Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

初心者の感想

2021年01月23日 06時20分57秒 | Weblog
最新作公開記念『3週連続エヴァンゲリオン』放送日決定!! アンバサダーにDAIGOさんが就任!

 先週の金曜日、たまたまテレビをつけたら『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 TV版』をやっていたので、途中から見た。
 ちなみに、私はこのアニメの名前は知っているが、観たことは一度もなく、まったくの「初心者」である。
 とはいえ、初心者であるがゆえに、先入観を免れていて核心を突いているということもあるので、感じたままを記しておこうと思う。
 初見の感想は、以下のようなもの。

・このアニメは、いわゆる「不条理パロディー」ではないかと思われる。
・主人公は、心身とも未熟なまま外界に放り出され、否応なく「使徒」との「戦闘」に参戦させられる。
・「使徒」の正体は不明であるし、その意図も全く不明であるが、差し当たり人類の「敵」であると認定されている。但し、その認定が正しいかどうかは検証されない。
・主人公は、モビルスーツのような「エヴァ」を操縦して「使徒」と闘う特別な能力を与えられている。但し、操縦能力は自ら身につけたものではなく、それが与えられた理由も不明である。生身では戦闘能力はない。
・「エヴァ」は、「国家」「会社」の暗喩かもしれない。
・「戦闘」は、受験競争、就活、出世競争 etc.のイニシエーションの暗喩かもしれないし、主人公は、「わが国・わが社の未来」を一方的に担わされた「国民」「幹部社員」の暗喩かもしれない。
・設定された「状況」は現実的ではないので、明らかに虚構または妄想である。
・仮に主人公がこれに気づけば、「状況」自体を否定・解消して不条理から逃れるという選択も考えられる。
・主人公が、アニメという虚構の世界内で「状況」を否定・解消するためには、発狂する(認識の消滅)か、あるいは死んでしまう(主体そのものの消滅)かという選択肢がある。

 こうして考えてくると、似たような設定のストーリーとしては、「フルメタル・ジャケット」が挙げられるだろう。
 さて、続きはどうなりますことやら?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする