イーヴォ・ポゴレリチ
「自分で聴くのはもっと他の音楽です。中でもポピュラー音楽や民族音楽を好んで聴きますね。総じて人の声が好きで、ポピュラーソングをよく聴きます。ギターも好きです。『ヴァイオリンは聴衆のため、ギターは自分のために弾く』と言ったパガニーニと似ています(笑)。私はあらゆるジャンルの音楽が好きですが、ピアノ音楽はあまり聴きません。思考が干渉されるからです。自分の想像力の純度を保っておきたい。クリスタルのようなアイデアとヴィジョンを持ち続けたいのです。」(中村真人氏によるインタビューより)
演奏家にとってはオリジナリティーが大事なのだろうと思うが、同業者の演奏を聴きすぎると、それに思考が干渉されて、オリジナリティーが希薄化するということなのだろうか。
作曲家についても同じことが言えるのではないかと思う。
というのも、ブラームスを聴いていると、作品によっては、随所にベートーヴェンのエコーが聴こえてくるからである。
「自分で聴くのはもっと他の音楽です。中でもポピュラー音楽や民族音楽を好んで聴きますね。総じて人の声が好きで、ポピュラーソングをよく聴きます。ギターも好きです。『ヴァイオリンは聴衆のため、ギターは自分のために弾く』と言ったパガニーニと似ています(笑)。私はあらゆるジャンルの音楽が好きですが、ピアノ音楽はあまり聴きません。思考が干渉されるからです。自分の想像力の純度を保っておきたい。クリスタルのようなアイデアとヴィジョンを持ち続けたいのです。」(中村真人氏によるインタビューより)
演奏家にとってはオリジナリティーが大事なのだろうと思うが、同業者の演奏を聴きすぎると、それに思考が干渉されて、オリジナリティーが希薄化するということなのだろうか。
作曲家についても同じことが言えるのではないかと思う。
というのも、ブラームスを聴いていると、作品によっては、随所にベートーヴェンのエコーが聴こえてくるからである。