Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

副業自由化

2020年02月06日 08時31分20秒 | Weblog
「副業自由化」で気を付けるべき落とし穴
 「兼業・副業を行ううえでまず留意したいことは、健康問題です。本業以外に働くとなると、長時間労働による心身への影響が懸念されます。また本業と副業間でのタスク管理が難しく、業務バランスの維持も課題となります。そのため、自己の健康管理とタイムマネジメント、タスク管理については、今まで以上に意識する必要があるでしょう。さらに、職務専念義務、秘密保持義務、競業避止義務を守ることは言うまでもありません。会社との信頼関係があってこその副業であり、個人の自律性が求められます

 目下、政府内で「働き方改革」第2弾の法整備に向けた作業が進行中である。
 「副業自由化」もその1つで、かなり論点が絞られてきたようだ。
 容易に想像できるのは、長時間労働と秘密保持の問題であるが、長時間労働と関連して、労災事故が起きた場合の因果関係の認定という難しい問題がある。
 例えば、A社とB社で勤務しており、A社での週労働時間は40時間だが、B社では週に20時間以上働いているような労働者が、長時間労働を原因として脳・心臓関係の疾病を発症した場合、A社とB社のどちらに帰責されるのかという問題が生じる。
 今のところ、「労働時間に応じて責任を案分する」という案が出ているらしく、これが一番素直だと思うが、実務的に通用するかどうかは何とも言えない。
 それにしても、菅野和夫先生をはじめ、労働法学者の先生方の力がなかったら、今頃日本はブラック企業だらけになっていただろう。
 先生方のご尽力には頭が下がるばかりである。
 
コメント
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