新潟県南魚沼へのドライブ その2は、喫茶店の「石打 邪宗門」です。石打丸山スキー場内でレストランを営んでいた店主が、世田谷邪宗門のマスターと出会い、珈琲の作り方は国立邪宗門で習うなどして、同スキー場内に「邪宗門」を開いたのが始まりで、その後現在地に移転したそうです。
現在、全国に5店舗ある「邪宗門」の兄弟店で、北原白秋の「邪宗門秘曲」を書いた額が飾ってあります。白秋の詩をかつて読んでいたことがあり是非訪れてみたかったお店ですが、レトロな雰囲気と国立邪宗門直伝の珈琲が素晴らしく、白秋を離れても訪れる価値のある喫茶店。
看板。関東方面に向かって撮っています。
外観。
入口。
店内。アンティークがたくさん。
天井近くに額と時計。
北原白秋作 邪宗門秘曲
蓄音器が窓辺に飾ってあります。
古い時計が飾ってあります。動いているものとそうでないものがあります。
カメラ
ラジオでしょうか。店内に流れていた音楽は、古い録音のシャンソンです。「枯葉」は男性歌手の歌だったのでシャルル・トレネかもしれません。
座った席。入店時はお客様が多く入口に最も近い席しか空いていませんでしたが、十分落ち着けました。
ちょっとやってみたかった詩集を持参しての写真撮影(笑)。
珈琲。器もレトロな感じがしますが、高級そうです。
チーズケーキ。ブルーベリーのソースをかけたものにしました。
砂糖を入れたポットがきれいだったので撮影。ミルクをいれた小さなピッチャーにも受け皿があるところが凝っています。
珈琲は濃い目で美味しい。ミルクと砂糖も良い品物そうだったので、僕にしては珍しく使ってみました。
新潟方面に向かっての看板。
駐車場から見えるスキー場。
【北原白秋詩集(ハルキ文庫)】
地方にある新刊書店に詩集はほとんど置いてありませんが、ハルキ文庫からいくつか出ています。文庫ですが、文字が大きめでありがたい。
カバー裏面にある紹介文。
ペチカを掲載した写真のページがありました。白秋は、童謡や歌謡をたくさん作っています。僕は、詩集「思ひ出」や「東京景物詩」あたりが好きです。例えば、「銀座の雨」から
雨・・・・・雨・・・・・雨・・・・・
雨は林檎の香のごとく
冬の銀座に、わがむねに、
しみじみとふる、さくさくと。 (最後の部分です。この詩は、情景が目に浮かぶとともにリズムが感じられる気がします。)
【石打 邪宗門】
住所: 新潟県南魚沼市関928-3
電話:025-783-3806
ホームページ:jashumonishi/home