ロースクール生の考えの甘さ

　またまたボツネタ経由。
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20060809#1155052256
　全く同感である。目先の合格率うんぬんで右往左往するようでは先が思いやられる。ロースクール出身のバーディーから見ても、現在在学中のロースクール生（もちろん全部ではないが）は、やはり考えが甘いといわざるを得ない。大体、合格率上げろ！問題は易しくしろ！などという主張を堂々とできるほど勉強している人がどれほどいるというのだろうか。
　余談であるが、「重要な条文は暗記せよ」とアドバイスした教授に対して、「そんなのナンセンス」と反論した学生がいた。なんと愚かなことだろう。この程度の努力を惜しむようではダメである。

非行と表現力の乏しさ

　２日間ほど少年院で研修。近年顕著な傾向として、「表現力の乏しさ」からくる攻撃的行動がみられるという。何かいいたいメッセージはあるのだが、それがうまく表現できないために物や人に当たったり、すぐキレたりする、あるいは、とげのある表現になってしまい、けんかになる、等の現象が目立つという。
　確かに、子供の遊びを見てみても、言葉を用いるものは減ってきている。ビデオゲームはほんの一例である。また、子供が本を読まなくなったことは夙に指摘されている。代わりに、漫画本はよく読まれているが、その中の表現は暴力的・短絡的なものが多く、概して情緒の涵養には役立たない。
　ゆとり教育が原因とされる「国語力の低下」が、なんと非行の原因となっているのである。文部科学省よ、（ロースクール問題だけでなく）しっかりしろ！と言いたい。