安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ブッカー・アーヴィン「THE IN BETWEEN」とスターバックスコーヒーのオレンジタルトの話題

2020-03-08 20:01:41 | テナー・サックス

久しぶりに長野駅前のスターバックスに朝寄ったら、ホテル宿泊の観光客が減っているためか、静かな店内でした。春なので桜シフォンケーキを食べようと思ったのですが、ショーケースを見るとオレンジタルトがやけに美味しく見えたのでそれを注文。さっぱり爽やかで春~初夏によさそうです。意外に爽快感のあるアルバム。

BOOKER ERVIN (ブッカー・アーヴィン)
THE IN BETWEEN (BLUE NOTE 1968年録音)

   

ブッカー・アーヴィン(ts, 1930~70年)は、豪快なイメージのあるテナーサックス奏者で、プレスティッジレーベルに多くのアルバムを残していますが、このブルーノートレーベルのリーダー作も素晴らしい出来栄えで、腎臓病で40歳の若さで亡くなってしまったのが本当に惜しまれます。

メンバーは、ブッカー・アーヴィン(ts)、リチャード・ウィリアムス(tp)、ボビー・フュー(p)、シーヴィラ・ジェフリーズ(b)、レニー・マクブラウン(ds)。ウィリアムスはチャールズ・ミンガスのグループで、マクブラウンはランディ・ウェストンのグループでアーヴィンと共演していますが、後の二人は全くの新人です。

曲目は全てブッカー・アーヴィンのオリジナルです。「The In Between」、「The Muse」、「Mour」、「Sweet Pea」、「Largo」、「Tyra」の6曲。基本的にはハードバップの範疇に入る曲ですが、「The Muse」は、ややフリージャズがかっていて、この曲ではアーヴィンはフルートを吹いています。バラードの「Largo」は聴くたびに名曲だと思います。

ブッカー・アーヴィン(ts)の豪放で情熱的な演奏を満喫できる作品で、新人の二人を含めてサイドメンも好演しています。「The In Between」はアップテンポの豪快な曲調で、リズミカルなテーマに続きアーヴィン(ts)とウィリアムス(tp)のハードバップベースの熱演が続きます。「The Muse」では、アーヴィンはフルートとテナーの両方を吹いていて、幻想的な始まりが印象的。バラードの「Largo」やミディアムテンポの「Tyra」ではメロディの美しさやゆとりが感じられ、フュー(p)のソロもピチピチとしてよい。

【スターバックス珈琲長野駅前店でオレンジタルト】

ちょっと久しぶりだったのですが、お客様が今までより少ないように思います。

ショーケース。当日は安曇野市の自宅から出勤しましたが、朝寝坊をしたので朝食は食べてきませんでした(笑)

さくらシフォンケーキと思ったのですが、オレンジタルトが目に飛び込んできました。

本日の珈琲とともにいただきます。

このオレンジタルトは、最近のスターバックスのお菓子類の中でも傑作の部類に入るような気がしました。

【スターバックスのオレンジタルトのホームページへのリンク」

starbucks.co.jp/food/dessert

(レコードを聴いているところ)

安曇野市の自宅でレコード(東芝EMI製)を聴いているところ。

アップ。続いては後ろに立てかけてあるジョン・コルトレーン「At The Village Vanguard」を聴きました。音量大きめで両方のアルバムを楽しみました。