人移民の多いハワイ州やカリフォルニア州には豆腐製造業者があり、納豆を製造販売しています。
以下の地域では、納豆と似た大豆発酵食品が製造されている。
・ヒマラヤ麓のネパールなど南アジア、中国雲南省からベトナムをはじめとする東南アジアにかけた地域。タイ・ラオスではトゥア・ナオという食品を作る。
・朝鮮半島:清麹醤。
・インドネシアなど東南アジア諸国:テンペ。大豆などをテンペ菌で発酵させる醗酵食品。
以上、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より。
写真の甘納豆は、京浜急行蒲田駅の北東多摩川堤通りにある「蒲田木村屋・谷口商店」のもの。創業は昭和2年だそうで、隠れた?名店としていつもお客さんが訪れています。私も近くに行ったときには寄ってみます。
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