横浜 2月11日。
お祝い事があって、JR「東神奈川」駅近くまで。ここは、JR線と京急線が高架橋で結ばれていて、乗り換えに大変便利。でも、近いのにまるで駅名に関連がない(都内足立区の京成線・関屋駅と東武線・牛田駅のよう)。
終わって、帰り道。ちょっと寄り道。港の方向へ。先日の大雪が道ばたにはまだまだ残っていて、それでなくても肌寒い午後でした。そこでの発見。
といっても、ここは廃線マニアには有名なところ、とあとで知りました。
「村雨橋」から南側を望む。運河の入り組んだ港町。
西側を望む。高速道路付近がかつての海岸線。昔の海岸線沿いに今でもお寺が並んでいる。
1880(明治13)年頃のようす(「歴史的農業環境閲覧システム」より)。「神奈川砲台」の上方、海の部分が今回歩いた辺り。左側の陸地に京急線、JR線がある。
途中の広大な「神奈川水再生センター」敷地にあった煉瓦造りの暗渠。
側面。
説明板。
明治17年外人居留地であった関内山下町付近にあった約4㎞の暗渠の一部。近代下水道の模範として最も古いものだそうだ。
前方の踏切を貨物列車が通過する。
「千鳥橋」からの眺め。右に貨物線(「鶴見」と「桜木町」を結ぶ高島線)。
三井倉庫への引き込み線。海陸両面に通じる運搬手段として鉄道(貨物輸送)が大活躍していた。
三井倉庫群の裏手(運河沿い)。
「瑞穂橋」沿いに残る貨物線の橋梁。
かつての瑞穂埠頭への貨物支線を転用した在日米軍基地「横浜ノース・ドック」専用線が高島線・信号所から分岐し、燃料輸送に使用されていた。すでに役割を終えたが、そのまま残っている。
1970年頃のようす(「同」より)。左上よりカーブして運河を越えている。
倉庫への道路に架かる鉄橋(「瑞穂橋」の手前にある)。
同。
橋梁から西北側を望む。線路は右にカーブして「高島線」と合流していた。
かつては複線で、現在残っているのは単線。
橋梁方向。
正面が在日米軍基地。
「United States Army Yokohama North Dock Gate 1」在日米軍港湾輸送施設。
管 理 在日米陸軍施設管理本部、在日米海軍横須賀基地司令部
この施設は、第836米陸軍輸送大隊、在日米海軍横須賀補給センター、日本区域艦船支援隊等が使用している。
ふ頭地区では、大型・小型船舶用バース、野積場、倉庫等があり、物資の搬出入や軍人・軍属等の移動に伴う貨物輸送業務等が行われている。
郵便地区では、極東からペルシャ湾に至る米海軍関係の郵便業務を行っている。
また、陸上自衛隊が建物 約1,870m2を共同使用している。
(参考)最近の入港実績
年度 入港実績(隻)
平成18年度 59
平成19年度 50
平成20年度 58
平成21年度 40
平成22年度 27
*昭和40~45年の年平均 802.3隻
《経過》
昭21. 4.15 ふ頭地区と郵便地区が接収された。
昭47. 2.16 広域避難場所に指定された。
昭47.12.21 日米合同委員会において陸上自衛隊の共同使用が合意された。
昭48. 3.14 日米合同委員会においてモータープールの返還の合意がされた。
昭48. 3.31 制限水域の一部(幅30m、長さ1,046m)が返還された。
昭49. 2. 8 モータープール代替施設建設工事が完了し、モータープール (99,563.67m2)が返還された。平 7. 3.27 瑞穂橋架け替え工事が完了し、供用が開始された。
平 7.11.24 施設内への進入路建設のための共同使用を申請した。
平 7.12.12 埋立工事(第1期・約30,900m2)がしゅん工した。
平 7.12.25 水域の一部(約30,900m2)が返還された。
平 9. 1.13 グアムから機能を移転した米海軍横須賀補給センターの定期輸送業務が開始。
平 9. 6.26 沖縄の実弾射撃訓練の本土移転に伴う、砲・車両等の陸揚げが行われた。 (以後、年1、2回の陸揚げが行われている。)
平 9. 9.26 横浜冷蔵倉庫の代替倉庫が提供された。
平10. 6.18 日米合同委員会において、公共バースへの進入道路建設のための共同使用が合意された。
平11. 2.25 公共バ-ス建設の為の地先埋立工事(第2期・約138,000m2)がしゅん工した。
平12. 3.31 日米合同委員会において、神奈川ミルク・プラントの返還条件である代替冷蔵倉庫の提供について合意された。
平14. 6.25 公共バースへの進入路の供用が開始された。
平14. 8.25 米陸軍所有の舟艇5隻が保管のため、施設内に搬入された。(以後、平成16年9月までに舟艇32隻が搬入されている。)
平18. 6.30 同施設に所在していた極東地区軍事海上輸送司令部がシンガポールに移転した。
平21. 3. 5 日米合同委員会において一部土地等の返還が合意された。
平21. 3.31 土地等の一部(土地 約27,000m2、水域 約2,500m2、瑞穂橋等)が返還された。
(以上、HPより)
全面返還されるよう、交渉も進んでいるようだが、その暁には大規模な再開発が行われるようだ。
「瑞穂橋」からの眺望。みなとみらい地区。
お祝い事があって、JR「東神奈川」駅近くまで。ここは、JR線と京急線が高架橋で結ばれていて、乗り換えに大変便利。でも、近いのにまるで駅名に関連がない(都内足立区の京成線・関屋駅と東武線・牛田駅のよう)。
終わって、帰り道。ちょっと寄り道。港の方向へ。先日の大雪が道ばたにはまだまだ残っていて、それでなくても肌寒い午後でした。そこでの発見。
といっても、ここは廃線マニアには有名なところ、とあとで知りました。
「村雨橋」から南側を望む。運河の入り組んだ港町。
西側を望む。高速道路付近がかつての海岸線。昔の海岸線沿いに今でもお寺が並んでいる。
1880(明治13)年頃のようす(「歴史的農業環境閲覧システム」より)。「神奈川砲台」の上方、海の部分が今回歩いた辺り。左側の陸地に京急線、JR線がある。
途中の広大な「神奈川水再生センター」敷地にあった煉瓦造りの暗渠。
側面。
説明板。
明治17年外人居留地であった関内山下町付近にあった約4㎞の暗渠の一部。近代下水道の模範として最も古いものだそうだ。
前方の踏切を貨物列車が通過する。
「千鳥橋」からの眺め。右に貨物線(「鶴見」と「桜木町」を結ぶ高島線)。
三井倉庫への引き込み線。海陸両面に通じる運搬手段として鉄道(貨物輸送)が大活躍していた。
三井倉庫群の裏手(運河沿い)。
「瑞穂橋」沿いに残る貨物線の橋梁。
かつての瑞穂埠頭への貨物支線を転用した在日米軍基地「横浜ノース・ドック」専用線が高島線・信号所から分岐し、燃料輸送に使用されていた。すでに役割を終えたが、そのまま残っている。
1970年頃のようす(「同」より)。左上よりカーブして運河を越えている。
倉庫への道路に架かる鉄橋(「瑞穂橋」の手前にある)。
同。
橋梁から西北側を望む。線路は右にカーブして「高島線」と合流していた。
かつては複線で、現在残っているのは単線。
橋梁方向。
正面が在日米軍基地。
「United States Army Yokohama North Dock Gate 1」在日米軍港湾輸送施設。
管 理 在日米陸軍施設管理本部、在日米海軍横須賀基地司令部
この施設は、第836米陸軍輸送大隊、在日米海軍横須賀補給センター、日本区域艦船支援隊等が使用している。
ふ頭地区では、大型・小型船舶用バース、野積場、倉庫等があり、物資の搬出入や軍人・軍属等の移動に伴う貨物輸送業務等が行われている。
郵便地区では、極東からペルシャ湾に至る米海軍関係の郵便業務を行っている。
また、陸上自衛隊が建物 約1,870m2を共同使用している。
(参考)最近の入港実績
年度 入港実績(隻)
平成18年度 59
平成19年度 50
平成20年度 58
平成21年度 40
平成22年度 27
*昭和40~45年の年平均 802.3隻
《経過》
昭21. 4.15 ふ頭地区と郵便地区が接収された。
昭47. 2.16 広域避難場所に指定された。
昭47.12.21 日米合同委員会において陸上自衛隊の共同使用が合意された。
昭48. 3.14 日米合同委員会においてモータープールの返還の合意がされた。
昭48. 3.31 制限水域の一部(幅30m、長さ1,046m)が返還された。
昭49. 2. 8 モータープール代替施設建設工事が完了し、モータープール (99,563.67m2)が返還された。平 7. 3.27 瑞穂橋架け替え工事が完了し、供用が開始された。
平 7.11.24 施設内への進入路建設のための共同使用を申請した。
平 7.12.12 埋立工事(第1期・約30,900m2)がしゅん工した。
平 7.12.25 水域の一部(約30,900m2)が返還された。
平 9. 1.13 グアムから機能を移転した米海軍横須賀補給センターの定期輸送業務が開始。
平 9. 6.26 沖縄の実弾射撃訓練の本土移転に伴う、砲・車両等の陸揚げが行われた。 (以後、年1、2回の陸揚げが行われている。)
平 9. 9.26 横浜冷蔵倉庫の代替倉庫が提供された。
平10. 6.18 日米合同委員会において、公共バースへの進入道路建設のための共同使用が合意された。
平11. 2.25 公共バ-ス建設の為の地先埋立工事(第2期・約138,000m2)がしゅん工した。
平12. 3.31 日米合同委員会において、神奈川ミルク・プラントの返還条件である代替冷蔵倉庫の提供について合意された。
平14. 6.25 公共バースへの進入路の供用が開始された。
平14. 8.25 米陸軍所有の舟艇5隻が保管のため、施設内に搬入された。(以後、平成16年9月までに舟艇32隻が搬入されている。)
平18. 6.30 同施設に所在していた極東地区軍事海上輸送司令部がシンガポールに移転した。
平21. 3. 5 日米合同委員会において一部土地等の返還が合意された。
平21. 3.31 土地等の一部(土地 約27,000m2、水域 約2,500m2、瑞穂橋等)が返還された。
(以上、HPより)
全面返還されるよう、交渉も進んでいるようだが、その暁には大規模な再開発が行われるようだ。
「瑞穂橋」からの眺望。みなとみらい地区。
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