Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

誰かに似ている

2021年10月31日 06時30分17秒 | Weblog
エフゲニー・キーシン ピアノ・リサイタル

 3年ぶりの来日。
 今回のツアーは、今年7月に98歳で亡くなった彼の唯一のピアノの師:アンナ・パヴロヴナ・カントール女史に捧げられている。
 幼少時に「天才」と呼ばれたピアニストは、年を取ると平凡な演奏を行うようになることも多いが、この人は全く違う。
 最近3回の来日公演について言えば、年を重ねるごとに上手くなっている印象である。
 2018年の来日公演では、リストのコンチェルト1番をズービン・メータの指揮で演奏していたが、演奏終了直後、メータが「ブラヴォ!」と叫んでいた。
 今回のパフォーマンスはそれ以上に素晴らしく、スタンディング・オベーションがやまない。
 演奏技術だけでなく身体的にも脂の乗り切った彼の姿を見ていて、ふと、「誰かに似て来たな」と感じた。
 そう、最近の写真を見ると分かるように、(とりわけ横顔が)バッハに似てきたのである。
 「天才少年」は、50歳を迎えて、なんとバッハに変身したのだろうか?
 
 
 
 
コメント
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