Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

転勤族の宿命

2007年04月21日 17時24分15秒 | Weblog
 バーディーの元勤務先は、全国展開している会社であり、総合職の社員はみな転勤族である。だから、全国各地に社宅が一応整備されている。だが、わが同期の中には、東京に家を建てた人がちらほら出ている。
 既に何度か指摘したように、「家を建てたら転勤させる」というのが日本の企業文化の一部であり、(かつての)裁判所もその例外ではなかったらしい。ましてや、わが社の場合、もっと露骨に地方に飛ばすのではないかと思いきや、やはり、マイホームが完成するや否や転勤となった同期が出てしまった。
 個人的には、30そこそこ、転勤稼業、しかも不安定な業界動向の中でマイホームを持つことは決して賢明ではないと思う。野口悠紀夫教授も指摘するとおり、
「不動産は原則として所有するものではない」
のである。
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新人教育

2007年04月21日 08時50分16秒 | Weblog
 昨日の話の続き。
 吸収合併されることが決まっているわが社(元勤務先)では、ここ数年、
「若手が育たない」
ことが問題となっている。これには正直言って驚いた。
 何しろ、わが社は、かつて人事部長が、
「わが社の宝は“人”です。一人の落ちこぼれも出さないようしっかり教育していきます」
と公言していたほど、人材育成をしっかりやる会社だったからだ。
 だが、その後の事業環境の変化もあって、ノルマ至上主義が一段と厳しくなった。ノルマ達成の前には、時間とマンパワーをとられる新人教育は後退せざるを得ない。課長は新人に回す仕事を自分でやるようになり、中堅は自分のノルマ達成に汲々として新人育成どころではない。かくして、「放置」される新人たちが多数出現し、何年経っても一人前になれないようになってしまったのである。この話を聞いて、バーディーはかつての上司に対する感謝の念が改めて沸くと同時に、わが社に対する愛着の念も一段と薄れていくのを感じた。
 事務所のボス弁によると、イソ弁についても、最初の1~2年は、事務所の収益としては赤字なのだという。しかも、3年くらいして独立するケースが多いので、投下資本を回収する暇もないことは珍しくない。そうすると、必然的に新人採用には慎重になる。非常に気に入った人材(裏切らない人間、赤字を出しても確保しておきたい人間)しか採用しないということになっても不思議ではない。

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