受難の２０代

　２０代の５人に１人以上が年収１５０万円未満！
　「・・・最近は２０代のうちに“一生、負け組”が決まってしまう。同じ学校を出ても、負け組は勝ち組の同級生の使用人になるくらいの社会が目の前なのです。階級の固定化へ向け、格差社会が完成に近づいているのです」（森永卓郎氏）。
　バーディーは、この流れは１０年前の「就職氷河期」から始まっていたと思う。この頃から、終身雇用制度の終焉と転職の容易化を内容とする「雇用の流動化」が指摘され、概ね歓迎されていたように思う。ところが、現実には、（極端に言えば）「就職はコネで決まり、転職は東京でしかできない」という結果に終わった。
　・・・２０代の受難はいつまで続くのか？

あるインドネシア人の自殺

　詳細は知らないが、インドネシアの毒ガス漏れ事故の後遺症に悩んでいた34歳のSunil Kumar Vermaさんが自殺した。彼は、この稀代の事故を世に知らしめるべく、活動していたという。このニュースをなぜかＢＢＣが大きく取り扱っている。
　事故⇒精神障害⇒自殺というパターンは、実はよくみられる事象なのである。交通事故が有名である。
　何の落ち度もない、平凡で幸福な生活を送っていた人が、ある日災難に襲われ、運命の不条理ゆえに悩み苦しみ、あげくの果てに自殺する。・・・しかし、所詮、人生とはそんなものではなかろうか。カミュのように、不条理ととことん戦うことは、やはり難しい。

ジョン・ベネ殺害を否認

　ジョン・ベネちゃん殺害の犯人がタイのバンコクで逮捕されたが、「彼女の死は事故だった」として殺意を否認している。わけが分からない。
　記憶によれば、ジョン・ベネちゃんの両親が容疑をかけられており、両親は「何者かが家に侵入した」と主張した。その主張は正しかったと思われる。１０年前の事件がようやく解決か？