さて、秩父鉄道終点「三峰口」駅まで急ぎます。
「彩甲斐街道(国道140号線)」に出ると、左手に「秩父ジオグラビティパーク」。
(「Googleマップ」より)
キャニオンウォーク
50m以上の高さをわずか4本のワイヤーで吊っている恐怖の吊り橋。重力の恐怖を乗り越えた先には荒川渓谷の大絶景と美しい川がまっている!
キャニオンバンジー
究極の重力系アクティビティついに登場! 高さ50m、日本初のワイヤー吊橋バンジー!
(「秩父ジオグラビティパーク」HPより)
けっこう人気があるようで、若者たちが並んでいます。年寄りには命が縮むアクション!
眼下に荒川の渓谷。
先日のTV番組では出演者二人がチャレンジしていました。
その先で国道を左折して「白川橋」に向かいます。
甲府まで74㎞。
下流方向。秩父盆地に通じる河岸段丘。
上流方向。山間の渓谷に。
白川橋
秩父山地と盆地の境にかかる橋で、上流側は約2億年~1.5億年の秩父帯のV字谷、下流側は約1500万年前の「古秩父湾」時代に海底に堆積した地層が、やがて荒川の侵食を受けて河成段丘が形作られた秩父盆地が広がる。
古くから産業の要衝の地であり、かつては奥秩父の山から伐り出された木材をこの地で筏に組んで江戸へ運び、平賀源内も木炭の通船事業を起こした歴史がある。秩父鉱山も昭和の全盛期にはここまで索道で鉱石を運搬し、鉄道に乗せて各地へ搬出した。
白川橋から下流を見ると、山がなだらかになって平らな面が現れ、秩父盆地が広がるのがわかります。ここから下流は、地質年代的には新第三系と呼ばれ、新生代(約1500万年前)の地層になります。かつて、古秩父湾の海底に土砂が堆積し、やがて盆地東側の山地の隆起によって湾が閉ざされ、古秩父湾は終わりを迎えます。その後、今から約50万年前以降に、荒川の流れに大地が削られて河成段丘を形成し、現在の秩父盆地が形作られました。
上流を見ると、急峻なV字谷になっています。ここから上流の山々は「秩父帯」と呼ばれ、約2億年前、ジュラ紀の時代にプレートに運ばれて南洋からやってきた地層が広がります。日本の房総半島から関東山地、赤石山脈、紀伊山地、四国山地、九州山地を経て沖縄本島までの長さ1,500kmにわたって帯状に分布する地体構造区分の一つです。
江戸時代、上流の中津川や大血川沿いの豊富な木材は、鉄砲堰などの技術を使って奥山から川の流れを使って搬出され、流れがゆるやかになるこの場所で筏(いかだ)に組まれて江戸へ向かいました。鉱山事業に失敗した平賀源内も、ここで木炭を運び出す荒川通船の事業を起こしました。
近くにある秩父鉄道の終点・三峰口駅は、平野の終点でもあります。ここから奥の地形は秩父帯の険しい地形となり、鉄道は入れないのです。秩父鉱山の鉱石も、かつて北の山中白亜系(山中層群)の谷を経て三峰口まで索道で運び出され、ここから鉄道に乗せられました。
(この項、「ジオパーク秩父」HPより)
「解説板ー盆地の終点、山間の入口ー」。
と、「キャニオンバンジー(ジャンプ)」が。吊り橋の中程から豪快に。何度も激しく上下しています。
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しばらく見とれてしまいました。
「三峰口」駅へ。遠くに武甲山。
駅前のお店。
秩父鉄道「三峰口」駅。
さて次回はどうするか? バスの路線図。
この先は、徒歩とバスの旅になります。
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