Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

承認欲求と職業選択

2020年02月16日 07時34分06秒 | Weblog
大塚明夫「声優を夢見る若者が陥りがちな失敗」
 「あなたが「声優になって、あわよくば役者として評価され、あわよくばちやほやもされ」と考えているのなら、もう一度あたまっから考え直したほうがよろしいでしょう。何をやりたいかが全然わかっていないからです。そのとき考えるべきは、自分の本当の望みと、声優という道は諦めるということです。
. このあたりは、各々の自己顕示欲や承認欲求と密接に結びついた問題です。だからこその「生き方の選択」なのです。

 「昔うちの事務所に所属していた声優で、面白い男の子がいました。彼は、「僕は役者になんて別になりたくありません。僕はとにかく女の子にモテたいんです。顔は二枚目じゃないけど声はいいから、キャーキャー言われる手段として声優という仕事を選びました」と、マネージャーにはっきり宣言していたのです。

 声優の大塚明夫氏がなかなか深いことをおっしゃっている。
 職業選択にあたって、自己顕示欲や承認欲求が満たされるかどうかは、程度の差こそあれ、多くの人が考慮要素に入れているはずである。
 問題は、そのことを意識しているかどうかであり、このことに気づかないまま就職して、挫折を味わう人がなんと多いことか。
 声優業についていえば、大塚氏がいいたいのは、承認欲求があまりに強い人は声優には向かないということだろう。
 同じことは法曹にも言えるだろう。
 仕事の大半は書面作成や調査などのデスクワークであり、人からちやほやされる場面はあまりないように思う。
 ちなみに、私の修習時代、「弁護士になってモテてみたかったんです」と公言する人を見たことがあるが、今ではこういう人は絶滅危惧種なのではないだろうか。

 
コメント
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