東急ホテルPR誌「COMFORT 2020年春号」の特集は、「アートと音楽の街 横浜」です。今号には、「ビルボードライブ横浜」や「ぴあアリーナMM」といったライブハウスが今春オープンすることが載っていました。横浜には年に2~3回は行きますが、昨年ジャズクラブの「モーションブルー横浜」でライブを聴いたシーネ・エイの新作。
SINNE EEG (シーネ・エイ)
WE'VE JUST BEGUN (Stunt 2019年録音)
デンマークの女性歌手シーネ・エイは、お気に入りでCDもほぼ全部持っていますが、昨年録音の新作が出たので購入しました。伴奏がデンマーク・ラジオ・ビッグバンドで、ビッグバンドでシーネがどのような歌唱をするのか興味を惹かれます。
デンマーク・ラジオ・ビッグ・バンド(The Danish Radio Big Band)は、1964年に創立された国営ラジオ局のビッグバンドで、過去にサド・ジョーンズ、ボブ・ブルックマイヤー、ジム・マクニーリーが首席指揮者を務め、2019年10月からは、挾間美帆さんがマクニーリー以来 17年ぶりに首席指揮者に就任しています。
曲はシーネ・エイの自作とスタンダード。シーネの自作が「We've Just Begun」、「Like A Song」、「Those Ordinary Things」、「Samba Em Comum」と「To A New Day」、スタンダードが「Talking to Myself」、「My Favorite Things」、「Detour Ahead」、「Comes Love」、それに「Hvorfor Er Lykken Sa Lunefuld」(直訳すると「幸福はなぜ気まぐれなのか」)という多分デンマークの曲で全10曲。
曲よし、歌よし、伴奏よしのアルバム。シーネ・エイは快調で、声がよく出ていて伸びがあり、リズムへの乗りもよい。時々入るメンバーのソロも曲想に沿っていて好感がもてます。シーネは歌を作る才能にも恵まれていますが、「We've Just Begun」や「Like A Song」はメロディアスな佳曲。リズミカルに明るく歌いスキャットも交える「Talking to Myself」、テンポが変化し迫力ある歌が聴ける「My Favorite Things」、哀感も漂う北欧メロディの「Hvorfor Er Lykken Sa Lunefuld」と楽しめました。
CDに印刷されたポートレート。なお、オリジナルはデンマークのStuntレーベルから出ていますが、米国ではBFMレーベルから発売されていて、それを購入しました。
【SINNE EEG ホームページ】
スケジュールを見ると、2020年はアメリカでの活動を中心にしているようです。
【東急ホテルズPR誌 COMFORTS 2020年春号」
表紙
特集は、「アートと音楽の街 横浜」です。
上段は、「資生堂グローバルイノベーションセンター」の紹介。ラボで自分専用のコスメをオーダーメイドできるそうです。カフェもあって、特に女性には面白そうな施設です。下段は、近・現代美術作品中心の横浜美術館。
特徴のあるレストランやカフェの紹介
「ビルボードライブ横浜」や「ぴあアリーナMM」といったライブハウスが今春オープンするようですが、従来からの音楽のお店も頑張っています。下段は、僕も2~3回訪れたことのある「ジャズ喫茶ちぐさ」の紹介。
横浜東急REIホテルがオープンするようです。
こちらは特集ではありませんが、鹿児島のグルメ案内。黒豚しゃぶしゃぶはよさそうです。