Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

格差社会を考える(その4)

2006年08月21日 21時03分21秒 | Weblog
 日本社会の特質を考える上で、「イエ制度」の存在を考えないわけにはゆかない。それは、天皇制から会社、家庭に至るまで、社会の隅々に浸透しているように思える。
 日本の「会社」が「イエ」に他ならないことは、多くのサラリーマンが経験していると思うが、明治期には既にアメリカの社会学者(名前は失念)によって指摘されていた。要するに、構成員の変動にもかかわらず同一性を保ちつつ存続し、「血の流れ」によって一体化され(「社員はみな兄弟!」)、過去から現在・未来へとつながる存在・・・。この思想には、いうまでもなくアニミズムの影響がある。
 こういう風に考えてくると、「格差」が拡大してきているということは、「国民・社員はみな兄弟」という意識が薄れてきていること(「(国内における)血の分裂」ないし「家族の崩壊の反映」)を意味するのではないか・・・。
 
コメント
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