おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

『第一回あかね噺の会』林家楽一「紙切り」・お囃子教室・鏡味仙成「大神楽」・林家けい木「つる」。・。(「落語鑑賞教室」その6。)

2024-08-18 18:35:04 | 落語の世界

寄席では、落語を2本見せると、次は必ず落語以外の演芸を見せる。紙切りを始めとして、漫才、漫談、奇術、太神楽、三味線漫談、ウクレレ漫談、バイオリン漫談、ものまね、など、目先の変わる芸を見せる。

落語2本あると、必ず次は「楽しい演芸」となる。

「紙切り」といえば、林家正楽さん。お客さんの注文に応じてハサミ一つで紙を切る。実に味のある芸でした。

「切れない」と言わない寄席紙切り芸の第一人者、林家正楽さん死去…76歳 2024/01/26 12:30

 東京都出身。高校卒業後、会社勤めを経て1966年に二代目林家正楽に入門した。林家小正楽を経て2000年に師匠の名跡を継いで三代目正楽を襲名。

どんな注文でも「切れない」とは決して言わず、ひょうひょうとした一人語りと共に体をユラユラと動かし、短い時間で紙を切り抜くスタイル。寄席でトリの一つ前に出演する色物「膝代わり」の代表選手として信頼も厚く、20年に芸術選奨文部科学大臣賞(大衆芸能部門)、23年に松尾芸能賞の功労賞を受賞した。今年度の浅草芸能大賞の大賞にも選ばれていた。(この項、「讀賣新聞オンライン」より)

この正楽さんの一番弟子「林家楽一」さん。

  紙とハサミとトーク。

「あかね噺」にちなんで。                

イラストを見ながら。

           

続いて、

    

             太鼓や笛などは二つ目・前座の担当。

「さつまさ」。

「ワンピース」より 

「太神楽」。

中学2年で太神楽師を志すが、国立劇場太神楽研修生の募集要件が中学卒業以上から23歳までというものであり、第7期募集時は中学3年であったため応募できなかった。そのため、直接鏡味仙三郎に入門志願を行い、1年間の稽古を経て第7期の3年間の課程の2年目に聴講生として編入している[2][3]

研修を修了した2014年4月に仙三郎に入門。芸名「仙成」。落語協会での前座修行に入る。

2015年に前座修行を終え、鏡味仙三郎社中に加入。

2021年に師匠仙三郎が死去。兄弟子鏡味仙志郎と共に鏡味仙志郎・仙成を結成。同年3月、令和2年度国立演芸場花形演芸大賞銀賞を受賞。

              

    

司会を担当していたのは、林家けい木さん。

     

 八っつあんが隠居のところに遊びに来た。「鶴の面白い話をしてあげよう。鶴は昔『首長鳥』と言ったんだ。それが鶴となったんだよ。大昔のこと、白髪の老人が遙か沖の方を眺めていると、唐土の方から雄の首長鳥が1羽『つ~』っと飛んできて、巌頭の松に『ポイ』と留まった。その後から雌の首長鳥が『る~』っと飛んできて、『つる』になったんだよ」、「えぇ?ツーと来てルーと来たから鶴になったんですか。『ヘー』と来て『ビー』と来たら今頃ヘビになっていたな」。もう一度その話を聞いて、飛び出した。

「昔は首長鳥と言ったんだが、どうして鶴というようになったか、知りたいだろう」、「知りたくない」。聞けとうるさく迫った、「俺は忙しいんだ。早くしろよ」。

 「大昔のこと、白髪の老人が遙か沖の方を眺めていると、唐土の方から雄の首長鳥が1羽『つ~る~』っと飛んできて、巌頭の松に『ポイ』と留まった。その後から雌の首長鳥が・・・。(沈黙、首をかしげて)昔のこと、白髪の老人が遙か沖の方を眺めていると、唐土の方から雄の首長鳥が1羽『つ~る~』っと飛んできて、巌頭の松に『ポイ』と留まった。その後から雌の・・・。さようなら」。
もう一度、隠居に教えててもらうと「つーとるーを離すんですね」。

 「源ちゃん、さっきの話ねぇ~~」、「まだその話しているのか。仕事をしろよ」、「大昔のこと、白髪の老人が遙か沖の方を眺めていると、唐土の方から雄の首長鳥が1羽『つ~』っと飛んできて、巌頭の松に『る』と留まったんだよ。その後から雌の首長鳥が、ん?・・・。大昔のこと、白髪の老人が遙か沖の方を眺めていると、唐土の方から雄の首長鳥が1羽『つ~』っと飛んできて、巌頭の松に『る』と留まったんだよ。その後から雌の・・・。(泣き声になって、もう一度言ったが、雌が)・・・」、「こいつ泣き出したよ。それで雌はなんて飛んできたんだよ」、「黙って飛んできた」。

噺の内容が単純でわかりやすい。次の回では「寿限無」を。これからの成長を期待。


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